Depth Fantasia ギルド
というわけで,第3回は「ギルド」について紹介しよう。
オンラインRPGプレイヤーならお馴染みの用語であるこの"ギルド"。直訳すると"組合"という意味だが,ゲームでは主に「なんらかの目的を持って集まったプレイヤーの集合」と考えていいだろう。語弊があるが"チーム"と言い換えても,意味はさほど変わらないと思う。
たいていのオンラインRPGはギルドの活動というものがサポートされているものだが,このDepth Fantasia(DF)のそれは一味違う。なにが違うって,まず第一に
ギルドが"目に見えて大きくなる"
のだ。
そもそもギルドの建物自体一部の人にしか持つことができないのだが,その拠点はどんどんと大きくなっていくのだ。最初は1軒の山小屋並みの大きさだが,人数が増え,ギルドの資産が増え……どんどんと活動が大きくなるにつれ,ギルド自体の大きさが大きくなっていくのだ。UOでいうところのSmall HouseがLargeになり,Towerになり,Castleになり……と考えてもらえばイメージはつかみやすいだろうか。ありそうでなかった,なかなかに興味深いシステムだ。見てすぐ分かる大きいギルドというのも,なかなかに迫力あるものかも。
ちなみにギルドマスターは,ギルド運営費用の一部で貿易もできる。ギルドメンバーが多ければ多いほどお金を集めやすく,お金を集めやすければ運営もやりやすく,運営がやりやすければ利益も見込める("見込める"というだけだが……)というわけだ。アイテムの相場が安いときに入手し,高いときに売りさばく。ギルドマスター自体の技量も問われてしまうが,だからこそ面白いかもしれない。
また,地味ながらも
ギルドリストシステム
も見逃せない要素。
"ギルドリストってナニさ?" ギルドリストとは,そのギルドの会員名簿のようなものだ。ただ,さすがはオンラインゲームらしく,
・ギルドメンバー全員の情報(自己紹介入り)
・現在オンラインかオフラインか
が分かるようになっている。クエストに必要なメンバーを探すのもかなりラクちん。まぁ個人的には,街中で「だーれーかー」と叫ぶのもオンラインRPGの醍醐味ではないかとも思うのだが……。
ちなみにギルドには専用の掲示板も用意されるといういたれりつくせりな環境。当然ギルドメンバーしか見られないので,重要な話もOKだ。
先ほど"ギルドの建物自体一部の人にしか持てない"と書いたが,じゃあ建物が全部埋まってる状態だと新しいギルドを作っても意味なしかというとそんなことはない。
「あぁ,なるほど。欲しいギルドに戦争を挑んで奪うんですね」と考えるのが,(おそらく)普通のオンラインRPGプレイヤーだと思うが,DFのシステムは違う。
すべてのギルドに存在する,一体の守護神たる"ドラゴン"
を倒せばいいのだ。相手プレイヤーそのものを倒すわけではないことに注意。基本的には"PvP"(人間対人間)を嫌うことの多い日本ならではの仕様とでもいえるだろうか。リネージュなどとはまったく異なる思想の基に作られている。
ギルド自体は,建物(拠点)がなくとも設立できる。これを"浮遊ギルド"と呼ぶのだが,新ギルドはまずはここからスタートだ。浮遊ギルドには守護神はいるので,
・ギルドイベントをこなしたり
・メンバーを増やしたり
してドラゴンをどんどんと強くしていき,目指す拠点に戦いをいどんで奪い取るわけだ。守護神ドラゴンを倒すのは至難の技だが,見事倒せば拠点はあなたのものに!
以上見てきても分かると思うが,DFは,かなり「ギルド」が重要な位置を占めるのかもしれない。というより"仲間同士のギルドありき"でゲームが進んでいくような,そんな印象さえ受ける(ギルドイベントなどというものもあるようだし)。
管理人としては,いつもいつもソロで活動して"毎回毎回知らない人と遊びにいくのもまた楽しや"と思っているので(さすがにEQではそれは難しかったが……),そんな人でも十二分に楽しめるようなシステムが内包されることにも期待したい。続報を待て!
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