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AMD,フレームレート改善ソフト開発元の「HiAlgo」を買収。将来的にRadeon Softwareへの統合を目指す
AMDの発表によると,HiAlgoの技術は今後,ドライバソフト「Radeon Software」に組み込まれて,Radeon RXシリーズのユーザーに利点をもたらすという。Radeon SettingsからHiAlgoの技術を利用できるようになれば,GPUの性能不足をCPUで補ったり,プレイ開始後にフレームレートの低さを感じたとき,簡単な操作でゲーム解像度を一気に落としたりといったことが可能になるはずであり,ゲーマーに有意なメリットをもたらしてくれそうだ。
現在のところ,Radeon SoftwareによるHiAlgoの統合がいつ完了するのかといった,具体的なスケジュールは明らかになっていないが,できる限り早いタイミングで実現することを期待したい。
AMDによる当該プレスリリース(英語)
HiAlgo 公式Webサイト
AMD(米国本社:米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO:リサ・スー)は本日、ソフトウェア企業であるHiAlgoの買収を発表しました。HiAlgoは、「Radeon RX Series」のゲーム体験の一貫性とGPU効率の向上を支援する、独自のPCゲーミングテクノロジーを設計しているデベロッパーです。この買収は、Radeon Softwareでの将来にわたるゲームのイノベーションの基盤となり、「Radeon RX Series」を手にするユーザーへメリットをもたらします。
Radeon Softwareは、Radeonグラフィックスのパフォーマンス、機能、安定性を実現し、優れたユーザーエクスペリエンスをもたらします。本日発表した新製品「Radeon RX 480」に伴い、Radeon Software Crimson Editionに9つの新機能が加わりました。マルチGPU、ディスプレイ、電力効率の設定、刷新されたRadeon WattManのオーバークロックツールを含む新機能により、さらに管理しやすいコンピューティング・エクスペリエンスをユーザーにもたらします。
参考資料(英語):
- 本プレスリリースは、米国で発表されたプレスリリースの抄訳・簡易版です。リリース全文については原文(英語)をご参照ください。
- Radeon Softwareについての詳細:Radeon.com
- Radeonグラフィックス・カード Twitter
- 関連タイトル:
AMD Software
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