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バグ対策の進んだ「Radeon Software Adrenalin Edition 18.5.2」が登場
「Radeon Software Adrenalin Edition 18.5.1」はAPUにも対応する統合版ドライバだったが,今回のAdrenalin 18.5.2はGPUのみの対応となっているので,その点はお間違えなく。
→64bit版Windows 10用Adrenalin 18.5.2
→32bit版Windows 10用Adrenalin 18.5.2(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→64bit版Windows 7用Adrenalin 18.5.2
→32bit版Windows 7用Adrenalin 18.5.2(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用Adrenalin 18.5.2
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用Adrenalin 18.5.2(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 7用Adrenalin 18.5.2
→ノートPC向けの32bit版Windows 7用Adrenalin 18.5.2(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
「Display Driver Package」のバージョンは「18.10.19.01
英文リリースノートを見る限りアップデートはバグ修正のみで,最近のRadeon Softwareにあって珍しく新要素がないのは気になるところだが,その点についてAMDは,Adrenalin 18.5.2をVRタイトル「Budget Cuts」用のDay-1ドライバとして準備を進めていたという裏話を明らかにしている。土壇場でゲーム側がリリース延期となってしまったので,結果として小粒なものになったいうことなのだろう。
ただ,シェーダキャッシュが有効にならないことのある問題など,対象となるユーザーの多いバグへの対策が入っていたりするので,重要度は相応に高いとも言える。AMDがゲーマーに対してOptional版リリースの導入を推奨していることからしても,対象となるRadeonのユーザーには検討をお勧めしたいところだ。
ドライバのアップデート作業が自己責任となる点だけはご注意を。
#### 以下,英文リリースノートまとめ ####
●Adrenalin 18.5.2の対応GPU
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon R5 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
●Adrenalin 18.5.2の対応APU
- リリースノートに記載なし
●Adrenalin 18.5.2が統合するコンポーネント
(※比較対象はRadeon Software Adrenalin Edition 18.5.1)
- Display Driver Package:18.10.19.01-180529a-329361E-RadeonSoftwareAdrenalin(←18.10.16
-180516a -328911C -Radeon Software Adrenalin) - Radeon Settings:2018.0529.1444.24713
(←2018. 0516. 1451. 2490) - 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01334
- OpenGL:6.14.10.13521
- OpenCL:24.20.11019.1004(←24.20.11016.4)
- Mantle:9.1.10.0254
- Mantle API:102400
- Audio Driver:10.0.1.6
- Vulkan Driver:2.0.33(←2.0.20)
- Vulkan API:1.1.73(←1.1.70)
●Adrenalin 18.5.2における最適化
(※比較対象はRadeon Software Adrenalin Edition 18.5.1)
- リリースノートに記載なし
●Adrenalin 18.5.2における新要素
- リリースノートに記載なし
●Adrenalin 18.5.2Q2 2018で解決した問題
- 「Sea of Thieves」を起動するとスプラッシュスクリーンの表示後にアプリケーションがクラッシュしたりハングしたりすることのある問題
- 「The Crew」をプレイすると,日中のシーンで輝度がおかしくなったり画面が白くなったりすることのある問題
- 「Shadeer Cache」(シェーダキャッシュ)が有効にならなかったり,ゲームで正しくシェーダをキャッシュしなかったりすることのある問題
- FreeSync対応ディスプレイでゲーム用にFreeSyncを有効化すると画面に何も表示されなくなることのある問題
- 「Warhammer: Vermintide 2」でゲーム側の解像度設定を変更しようとするとアプリケーションがハングすることのある問題
- 「Arizona Sunshine」でゾンビのテクスチャが描画されないことのある問題
- 関連タイトル:
AMD Software
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