広告企画
【PR】低価格アーケードスティックの実力はいかに? バッファロー「BSGPAC01BK」で,めくるめく格闘ゲームライフを始めよう
そのうえ先日には,「ストリートファイタークロス鉄拳」(PlayStation 3/Xbox 360),「鉄拳クロスストリートファイター」(プラットフォーム未定)が発表されており,まだまだ勢いは止まりそうにない。
格ゲーをより楽しもうと考えたとき,必要となってくるのがアーケードスティックだ。家庭でゲームセンターさながらの操作感を実現してくれるこのデバイスは,格闘ゲーマーにとって必須といえるアイテム。もちろん格闘ゲームのほかにも,STGなど精密な操作が要求されるタイトルでも大活躍だ。コアゲーマーなら,一家に一台,いやハードごとに一台は用意しておきたいものである。
とはいうものの,アーケードスティックはゲーム周辺機器の中でも,総じて値が張る部類のものである。上は3万円の高級機から,下を見たって5000円くらいはする。価格相応の価値はあるものの,気軽に購入できるものであるかというと,多くの人にとって若干躊躇せざるを得ないくらいであるのも事実だろう。
そこに登場したのが,バッファローコクヨサプライが販売する本製品「BSGPAC01BK」である。定価には5617円(税込)だが,実勢価格はさらに安い。メーカー直販サイト「バッファローダイレクト」の販売価格は3980円(税込)と,アーケードスティックの中では群を抜いて安価な製品となっている。
となると気になってくるのがその使い勝手だ。いくら安価でも,使い物にならないような製品はノーサンキュー。高価なアーケードスティックがそれでも人気なのは,安い製品では満足できないプレイヤーが多いことの裏返しなのだ。
本稿では,そんな本機の使い勝手について,詳しくチェックしていく。価格に関しては文句なしなので,あとはどれだけ使い勝手が良いものなのかだ。本製品の購入を検討している人は,ぜひ参考にしてみよう。
バッファローコクヨサプライ「BSGPAC01BK」製品情報
バッファローダイレクトの「BSGPAC01BK」販売ページ
基本仕様をまとめておこう
まずは基本仕様からみていこう。本機は,PCおよびPlayStation 3に対応する,3軸13ボタンのPOV(ハットスイッチ)付アーケードスティックだ。
ボタンの配置は,いわゆるブラスト配置(アーケード筐体「ブラストシティ」準拠)に近いものの,それよりも並びのカーブが緩いため,独自の配置といってよい。
天面のボタン表記は,1から10までの数字で表記されており,PC接続時にはこれがドライバ上のボタンナンバーに一致する。PCで使用する際には分かりやすいが,PS3で使う場合は,どれが当てはまるのか,一見では分からない。
ちなみに実際に接続してみると,数字の小さい方から×/○/R2/L2/□/△/R1/L1/SELECT/SATARTという配置になっている。これは他社製品を含め,アーケードスティックの標準的なボタン配置である。
天面左上に並んでいるのは,左からMODE/TURBO/PS/L3/R3の各ボタン。
MODEはレバーの操作軸を,左アナログスティック/十字キー/右アナログスティックで切り替えられる。TURBOボタンは連射を設定するボタン。TURBOボタンと同時に1〜12のボタンを押すことで,そのボタンに連射を設定できる。連射のスピードは,だいたい秒間30発前後のようだ。
なお,PSボタンはそのままゲームパッドのPSボタンに対応するものの,本機からPS3本体を直接起動することはできない。ここは注意しておこう。
対応情報 | |
---|---|
対応機種 | USBインタフェースを標準搭載する下記機種 ・PC ・PlayStation3(システムソフトウェアVer.1.50以降) ※本製品はバッファローコクヨサプライのオリジナル商品であり,ソニー・コンピュータエンタテインメントのライセンス商品ではない。 |
対応OS | Windows 7(32bit/64bit) / Vista(32bit/64bit) / XP / 2000 ※要DirectX9.0c以降 |
製品仕様 | |
---|---|
インターフェース | USB2.0 / 1.1 ※本製品はUSB1.1で動作 |
機能 | 連射機能 |
ボタン | 十字レバー,メインボタン(1/2/3/4/5/6/7/8),右上サブボタン(9/10),左上サブボタン(11/12/13),MODEボタン、TURBOボタン |
ケーブル長 | 1.8m |
本体寸法 | W305×H225mm×D119(ケーブル含まず) |
本体重量約 | 1760g |
パッケージ寸法 | W330×H270mm×D150 |
パッケージ重量 | 約2160g |
動作環境温度 | 5℃〜40℃,湿度5%〜90%(結露なきこと) |
製品構成 | 本体,取扱説明書 |
なにより気になる操作感
スパ4で小一時間対戦してみた結果は?
