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「Windows 10 May 2020 Update」に対応した「Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.5.1」が公開に
本バージョンは,WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,Microsoftが北米時間5月27日に配布をスタートした「Windows
Windows 10 May 2020 Updateでは,Xbox Series Xと共通の「DirectX 12 Ultimate」をサポートするのだが,Adre
その他には,スマートフォンでPCゲームをリモートプレイする「AMD Link」のXInputエミュレーションが更新されたそうだ。更新されたAMD Linkで初回プレイ時には,デバイスマネージャに「Xbox 360コントローラ」としてXInputエミュレーションのドライバが登録されるそうなので,ドライバレベルのエミュレーションに切り替えたようである。これにより,現在および将来リリースされるゲームとの互換性が高まるとのことだ。
いつものように多数の不具合の対応も行われている。AMDは,ゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであればAdre
なお,ほとんどの4Gamer読者には影響がなさそうであるが,Adre
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
いつもどおり,英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 2020 20.5.1の対応GPU
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon R5 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M400・M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
●Adrenalin 2020 20.5.1の対応APU
- Ryzen 3000Gシリーズ
- Ryzen 2000Gシリーズ,Athlon 200GEシリーズ
- Ryzen PRO 2000Gシリーズ,Athlon PRO 200GEシリーズ
- A-Series APUs with Radeon Graphics
- Pro A-Series APUs with Radeon Graphics
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon Mobile Pro ces sors with Radeon Vega Graphics - Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon PRO Mobile Proces sors with Radeon Vega Graphics - ノートPC向けFX-Series APUs with Radeon Graphics,
A-Series APUs with Radeon Graphics - ノートPC向けA-Series PRO APUs with Radeon Graphics
- Sempron Series APUs with Radeon R3 Graphics
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Desktop
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Laptop
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
●Adrenalin 2020 20.5.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdre
- Display Driver Package:20.10.17.01-200525a-355166E
-Rad eon Soft ware Adre nalin 2020 (←19. 50. 29. 27- 200 421a- 354 308E- Rad eon Soft ware Adre nalin 2020) - Radeon Settings:2020.0525.1419.25779(←2020.0421.1645.30151)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01443(←9.14.10.01432)
- OpenGL:26.20.11000.13596(←26.20.11000.13587)
- OpenCL:記載なし
- Mantle:記載なし
- Mantle API:記載なし
- Audio Driver:10.0.1.12
- Vulkan Driver:2.0.137
- Vulkan API:1.2.133
●Adrenalin 2020 20.5.1における最適化
- 記載なし
●Adrenalin 2020 20.5.1における新要素
- Windows 10 May 2020 Updateに対応
- AMD LinkのXInputエミュレーションを刷新
●Adrenalin 2020 20.5.1で解決した問題
- ハイブリッドグラフィックス構成のシステムで,Radeon Softwareがクラッシュまたはハングアップすることのあった問題
- 限られたディスプレイで(原文は「On a limited number of displays」,マルチディスプレイ構成の一部のディスプレイという意味か)ゲームを起動すると断続的に画面が黒くなりシステムを再起動する必要のあった問題
- AMD Linkの接続がランダムまたは断続的に途切れることのあった問題
- 「Destiny 2」プレイ中タスク切換えを実行するとゲームがハングアップしたり画面が黒くなることのあった問題
- Radeon RX 5700シリーズで「Performance Metric Overlay」に誤ったメモリクロックが表示されることのあった問題
- Radeon RX 5500シリーズを用いた一部のハイブリッドグラフィックス構成のPCで,ドライバインストール時にブルースクリーンが発生することのあった問題
- 「Instant Replay」とデスクトップ録画が有効になっている状態でシステムのディスプレイがタイムアウトするかスリープ状態になるとグラフィックスメモリ使用量が増大することのあった問題
- 「Geekbench 5」のVulkanテスト実行時に,VIDEO TDRエラーが発生したり画面が黒くなることのあった問題
- 一部のシステム構成で「League of Legends」プレイ中に,タスクスイッチを実行すると表示に引っかかり(Hitching)が生じることのあった問題
- 「Sniper Elite 4」プレイ中に「Radeon Overlay」を呼び出すと,ゲームが最小化してしまうことのあった問題
- Radeon Softwareでプロファイルを何度も素早くクリックすると,標準プロファイルが適用されてしまうことのあった問題
- 「Radeon Boost」を有効化していると,「Grand Theft Auto 5」でマウスを動かしたときにライティングが破綻することのあった問題
- Radeon Boostを有効化していると,「Shadow of Tomb Raider」でマウスを動かしたときに画面右下隅のテクスチャが破損することのあった問題
- ハイブリッドグラフィックス構成の一部で,「Red Dead Redemption 2」が起動しないことのあった問題
- Radeon VII搭載システムの一部でメモリチューニングが適用できないことのあった問題
- Radeon Softwareの「アップグレードアドバイザー」タブに,「要件を取得できません」というエラーメッセージが表示されることのあった問題
- Radeon SoftwareのパフォーマンスタブでGPU情報(GPU Metric)の読み込みに失敗することのあった問題
- 「Radeon Anti-Lag」を有効化した状態で「Star Wars Jedi: Fallen Order」および「Control」を起動すると,ハングアップすることのあった問題
●Adrenalin 2020 20.5.1における既知の問題
- Radeon RX VegaシリーズおよびRadeon VIIでゲーム実行中にPerformance Metric Overlayを開くと,パフォーマンスが低下することがある
- Radeon RX 5000シリーズでInstant Replayを有効化すると,一部のゲームで表示に引っかかり(Hitch)が生じることがある
- 一部のゲームやシステム構成で「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすることで,この問題を一時的に回避できる
- マルチディスプレイ構成のシステムで,「Microsoft Edge」ブラウザを使って長時間ビデオを再生すると,システムがハングアップしたりクラッシュすることがある
- Radeon RX 5700シリーズでは,Performance Metric Overlayや「Wattman」でアイドル時に実際より高いクロックが表示されることがある。しかし,表示が誤っているだけで,消費電力や性能に影響はない
- Radeon RX 5000シリーズでは,一部のゲームを長時間プレイするとゲームプレイが断続的に途切れることがある
- Radeon RX Vegaシリーズで[Alt]+[Tab]キーを押してタスクの切り替えを実行すると,システムがクラッシュしたり,VIDEO TDRエラーが生じることがある
- HDRを有効化すると一部のゲームタイトルやデスクトップで表示の破損が断続的に発生することがある
- Radeonシリーズを搭載する一部のシステムは,ゲームを長時間プレイすると画面が黒くなったりシステムがハングアップする可能性がある。AMDはこの問題の報告を調査し続けている
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