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「Razer Raiju Ultimate」と「Razer Raiju TE」が登場。PS認定取得のPS4用ワイヤレス&ワイヤード接続両対応ゲームパッド
直販サイトでは発表と同時に発売が始まっており,価格は順に199.99ドル,149.99ドル,129.99ドル(いずれも税別)となっている。
Raiju UltimateとRaiju TEはBluetoothによるワイヤレス接続とUSBケーブルによるワイヤード接続に対応する製品,Thresher PS4は2.4GHz帯を用いたワイヤレス接続と3.5mmステレオミニ端子によるワイヤード接続に対応した,2chステレオ出力タイプの製品となっている。
世界市場では2018年秋に発売予定で,日本でも時期未定ながら発売予定となっている3製品を順にチェックしてみよう。
Raiju Ultimate
Raiju無印でQuick Control Panelがあったところは直線的なデザインになって,Quick Control Panelはここに埋め込まれた |
参考までに,こちらはRaju無印。こちらではQuick Control Panelが中央のところで下に向かって張り出している |
本体奥側側面のボタンおよびトリガー配列 |
2017年に登場したPS4用のワイヤードゲームパッド「Razer Raiju」(以下,Raiju無印)と比べると,本体デザインはとくにグリップ部で丸みを帯びて,よりXbox Wireless Controllerに近い形状となった。Raiju無印だと左右両グリップに挟まれたところ――あるいは「左右アナログスティックの手前」――に,接続したヘッドセットの入出力音量調整や,操作入力用ボタンへの機能割り当て変更を行う「Quick Control Panel」があって張り出していたのが,本体に統合されたことで,余計にXbox Wireless Controller風な印象を強くしている。
DUALSHOCK 4互換の入力系をすべて用意しつつ,[L1/L2]トリガーよりも本体中央よりの奥側側面に[M1/M2]ボタンを用意するのはRaiju無印と同じである一方,Raiju無印で特徴的だった背面側の着脱式トリガーボタンがグリップの根元付近にある,着脱不能な平たいボタンに変わったのも外観上の見どころと言えるだろう。
「なら本体背面にある,いかにもロックを外せそうな2つのスライダーは?」と思うかもしれないが,これはXbox One用のワイヤレス&ワイヤード対応ゲームパッド「Razer Wolverine Ultimate」(以下,Wolverine Ultimate)にもあった「Trigger Stop」で,要は[LT/RT]トリガーのストロークを調整するための機構である。
いずれも詳細は明らかになっていないが,前者は柔らかな押し心地と「入力が入ったこと」を指先で確認できる反応を両立させてあるという。後者は公開されているイメージCGを見る限り,「アナログスティックは高さおよび頭頂部の形状違いで3種類,D-Padはハットスイッチと十字キーの2種類からそれぞれ選択できる」という,Wolverine Ultimateの仕様を踏襲している可能性が高い。
もう1つ,Quick Control Panelを使うことなく,専用のモバイルアプリから各種カスタマイズを行えるようになった点も重要なアップデートと紹介できそうである。
やはり詳細は明らかになっていないのだが,Google PlayもしくはApp Storeから無償で入手できるアプリから最大500以上ものプロファイルを作成してクラウドに保存できるうえ,その中から最大4プロファイルを本体側のフラッシュメモリへ登録すれば,それらを(おそらくQuick Control Panelから)自由に切り換えられるという。
プロファイルとして設定できる内容には,ボタン機能のほか,左右アナログスティックの感度,そして前述したRazer Chroma対応のLEDも含み,LEDにはボタン操作や内蔵する振動機能と同期した照明効果も設定できるとのことだ。
なお,床置き時の公称サイズは約155(W)
RazerのRaiju Ultimate製品情報ページ(英語)
●Raiju Ultimateの主なスペック
- 基本仕様:BluetoothワイヤレスおよびUSBワイヤード両対応タイプ
- 対応プラットフォーム:PC,PlayStation 4
- 左右アナログスティック:DUALSHOCKレイアウト(※高さおよび形状のカスタマイズに対応)
- D-Pad:十字キー/ハットスイッチ(※カスタマイズにより切り替え可能)
- メインボタン:DUALSHOCKレイアウト(※Mecha-Tactile Action Buttons機構採用)
- バンパーボタン:搭載
- トリガー:アナログ式,ストローク調整対応
- 追加ボタン:[M1/M2/M3/M4]ボタン
- ボタンへの再割り当て:対応(※Quick Control Panelおよびモバイルアプリによる)