本機のボタンとレバーは,バッファローコクヨサプライオリジナルのものが採用されている。中でもボタンはかなり“固め”の印象だ。アーケードで実際に使用されているボタンには,入力が柔らかい三和ボタンと,固めのセイミツボタンがあるが,本機のボタンはそれよりも更に固い。ストローク自体も長めなのだが,ボタンの押しはじめ,浅い部分にカチっとしたクリック感があり,入力がはっきりと実感できる仕上がりとなっている。
これは押し間違える心配がないという意味では良点といえるものの,“押したつもりなのに入力されなかった”というミスに繋がる心配がある。とくにアーケードのボタンに慣れきっている人には,少々違和感があるかもしれない。
本機オリジナルのボタン。反応が浅く,強いクリック感がある |
左が本機の30mm径レバーボール,右が一般的な35mm径「LB-35」(税込136円) |
レバーの方は,多少ストロークが短く感じるものの,ボタンほどの違和感は感じられない。カチカチという反応もしっかりあって,概ね好感が持てる仕様となっている。
ただ,レバーに付いているボールのサイズが若干小さめなことには注意しておきたい。本機のボールは直系30mmのものが使われているため,35mmが標準のアーケード筐体に慣れていると,こちらも多少の違和感があるかもしれない。
プレイし始めこそ失敗が目に付いたものの,慣れてしまえばどうということはない。1フレームの目押しが要求される高難度のコンボも,かなりの確率で成功するようになった。
この手のタイミングの微調整は本機に限らず,アーケードスティックやディスプレイなど,プレイ環境を変えたときには常について回る要素である。ただこのあたりは個人差の大きい部分ではあるので,参考程度に考えてほしい。
続いてランクマッチにてネットワーク対戦も試してみたが,プレイ中はほとんど違和感を感じることはなかった。一回だけ「ん?」と感じたのが,Pコマンドを入力したつもりが,登りジャンプPに化けてしまったことがあった。恐らくボールの直径の関係で,入力が行き過ぎてしまったものと考えられる。レバーについても,やはり少しの慣れは必要ということだろう。
PCにも接続してみた
PS3だけではなく,PCでも使用してみよう。本機をWindows 7環境に接続すると,とくにドライバのインストールなども必要なく,コントロールパネル上で「BSGPAC01」と認識される。レバー操作切り替え(X-Y軸/Z軸/POV)や,連射などの補助機能も,もちろんそのまま使用可能だ。
最近は,アクション要素を取り入れたオンラインゲームも増えているので,それらのタイトルを遊ぶときなどにも活用できるだろう。
シンプルな外観に,十分な剛性
レバー部分に手を置いてみると,被せ持ちの場合,ちょうどロゴが印刷されている部分に手首が来る形になる。プラスチックなので,ひんやりしたりもせず,総じて良好だ。
重量はカタログスペックによれば1.76kg。ボディがほぼプラスチックのため,底面の鉄板が重量のカギを握ることになるが,その低い重心と滑り止めのゴム足によって,安定性も合格点である。
なお騒音については,本機においてもあまり考慮はされていない要素のようだ。といっても「静音アーケードスティック」なんてものは,今のところ世に存在しないので,これくらいが標準と考えてもらえればいい。以下にプレイムービーを掲載しているので,どの程度のものなのかは自分の耳で確認してほしい。
ここからが本領発揮!
内部構造に裏打ちされた,高メンテナンス性(+改造)
続いて,内部構造も紹介していこう。アーケードスティックといえば分解してなんぼといっても過言ではない。とくに本機では,製品紹介にも内部が「ファストン端子」で接続されていることが明記されており,否応にも期待が高まるというものだ。
ただし十分理解してほしいのは,分解は,それを行った時点で保証の対象外になる行為だということ。自分で分解するときは,くれぐれも自己責任で行ってほしい。
それじゃあ改造してみようか
さて,分解してみて分かったのは,ボタンの換装だけなら簡単そうだということ。ファストン端子接続なので,配線を引っこ抜くだけで手軽に換装できる。
一方,レバーの換装は難しそうだ。台座などがなく,筐体に直接ネジ止めされているので,レバーを換装するなら筐体を加工する必要があるだろう。ただしボールを取り替えるだけなら余裕である。
というわけで,ここではボタンのセイミツ化&レバーボールの取り替えに挑戦してみよう。
完成したスティックで実際に遊んでみると,(あくまで個人的な印象だが)操作感はかなり向上した。標準のボタンとボール時に,わずかながら感じられた違和感も,完全に払拭されている。
今回の改造だけなら,150円×8ボタン+136円=1336円と,比較的安価な追加出費で挑戦できるので,保証が無くなっても問題ないという人は挑戦してみるといいだろう。値段分の価値はあるはずだ。繰り返しになるが,この手の改造はメーカー保証の範囲外。試してみようと思う人は,自己責任という言葉を念頭に置いておこう。
1台目のスティックとして十分な性能
改造を視野に入れるなら上級者にもオススメ
その上,改造を視野に入れれば,さらに上の環境へのステップアップも可能なので,接待用に2台めのスティック購入を検討している上級者にとっても,十分に選択肢の一つになるだろう。
現在のアーケードスティック市場は,老舗のHORIがその需要のほとんどをまかなっている状態で,時期によっては入手自体が難しいこともある。そんな中で,こうした新たなメーカーの参入は,プレイヤーにとっても非常に喜ばしいところ。それが本機のように安価かつ高品質ならば,これ以上のことはない。
せっかく新作格闘ゲームを買ったのに,パッドではうまく操作できなかった……という人は,今がチャンスだ。本製品でセカンドデビューを飾り,めくるめくオンライン対戦の世界に飛び込んでみてはいかがだろうか。
バッファローコクヨサプライ「BSGPAC01BK」製品情報
バッファローダイレクトの「BSGPAC01BK」販売ページ
- この記事のURL: