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SteelSeries初の“セミワイヤレス”ヘッドセット「Spectrum 7xb」,Xbox 360用として登場
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印刷2011/01/08 00:00

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SteelSeries初の“セミワイヤレス”ヘッドセット「Spectrum 7xb」,Xbox 360用として登場

 現地時間2011年1月6日に開幕した見本市「2011 International CES」に合わせる形で,SteelSeriesから,同社初となるセミワイヤレスタイプのゲーマー向けヘッドセット,「SteelSeries Spectrum 7xb」(以下,7xb)が発表された。

画像集#002のサムネイル/SteelSeries初の“セミワイヤレス”ヘッドセット「Spectrum 7xb」,Xbox 360用として登場

 発売は2011年第2四半期が予定されており,現時点では価格情報も公開されていないが,まずはその概要をまとめてみたい。


「ヘッドフォンとしてはワイヤレス」になる7xb


ワイヤレスヘッドフォンとしてのバッテリー駆動時間は連続20時間以上とのこと。詳細は不明だが,単4形乾電池2個で駆動するという
画像集#003のサムネイル/SteelSeries初の“セミワイヤレス”ヘッドセット「Spectrum 7xb」,Xbox 360用として登場
 「セミワイヤレスって?」というところから説明してみると,7xbは,「ヘッドフォンとして利用するときはワイヤレス,ヘッドセットとして利用するときはマイクのみワイヤード」として機能する。Xbox 360のマイク入力がXbox 360 Controllerなどのゲームコントローラ経由なのは釈迦に説法だと思われるが,7xbもこの仕様による制約を受けるため,マイク入力だけはケーブル経由でゲームコントローラへ入れてやらねばならないのだ。
 ゲームのサウンドはアナログケーブル経由で7xb付属のトランスミッタへ送られ,無線伝送される一方,マイク入力は,あくまでもアナログケーブル経由でXbox 360用ゲームコントローラと接続する必要がある。ヘッドフォンとして利用するときに限りワイヤレス対応なので,セミワイヤレス,というわけだ。

画像集#004のサムネイル/SteelSeries初の“セミワイヤレス”ヘッドセット「Spectrum 7xb」,Xbox 360用として登場
 ちなみにトランスミッタのサイズは「トランプ1セットより小さい」(SteelSeries)。データ転送は,ノイズに強いとされる周波数ホッピング方式で行われ,帯域幅は4Mbit/sが確保されるため,サウンドデータはロスレスでの転送が可能という。
 一方のマイク端子は,先行して市場投入されている「SteelSeries 5xb&4xb」(以下順に,5xb,4xb)と同様に3.5mm径で,そのままではXbox 360用コントローラと接続できないため,これまた従来製品と同様,“Xbox 360純正パッドにヘッドセットを接続するための専用変換アダプタ兼,音質調整デバイス”たる「AudioMixer」経由で,2.5mm径に変換して接続することになる。AudioMixerのサイズは,5xb&4xbに付属していたものよりも小型化しており,取り回しやすくなっているという。

 面白いのは,Xbox 360用とされ,製品名も「xb」なのに,ワイヤレスヘッドフォンとしてPC&PlayStation 3でも利用可能であること。7xbとトランスミッタ側のマイク入力端子との間を付属のアナログケーブル経由で接続すれば,マイクも利用できる。


ベースは「SteelSeries 7H」


画像集#005のサムネイル/SteelSeries初の“セミワイヤレス”ヘッドセット「Spectrum 7xb」,Xbox 360用として登場
 以上を踏まえつつ,本体を見てみよう。7xbは,SteelSeriesのPCゲーマー向け上位モデル「SteelSeries 7H」(以下,7H)をベースにしているとされ,実際,本体の外観もエンクロージャ部の表面加工を除けば7Hとほとんど同じだ。また,密閉型のエンクロージャを採用している点や,3ピースに分解して持ち運べる点,交換可能な合皮&布製イヤーパッドによって付け心地や音質傾向をカスタマイズできる点,マイクユニットを左エンクロージャから引き出せるようになっている点,そして50mm径のスピーカードライバーを搭載する点などといったハードウェア仕様にも共通の部分が多い。

画像集#006のサムネイル/SteelSeries初の“セミワイヤレス”ヘッドセット「Spectrum 7xb」,Xbox 360用として登場
 そんな7xbを特徴付けているのが,本体右耳側のエンクロージャに用意された5つのボタンである。これらはヘッドフォンとしての7xbを制御するものであり,以下のような機能を提供している。マイクミュートとマイクのボリューム調整は,アナログケーブル側のインラインリモコンで行う仕様だ。

  • LiveMix:Xbox LIVEチャットの音量とゲームの音量とでバランスを自動調整することにより,ゲームの効果音に音声がかき消される心配なく,両方の音を適切に拾えるとされる機能
  • ExactSND:いくつかプリセットされたイコライザ設定を切り替えることで,足音や銃声の音を聞きやすくしたり,ゲーム世界への没入効果を高めたりできるという機能
  • 電源オン/オフ
  • ゲームサウンドのボリューム上下

 7Hの実勢価格が1万4500〜1万5000円前後(※2010年1月8日現在)ということからして,7xbの価格も結構なものになりそう。また,Xbox 360の仕様上やむを得ないとはいえ,すっきり「ワイヤレスモデル」と断言できないのは残念だが,面白そうな製品が出てきたのは間違いない。続報に期待したいところである。

SteelSeries Spectrum 7xb製品情報ページ(英語)

SteelSeries Spectrum 7xbニュースリリース


●SteelSeries Spectrum 7xbの主なスペック
  • 基本仕様:ステレオ接続セミワイヤレスタイプ
  • 本体サイズ:未公開
  • 重量:未公開
  • 接続インタフェース:ワイヤレス(ヘッドフォン),3.5mmステレオミニピン(マイク)
  • 搭載ボタン/スイッチ:LiveMix・ExactSND・電源オン/オフ・ゲームサウンドのボリューム制御(7xb側エンクロージャ),ミュートスイッチ・マイクボリューム制御(インラインリモコン),マイクボリューム制御(トランスミッタ)
  • 価格:未定
  • 発売時期:2011年第2四半期

《ヘッドフォン部》
  • 周波数特性:18Hz〜28kHz
  • インピーダンス:32Ω(@1kHz)
  • 音圧レベル(SPL):112dB(@1kHz,1Vrms)
  • スピーカードライバー:50mm
  • ケーブル長:2m+1m(※マイク入力用)
  • バッテリー:単4形乾電池×2
《マイク部》
  • 周波数特性:50Hz〜16kHz
  • 感度:-38dB(@1kHz)
  • 指向性:あり

《トランスミッタ部》
  • 本体サイズ:83(W)×83(D)×26(H)mm
  • インタフェース:マイク入力×1(ミニ)
  • 使用周波数帯:2.6GHz
  • 無線到達距離:約9m
  • 関連タイトル:

    SteelSeries

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