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[TGS 2016]SteelSeriesの初のMMO&MOBA向けマウス「Rival 500」に触って,左サイドボタン配置の意図をCEOに聞いてみた
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印刷2016/09/16 09:50

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[TGS 2016]SteelSeriesの初のMMO&MOBA向けマウス「Rival 500」に触って,左サイドボタン配置の意図をCEOに聞いてみた

 東京ゲームショウ2016でMSIと共同ブースを出展しているSteelSeriesが,世界市場で9月12日に発表されたばかりのゲーマー向けワイヤードマウス「Rival 500」を展示していた。

Rival 500。左右メインボタンは3000万回の押下に堪えるという
画像集 No.005のサムネイル画像 / [TGS 2016]SteelSeriesの初のMMO&MOBA向けマウス「Rival 500」に触って,左サイドボタン配置の意図をCEOに聞いてみた

 Rival 500は,SteelSeriesにとって初となるMMORPG&MOBA向けマウス――MMO向けなら,かつて「World of Warcraft」コラボマウスを出していたことがある――で,本体左側面に,ユニークな配置の6ボタンを採用するモデルだ。

本体左側面。親指のホームポジション目安となる橙色の突起を囲むように,上側に3個,下側に2個で合計5個のボタンが並んでいる。「あれ,6ボタンじゃないの?」というせっかちさんのために紹介しておくと,「橙色の突起がないほうの側面パネル」部がボタンとして機能する仕様だ
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ブースにおける静態展示の様子
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 ブースでRival 500は静態展示だったため,ゲームで使うというわけにはいかなったのだが,ファーストインプレッションとしては,総じて左サイドの6ボタンは押し心地が柔らかく,また,「つかみ持ち」がメインとなる筆者からすると,親指を置くホームポジションから各ボタンがやや遠い印象もあった。

 ではなぜSteelSeriesは,このようなデザインを採用したのだろうか? 同社のCEOであるEhtisham Rabbani(エティシャム・ラバーニ)氏がブースにいたので,直球で質問してみたところ,次のような答えが返ってきた。

Ehtisham Rabbani氏(CEO, SteelSeries)
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 「ゲーマーの『左サイドボタンを押す指の動き』を調査してみると,手の大きさもあって,『押しやすい』と感じるボタンの位置はユーザーによって異なることが分かりました。しかし大枠として,『親指を中心をした円状の場所のどこかにあると押しやすさを感じる』ことも確認できたため,(Rival 500では)このような円状の配置を選択しています。
 (設定用ソフトウェアである)『SteelSeries Engine 3』を使えば,ボタンごとに有効/無効を切り換えられますから,押しやすいボタン(だけ)を有効化して使ってください」

左右チルト突きスクロールホイールに,左右メインボタンそれぞれ脇の追加ボタンといった具合に,物理的なボタン数は多い
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 つまり考え方としては,左6ボタンを駆使するというよりは,この中から,使いやすいボタンだけ選択して使っていくスタイルを,SteelSeriesとしては想定しているというわけだ。
 実際,本体底面を見てみると,親指を載せるスカート部のボタンは,物理的に無効化して,親指を載せる台としてのみ利用できるようにするためのスライドスイッチも確認できた。MMORPGで緩くマウスを握るとき,底面側ボタンの“誤爆”がイヤだという人に向けた配慮ということなのだろう。

本体底面のスライドスイッチで,左側面の底面側ボタン2個を物理的に無効化できる。左の写真は無効化した状態で,有効化するとスイッチ部は黄緑が表示された。右は右側面を撮影したカット
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画像集 No.002のサムネイル画像 / [TGS 2016]SteelSeriesの初のMMO&MOBA向けマウス「Rival 500」に触って,左サイドボタン配置の意図をCEOに聞いてみた
 というわけで,Rival 500を“単なる”多ボタンマウスとして捉えているなら,国内発表前に,ちょっと考えを変えておく必要があるかもしれない。
 そう,Rival 500は,押しやすいボタンを選んで使うマウスなのだ。

●Rival 500の主なスペック
  • 基本仕様:光学センサー(「PMW3360」)搭載ワイヤードタイプ
  • ボタン数:15(左右メインボタン,チルト&センタークリック機能付きスクロールホイール,ホイール手前×1,右メイン脇×1,左メイン脇×2,左サイド×6)
  • 最大トラッキング速度:300IPS
  • 最大加速度:50G
  • フレームレート:未公開
  • 画像処理能力:未公開
  • CPI設定:100〜16000(※刻み未公開)
  • ポーリングレート(USBレポートレート):1000Hz
  • データ転送フォーマット:未公開
  • リフトオフディスタンス:未公開
  • 公称本体サイズ:78.34(W)×118.75(D)×43.34(H)mm
  • 公称重量:約129.7g(※ケーブルを含むか否かは未公開)
  • マウスソール:未公開
  • ケーブル長:約2m
  • 対応OS:Windows,MacOS
  • 発売予定時期:未定(※国内。北米市場では発売済み)
  • 価格:79.99ドル(※税別,北米市場)
  • 保証期間:未公開

SteelSeries日本語公式Webサイト

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