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Razer,背面に8×8ドットのLEDディスプレイを備えた「魅せる」マイク「Siren Emote」を発表
視聴者へ見せることを意識した実況配信者向けのPC周辺機器は,今や珍しいものではないが,視聴者側からは見えるが,実況者側からは見えないマイクの背面側にカラーLEDディスプレイを備えたマイクというのは,世界初であるとRazerは主張している。
「8-bit Emoticon LED display」と呼ばれるこのディスプレイは,名前のとおり,8×8ドット,色数は最大約1677万色のアイコン「Emote Icon」を表示するためのもので,標準では100種類ものアイコンを用意しているという。「Emote Engine」と称するシステムで制御されるこのアイコンは,たとえば実況配信中に視聴者が「Like」(いいね)や寄付を送ると,それを検知してアイコンを変えたり,アニメーションさせたりできるそうだ。
また,「Razer Streamer Companion App」という専用アプリケーションを使用して,アイコンを独自に作成することも可能である。
マイクそのものの仕様は,2017年に登場した「Razer Seirēn X」(以下,Siren X)をベースにした改良型のようで,1本足のスタンドにマイクを乗せた外観や,マイク内部に内蔵したショックマウント構造,そしてカージオイド型を最適化した指向性といった特徴は変わっていない。
ただ,マイクのスペックを見ると,若干だが感度が上がっているほか,指向性のパターンがSiren Xの「Super-Cardiod」から,Siren Emoteでは「Hyper-Cardioid」に変わっているので,完全に同じマイクというわけではないようである。また,スタンドも,前後に角度を調整できるだけでなく,マイク本体の高さを上げる機能も加わっており,背面ディスプレイがより見えやすい高さにすることが可能だ。
価格や機能からして,誰にでも勧められるようなマイクではないが,顔出しでの実況配信を行っている配信者であれば,ちょっと気になるアイテムではないだろうか。
●Seiren Emoteの主なスペック
- 基本仕様:USB接続ワイヤードタイプ
- サンプリング周波数:44.1〜48kHz
- ビットレート:16bit
- 周波数特性:100Hz〜20kHz
- 感度:20mV/Pa
- インピーダンス:未公開
- S/N比:110dB
- 指向性:カージオイド(Hyper-Cardioid)
- 接続インタフェース:USB×1,3.5ミニピン入力×1
- 搭載ボタン/スイッチ:マイク入力音量調節ダイヤル,マイクミュートボタン
- 本体サイズ:未公開
- 重量:未公開
- ケーブル長:未公開
- 主な付属品:グースネックエクステンダー,デスクスタンドベース,USB Micro-Bケーブル
- 対応OS:Windows 10/8.x/7
RazerのSeiren Emote製品情報ページ
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