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日本語によるPCゲームの紹介と販売に重点を置いたショッピングサイト「GAMELINER」がスタート
ドスパラとデジカは,PCゲームに接しやすくすることを目的として,サードウェーブデジノスの展開するゲームPC「GALLERIA」にSteamのクライアントソフトをプリインストールした状態で出荷するという取り組みを,2015年3月から実施している。GAMELINERの運用開始は,両社による取り組みをさらに進めるものだ。
Steamでは現時点で,6500タイトルを超えるゲームが提供されているそうだが,日本語での情報がないゲームも数多く,プレイしてみたいゲームを検索したり,どんなゲームなのかを理解したりするのにあたり,言語の壁という問題が存在するという。そこで,日本語による情報提供および販売サイトを展開し,その中でPCゲームを買いやすい環境を作ったり,PCゲームの遊び方を提案したりすることで,日本でのPCゲームをさらに盛り上げることが,GAMELINERの目的であるという。
オープン時に日本語で情報が提供されているのは,50タイトル程度とのことで,Steam全体のタイトル数に比べれば100分の1にも満たない。今後は適宜,紹介タイトルを増やしていくそうだが,数多く紹介することよりも,日本のゲーマーにお勧めできるタイトルを選び,1つ1つを掘り下げて紹介することを目指していると,デジカでGAMELINERを担当する岩永朝陽氏は説明していた。
さて,PCゲームの紹介と販売を行うGAMELINERに,PCを販売するドスパラが,どのように関わっていくのだろうか。発表会での説明によると,ゲームの紹介ページに,そのゲームを快適にプレイできる性能を持ったGALLERIAのPCへのリンクを用意したり,GALLERIAの製品情報ページ側から,そのPCでプレイできるPCゲームへの情報をリンクしたりという形で,相互に連携を図っていくとのことだ。
また,将来的には,ドスパラが展開する通販サイトの会員情報とリンクすることで,両サイトでのポイント連携なども行うプランがあるという。ただ,具体的な連携がスタートするのは2016年になってからとのことで,現時点では,具体的な連携は機能していない。
現時点では肝心の連携がまだスタートしていないので,実際にどのような形でGAMELINERとドスパラの通販が連携して,どのような価値をゲーマーにもたらすのかはなんともいえないが,PCゲーム初心者がゲームに接するための新しい窓口を用意しようという取り組みとして,評価できそうだ。
Steamが突発的に行っているセールと連動する仕組みはさすがにないそうだが,販売価格は原則としてSteamと同じで,GAMELINER独自のセールも検討していくとのことなので,今後の展開に期待したい。
GAMELINER 公式Webサイト
GALLERIA 公式Webページ
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