お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
SteelSeries,独自スイッチ「QX2」採用の新型キーボード「Apex M750」を直販サイトで発売
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2017/08/15 13:59

ニュース

SteelSeries,独自スイッチ「QX2」採用の新型キーボード「Apex M750」を直販サイトで発売

 北米時間2017年8月15日,SteelSeriesは,ゲーマー向けキーボードの新製品「Apex M750」を直販サイト限定で発売した。Apex M750は,SteelSeries独自のメカニカルスイッチ「QX2 Linear Mechanical RGB Switch」(以下,QX2)を搭載し,また同社製品として初めて,いわゆるフローティングデザインを採用してきたのが特徴だ。
 北米市場向けの価格は139.99ドル,日本を含むアジア太平洋地域向けの直販価格は149.99ドル(いずれも税別)となっている。なお,国内販売の時期や価格については発表されていない。

Apex M750。フローティングタイプのデザインを採用し,カラーLEDイルミネーションの光が派手に漏れている。天板部分はアルミニウム合金製だ
画像集 No.002のサムネイル画像 / SteelSeries,独自スイッチ「QX2」採用の新型キーボード「Apex M750」を直販サイトで発売

QX2のイメージCG。ハウジング部分に半透明の素材を使い,LEDの光が拡散しやすくしている
画像集 No.004のサムネイル画像 / SteelSeries,独自スイッチ「QX2」採用の新型キーボード「Apex M750」を直販サイトで発売
 QX2とは何かを知るには,その先代となる「QX1 Linear Mechanical Gaming Switch」(以下,QX1)について,簡単に触れておく必要があるだろう。
 QX1は,SteelSeriesの「Apex M400」というキーボードで採用されたメカニカルスイッチである。ただ,SteelSeries製品の国内流通が機能不全に陥っていた時期に登場した製品ということもあり,Apex M400に関する日本語の公式情報はほとんどない。また,SteelSeriesのWebサイトにもApex M400やQX1の情報が残っていないという状況だ。
 ただ,QX1はストロークが4mm,アクチュエーションポイントの深さが2mmで,押下荷重が45gとなるため,いわゆる「Cherry MX Red」互換――発売時期を考えるとKaihua Electronics製である可能性が高い――ということになる。それに対してQX2は,基本仕様がQX1と変わらないまま,青1色だったLEDの色を約1677万色から選べるようにし,かつハウジングを透明に近い半透明素材へ買えてきたものとなるので,「Cherry MX Red RGB」互換ということになりそうだ。

Apex M750の側面。くさび形の側面形状を強調したデザインは,従来製品ゆずりだ
画像集 No.005のサムネイル画像 / SteelSeries,独自スイッチ「QX2」採用の新型キーボード「Apex M750」を直販サイトで発売
 キーボード本体は,SteelSeriesの「Apex M800」や「Apex 350」などと同じ,くさび形の側面形状を採用している。Apex M800は,メインキーの左側にマクロキーを追加で搭載することで,横幅が公称510mmと,フルキーボードとしてかなり長かった。それに対してApex M750は,マクロキーのような追加キーを搭載しないため,横幅も公称454mmと,一般的なフルキーボード程度に収まっている。

Apex M750を正面から見た写真。キー配列はオーソドックスな英語配列で,マクロキーやメディア操作用の独立ボタンなどはない。右[Windows]キーの右側にあるSteelSeriesのロゴマークが付いたキーは,いわゆる[Fn]キーだろう
画像集 No.003のサムネイル画像 / SteelSeries,独自スイッチ「QX2」採用の新型キーボード「Apex M750」を直販サイトで発売

 同時押し関連の仕様は,全キーのロールオーバーとAnti-Ghosting(アンチゴースト)対応とのことで,スペック的に不足したところはなさそうだ。

 ハードウェア的な見どころは以上だが,Apex M750のリリースに合わせて,SteelSeriesが,同社独自の統合ソフトウェア「SteelSeries Engine」のアップデートも予告している点は押さえておきたい。
 新しいSteelSeries Engineでは,テキストおよびボイスチャットサービス「Discord」のクライアントソフトと連携して,チャットの着信をApex M750のLEDイルミネーション機能で通知するといったことが可能になるとのことだ。
 それに加えて,LEDイルミネーション関連では,GIFファイルから発光パターンのカスタマイズを行えるようにする機能「ImageSync」や,音楽と同期してイルミネーションをビジュアライザ的に使う機能「Audio Visualyzer」を追加するなど,LEDを活用するための改良も加えてあるという。

 カラーLED付きの独自スイッチやフローティングタイプの採用など,流行りの要素を取り込みながら,SteelSeries流のデザインをシンプルに設計し直したキーボードといったところだろうか。

