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Razer,同社初のゲーマー向けチェア「Iskur」や薄型ノートPC「Blade Stealth 13」のTiger Lakeモデルなど多数の新製品を発表
本稿では,発表となったハードウェア新製品を簡単に紹介しよう。
Razer Iskur
Razer初のゲーマー向けチェアであるIskurは,大型のランバーサポート(腰の後ろに置くクッション部分)を備えたレーシングシート風の椅子である。北米市場向けの価格は499ドル(約5万2700円)だ。なお,Razer製品だからといって,光ったりはしない。
特徴であるランバーサポートは可動式で,ユーザーが好む角度に調整できるのが大きな見どころである。
座面や背もたれの表面は合皮製で,Razerのシンボルカラーの緑色で縁取られている。背もたれの角度や肘掛けの高さを調整するといった,ゲーマー向けチェアでは一般的な機能は,どれも備えているようだ。
Razer Blade Stealth 13
Razer Blade Stealth 13(以下,Blade Stealth)は,同名製品の2020年前半モデルをベースに,搭載CPUを最新のノートPC向け第11世代Coreプロセッサ(開発コードネーム Tiger Lake)に変更したノートPCだ。北米市場向けの価格は1799.99ドル(約19万円)からとなっている。
搭載CPUは,4コア8スレッド対応の「Core i7-1165G7」で,搭載GPUは,2020年前半モデルと同じノートPC向け「GeForce GTX 1650 Ti」だ。ディスプレイとして,13.3インチサイズで解像度1920×1080ドット,最大リフレッシュレート120Hzの液晶パネルを採用するモデルと,同じサイズと解像度で最大リフレッシュレート60Hz,タッチパネル対応の有機ELパネルを採用するモデルの2製品をラインナップしている。
Razer Tomahawk
「Razer Tomahawk」(以下,Tomahawk)は,ATXモデルおよびMini-ITXモデルのPCケースである。2020年1月に発表となった当時は,Intel製の超小型ベアボーンPCキット「NUC」をベースにした小型ゲームPCであったが,結局はシンプルなPCケースとなったようだ。
北米市場向けの価格は順に199.99ドル(約2万1100円),179.99ドル(約1万9000円)となっている。
サイズや対応マザーボードの違いを除けば,両モデルとも基本的な要素は共通で,強化ガラス製の両側面パネル,側面前方から吸気して上面から排気するエアフロー構造,底面に装備したRazer Chroma対応カラーLEDが特徴となっている。
Razer Kraken Kitty Edition
Razer Kraken BT Kitty Edition
「Razer Kraken Kitty Edition」(以下,Kraken Kitty)は,ピンクのボディとヘッドバンドに備えた猫耳型の突起が特徴のヘッドセット新製品だ。USB接続型ワイヤードタイプのKraken Kittyと,Bluetooth接続対応の「Razer Kraken BT Kitty Edition」(以下,Kraken BT Kitty)の2製品をラインナップしている。
国内向けの税別直販価格は,Kraken Kittyが1万8088円,Kraken BT Kittyが1万2880円となっている。
外観は極めて似ているが,ワイヤードのKraken Kittyは,50mm径の内蔵スピーカードライバや,ノイズキャンセリング機能付きマイクの搭載,バーチャルサラウンドサウンド技術「THX Spatial Audio」にも対応するなど,既存のヘッドセット「Razer Kraken Ultimate」相当の機能を備えている。
一方のKraken BT Kittyは,内蔵するスピーカードライバが40mm径でバーチャルサラウンドサウンド技術にも対応しないなど,中身は別物と言っていい。
Razer Seiren Mini
「Razer Seiren Mini」(以下,Seiren Mini)は,同社の実況配信者向けUSB接続型マイクであるSeirenシリーズの小型版といった製品だ。高さは6.4インチ(約16.26cm),スタンド部分の幅は3.5インチ(約8.9cm)と,手狭な机にも置きやすいサイズとなっている。
国内向けの税別直販価格は5988円と,比較的手の届きやすい価格であることもポイントだ。
「Black」と「Mercury」,「Quartz」という3色のカラーバリエーションを最初から用意している点も,今までのSeirenシリーズとは異なる要素である。
「Supercardioid」と称する指向性や,マイク内部にはショックマウント機構を備えた構造自体は,既存製品である「Razer Seiren X」を踏襲しているようだ。
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