Razer，第9世代Core搭載の「Blade Pro 17」「Blade 15」を国内販売。「Blade Stealth」の4Kモデルも登場

　Razerは7月12日，2019年4月に世界市場へ向けて発表となったゲーマー向けノートPC「Razer Blade 15」と「Razer Blade Pro 17」を，同日に国内発売すると発表した。国内モデルでは，Nキーロールオーバー対応のキーボードが日本語配列になっている点が，海外モデルとの大きな違いだ。
　両シリーズとも，CPUに6コア12スレッド対応の「Core i7-9750H」を，GPUにGeForce RTXシリーズを搭載する点や，メインメモリ容量が8GB×2となっている点，筐体サイズなどの仕様は，海外モデルと変わらない。
　以下，本稿ではシリーズ国内モデルのラインナップを簡単に紹介しよう。

Razer Blade 15

　15.6型モデルの「Razer Blade 15」では，本体の厚さが19.9mmで，スペックがやや控えめな「Razer Blade 15 Base Model」（以下，Blade 15 Base Mode）と，厚さが17.8mmでやや薄く，より高いスペックを備えた「Razer Blade 15 Advanced Model」（以下，Blade 15 Advanced Model）をラインナップする。それぞれの概要とメーカ小売希望価格は以下のとおりだ。

• Blade 15 Advanced Model 日本語レイアウト (4K／60Hz OLED，RTX 2080 Max-Q)：39万9800円（税込43万1784円），ストレージ容量512GB SSD（PCIe 3.0 x4接続），重量2.19kg
• Blade 15 Advanced Model 日本語レイアウト (フルHD／240Hz IPS，RTX 2080 Max-Q)：35万7800円（税込38万6424円），ストレージ容量512GB SSD（PCIe 3.0 x4接続），重量2.15kg
• Blade 15 Advanced Model 日本語レイアウト (フルHD／240Hz IPS，RTX 2070 Max-Q)：30万9800円（税込33万4584円），ストレージ容量512GB SSD（PCIe 3.0 x4接続），重量2.15kg
• Blade 15 Advanced Model 日本語レイアウト (フルHD／144Hz IPS，RTX 2060)：24万9800円（税込26万9784円），ストレージ容量512GB SSD（PCIe 3.0 x4接続），重量2.15kg

　Blade 15 Advanced Modelは，解像度1920×1080ドットで垂直最大リフレッシュレート240Hz対応の液晶パネルを採用する製品と，解像度3840×2160ドットで60Hz対応の有機ELパネルを採用する製品を投入する。
　GPUとして前者にはGeForce RTX 2080 with Max-Q Design（以下，RTX 2080 Max-Q）またはGeForce RTX 2070 with Max-Q Design（以下，RTX 2070 Max-Q）を，後者にはRTX 2080 Max-Qを採用するのが特徴だ。それに加えて，内蔵の無線LAN機能がWi-Fi 6（IEEE 802.11ax）に対応するのもポイントといえよう。

Blade 15 Advanced ModelはフルHD，240Hzの高速パネルを採用したモデル（左）と，4K，60HzのOLEDを採用したモデルを投入（右）。フルHDはノングレア，4Kモデルはグレアパネルとなっている

キーボードは日本語配列となっている。キーごとにRGB LEDによるバックライトを備え，Chromaライティングに対応する

　一方のBlade 15 Base Modelは，GPUにGeForce RTX 2060（以下，RTX 2060）を搭載。ディスプレイパネルは，解像度が1920×1080ドットで，垂直リフレッシュレート144Hz対応のノングレアIPS液晶パネルを採用する。また，Gigabit Ethernet対応の有線LANポートを搭載する点も特徴だ。

Blade 15 Base ModelはフルHD，144Hz対応のパネルを採用

Blade 15 Base Modelのキーボードバックライトはシングルゾーンの設定のみ

インタフェースはUSB 3.1 Gen.1 Type-A×3とThunderbolt 3，HDMI 2.0b，そしてGigabit Ethernet対応の有線LANポートを搭載する

Razer Blade Pro 17

　17.3型モデルの「Razer Blade Pro 17」（以下，Blade Pro 17）は，RTX 2060搭載モデルとRTX 2080 Max-Q搭載モデルがラインナップされた。ディスプレイはともに解像度1920×1080ドットで，垂直最大リフレッシュレート144Hz対応の液晶パネルを採用。ストレージは容量512GBでPCIe 3.0 x4接続のM.2 SSDを標準で搭載している。

• Razer Blade Pro 17 日本語レイアウト（フルHD／144Hz IPS，RTX 2080 Max-Q）：37万5800円（税込40万5864円），ストレージ容量512GB SSD（PCIe 3.0 x4接続），重量2.75kg
• Razer Blade Pro 17 日本語レイアウト（フルHD／144Hz IPS，RTX 2060）：29万5800円（税込31万9464円），ストレージ容量512GB SSD（PCIe 3.0 x4接続），重量2.75kg

Blade Pro 17のディスプレイパネルはフルHD，144Hz対応のみ

日本語配列のキーボードはテンキーレス。フットプリントの大きさを生かして，タッチパッドも大きめのサイズを採用する

インタフェースはUSB 3.2 Gen.2 Type-A×3，USB 3.2 Gen.2 Type-C×1，HDMI 2.0b，2.5Gb Ethernet対応の有線LANポート，UHS-III対応のSDカードスロットを搭載

Razer Blade Stealth 13 4Kモデル

　また，Razerは同時に，薄型モバイルノートPC「Razer Blade Stealth 13」の新モデルとして，2019年2月発売のラインナップには含まれていなかった4Kモデルを追加した。液晶パネルの垂直最大リフレッシュレートは60Hz。
　CPUに4コア8スレッド対応の「Core i7-8565U」を，GPUに「GeForce MX150」を搭載するといったスペックは，既存製品と同様だ。メインメモリの容量は8GB×2で，ストレージは容量512GBでPCIe 3.0 x4接続のM.2 SSDを採用する。
　

• Razer Blade Stealth 13 Graphics 4K Model 日本語レイアウト（4K／60Hz，GeForce MX150）：22万9800円（税込24万8184円），ストレージ容量512GB SSD（PCIe 3.0 x4接続），重量1.38kg

Razer Blade Stealth 13 Graphics 4K Model。すでにフルHDモデルは発売済み

Razer日本語公式Webサイト