●Apex M750の主なスペック
  • 接続インタフェース:USB
  • 基本キー数:英語104キー
  • キースイッチ:QX2 Linear Mechanical RGB Switch
  • キーピッチ:未公開
  • キーストローク:4mm
  • アクチュエーションポイント:2mm
  • 押下特性:45g
  • ロールオーバー:Nキー
  • 複数キー同時押し対応:全キー
  • キー耐久性:5000万回
  • ポーリングレート(レポートレート):未公開
  • マクロ機能:あり(全キーをカスタマイズ可能)
  • バックライト:搭載(約1677万色)
  • サイズ:454(W)×153.5(D)×46.7(H)mm
  • 重量:998g(※ケーブルを含むか否かは不明)
  • ケーブル長:2m
  • 対応OS:Windows,Mac OS X(いずれもバージョン表記なし)
  • 保証期間:未公開

SteelSeriesのApex M750 製品情報ページ(英語)

SteelSeries 公式Webサイト(英語)



#### 以下,リリースより ####

SteelSeries Releases ‘The Complete Package’,
Mechanical Gaming Keyboard -the APEX M750

The M750 features SteelSeries QX2 switches, aerospace aluminum and
exclusive SteelSeries Engine Apps for Discord and more

画像集 No.006のサムネイル画像 / SteelSeries,独自スイッチ「QX2」採用の新型キーボード「Apex M750」を直販サイトで発売

SteelSeries、メカニカルゲーミングキーボードの新製品
APEX M750を発表

APEX M750はSteelSeries QX2スイッチおよび
航空宇宙産業で使用されるアルミを採用
Discord等と連携するSteelSeries Engineアプリの新機能に対応

CHICAGO - August 15, 2017
本日、SteelSeriesは「コンプリートパッケージ」と言えるメカニカルキーボード「APEX M750」を発表しました。このキーボードは美しくシンプルにまとめられたパッケージと優れた耐久性を備えています。
APEX M750は、新開発のQX2メカニカルスイッチを採用し、全てのキーにRGBイルミネーションが搭載されています。また、SteelSeries Engineアプリに対応し、美しさとパフォーマンス、カスタマイズ性の究極のコンビネーションを提供します。

APEX M750には、極めて素早く、そして、一貫性のあるゲームプレイを可能にするSteelSeries QX2リニアメカニカルゲーミングスイッチが搭載されています。低荷重で、リニアなアクチュエーションポイントを持ったスイッチは、極めて静かなレスポンスを提供するとともに、5000万プレスの寿命といった耐久性を保証しています。APEX M750は、耐久性と安定性に加え、滑らかでモダンなルックスを実現するために、航空宇宙産業で使用されるアルミコアを用いて製造されています。

SteelSeries CEO、Ehtisham Rabbaniのコメント:
「ゲーマーの皆さんは、キーボードに関して、強く、率直な意見を持っています。キーボードのマーケットは、スイッチ、機能、素材において、様々なオプションを持った数多くの製品がひしめいていますが、現行のキーボードは、常に何らかの妥協があります。それこそが、APEX M750が、比類なき製品となっている理由です。
我々は、APEX M750のいかなる点においても妥協することなく、この『コンプリートパッケージ』を提供したいと思います。
また、新たなキーボードのローンチと同時に、DiscordアプリやImageSyncといった、このマーケット初のSteelSeries Engineの新機能をゲーマーの皆さんにお届けできることを誇りに思います」

New SteelSeries Engine Features
APEX M750のローンチと同時に、SteelSeries Engineにエキサイティングなアップデートが施されます。この直感的で、簡単に使用できるUIを持った、パワフルな統合ソフトウェアは、リアクティブライトニング、チャット通知機能、そして、他に例を見ないカスタマイズ機能を新たに提供します。

Discord Chat Integration
SteelSeries EngineにDiscordとのパートナーシップによるチャット通知機能が搭載されます。この新機能は、SteelSeries製品のイルミネーションがDiscordのチャット通知とリアルタイムに同期するものです。
ストリーマー、ゲーマー、そしてesportsプレイヤーのために、新着メッセージやミュートなどの通知をカスタマイズして、APEX M750のイルミネーションで表示させる事が可能となっています。

新たなSteelSeries Engineアプリに追加されるその他の機能:
・ImageSync:この機能によって、もっとも簡単に複雑なイルミネーションのパターンを作成できるようになります。Gifアニメをアップロードするだけで、Gifを自動的にカスタムイルミネーションエフェクトに変換します。
・Audio Visualizer:APEX M750のイルミネーション(およびイルミネーション搭載のSteelSeries製品)と音楽やユーザーのプレイリストを同期させることができます。
・Gigantic:人気のストラテジックシューター「Gigantic」がSteelSeries Engineに対応。ゲームプレイとリアルタイムに同期したイルミネーションやバイブレーションによるフィードバックがSteelSeriesの対応デバイス上で提供されます。

SteelSeries Engineに搭載されている既存の機能:
・PrismSync:マルチカラーのイルミネーションエフェクトがAPEX M750とSteelSeriesの対応機器で動的に同期します。
・GameSense:弾薬の量、ヘルス、クールダウンタイマーのようなゲーム内のイベントに合わせて、イルミネーションが変化します。

APEX M750は、SteelSeriesウェブサイトhttp://steelseries.com/m750において$139.99で販売を開始しています。
  • 関連タイトル:

    SteelSeries

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月23日〜04月24日