- LEDイルミネーション:搭載(※Razer Chroma対応)
- 設定内容保存用フラッシュメモリ:搭載
- ヘッドセット接続端子:搭載(※3.5mmミニピン×1)
- 公称本体サイズ:約155(W)
×106(D) ×66(H)mm(※床置
時) - 公称本体重量:約370g(※ケーブル含まず)
- 公称ケーブル長:約3m
- バッテリー駆動時間:未公開
- 主な付属品:交換用アナログスティック,交換用D-Pad
- 保証期間:1年間
- 直販価格:199.99ドル(税別)
- 発売予定時期:2018年8月20日(※直販),2018年10月(※世界市場),未定(※日本市場)
Raiju TE
まず重要なのが公称サイズと重量で,Raiju TEは約159.4(W)
また,Quick Control Panelと,Razer Chroma対応のLEDイルミネーション,アナログスティックおよびD-Padの交換機能がなくなり,専用モバイルアプリで登録した最大500以上ものプロファイルのうち,本体側のフラッシュメモリへ保存できるのは1つだけとなっている。
下位モデルというよりは,Xbox Wireless Controller風デザインと軽さに惹かれる人向けという印象だ。
RazerのRaiju TE製品情報ページ(英語)
●Raiju TEの主なスペック
- 基本仕様:BluetoothワイヤレスおよびUSBワイヤード両対応タイプ
- 対応プラットフォーム:PC,PlayStation 4
- 左右アナログスティックXbox Wireless Controllerレイアウト
- D-Pad:十字キー/ハットスイッチ(※カスタマイズにより切り替え可能)
- メインボタン:DUALSHOCKレイアウト(※Mecha-Tactile Action Buttons機構採用)
- バンパーボタン:搭載
- トリガー:アナログ式,ストローク調整対応
- 追加ボタン:[M1/M2/M3/M4]ボタン
- ボタンへの再割り当て:対応(※モバイルアプリによる)
- LEDイルミネーション:非搭載
- 設定内容保存用フラッシュメモリ:搭載
- ヘッドセット接続端子:搭載(※3.5mmミニピン×1)
- 公称本体サイズ:約159.4(W)
×104(D) ×65.6(H)mm(※床置き時) - 公称本体重量:約322g(※ケーブル含まず)
- 公称ケーブル長:約2m
- バッテリー駆動時間:未公開
- 主な付属品:交換用アナログスティック,交換用D-Pad
- 保証期間:1年間
- 直販価格:149.99ドル(税別)
- 発売予定時期:2018年8月20日(※直販),2018年10月(※世界市場),未定(※日本市場)
Thresher PS4
バッテリーを内蔵する本体の公称重量は約402gと重めだが,形状記憶タイプのイヤークッションが頭の形状にフィットするようになっており,長時間の装着でも快適性を維持できるとのこと。また,メガネを装着している場合にはクッションがつるの形に合わせて凹むため,メガネとの相性もいいそうだ。
操作系はエンクロージャの装着時下側側面に並ぶ仕様。搭載するスピーカードライバーは50mm径で,周波数特性は12Hz〜28kHzとなっている。
RazerのThresher PS4製品情報ページ(英語)
●Thresherの主なスペック
- 基本仕様:ワイヤレス&ワイヤード両対応タイプ,密閉型エンクロージャ採用
- 公称本体サイズ:約196(W)
×214(D) ×104.8(H)mm(※横置き時) - 公称本体重量:約402g
- 接続インタフェース:4極3.5mmミニピン
- 搭載ボタン/スイッチ:ヘッドフォン出力音量調整ダイヤルおよび出力ミュート切り替えスイッチ(※右耳用エンクロージャ側),マイク入力音量調整ダイヤルおよびマイク入力ミュート切り換えスイッチ(※左耳用エンクロージャ側),電源ボタン(※左耳用エンクロージャ側)
- 主な付属品:USBワイヤレスアダプター,アナログケーブル(※インラインリモコンによるヘッドフォン出力音量調整およびマイク入力ミュート切り換えに対応)
- 公称ケーブル長:3.5m
- 対応ハードウェア:PC,PS4,Nintendo Switch(※アナログ接続のみ),3.5mmミニピン端子搭載スマートデバイス(※アナログ接続のみ)
- バッテリー駆動時間:最大16時間
- 保証期間:1年間
- メーカー想定売価:129.99ドル(税別)
- 発売予定時期:2018年8月20日(※直販),2018年10月(※世界市場),未定(※日本市場)
- 周波数特性:12Hz〜28kHz
- インピーダンス:32Ω(@1kHz)
- 出力音圧レベル:未公開
- スピーカードライバー:50mm径
- 方式:未公開
- 周波数特性:10Hz〜10kHz
- 感度:−38±3dB(@1kHz 1V/Pa)
- インピーダンス:未公開
- S/N比:55dB未満
- 指向性:あり(※単一)
- ノイズキャンセリング機能:未公開
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