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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第461回「私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れている」
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印刷2017/12/21 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第461回「私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れている」


著者近影
 私,男色ディーノは,イロモノとはいえプロレスラー。なので,プロレスが一番面白いエンターテイメントだと思っているし,誇りを持って生きているわ。ただ,それはあくまで私がそう思っているというだけの話であって,その思想を誰かに押し付けはしない。これが私の信条なのね。
 ゲイムにはゲイムの良さがあるし,映画には映画の良さがある。アニメ,小説,アイドル,フィギュア,スポーツ,すべてそう。それぞれの良さがあるの。だから,誰かに何かをオススメすることはあっても,押し付けちゃいけないと私は思うのよね。私にとってプロレスが一番だからといって,ほかのエンターテイメントに触れちゃいけない理由もないわけだし。
 それと同じように,何かのエンターテイメントに対して,“こうでないといけない”という思想も……例えば“「プロレス」だからかくあるべし”といった思想も,人それぞれが持つ分にはいいけど,押し付けちゃいけないと思っているわ。そんなもん,味わって自分がどう思うか自分で決めるわって話よ。
 だって,だいたいの人の人生にとって大切であろうお金と時間を費やして体験したものの価値を,他人に決められる筋合いなんてないからね。自分にとって面白いかどうかを判断基準に,エンターテイメントに触れればいいんじゃないかなって思いますよ私ぁ。

 逆に提供する側からすると,最大限の効果を得るための方法を模索しなきゃいけないんだけどね。どういうことかと言うと,人の好みは千差万別だけど,その中でもより多くの人に面白いと思ってもらわなきゃいけないわけで。ただ,みんながみんな10人中9人が面白いと思うモノを目指す必要はない。
 みんながそこを目指して,競い合った結果として2〜3人にしか楽しんでもらえないのであれば,10人中5人が必ず楽しいと思えるモノを目指して結果5〜6人に楽しんでもらえれば,それはそれで正解とも言えるでしょう。
 この連載でもよく言ってるんだけど,結局はどの層を楽しませたいかという作り手のコンセプト設定が重要なのかな,と思うわけであります。よくクリエイターが「こだわって作りました」って言うでしょ? あれ,勘違いしちゃいけないわよ。ぱっと聞くと「自分のこだわりを表現するためにこのプロジェクトを立ち上げて作りました」って聞こえるかもしれないけど,そんなことないからね。
 いやもちろん,中にはそういう作り方をしている人,そういう作り方をしても許される人もいるんだけど。でも,基本的にはそういうケースは多くない。コンセプトを定めて,期限,予算,人員,各種条件を踏まえたその上でこだわっているんだからね。“こだわり”って,「採算度外視で作りました!」とイコールではない。そういうのは,家で作るカレーでヤってくれって話ですよ。
 ちょいと話がそれたので元に戻しましょう。私が言いたいのは,例えば“ゲイムだからこうでないといけない”だとかの思い込みを他人に押し付けてはいけない。そして何より,私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れているってことを,忘れたくないなって。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第461回「私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れている」
 ということを踏まえ,「OPUS-地球計画」。もともとはスマホ用ゲイムらしいんだけど,私はNintendo Switchで遊んでみたわ。これね,私はすごくいいゲイムだと思う。
 私,ゲイムの良さを紹介しようとしても,足りていない部分を羅列したくなってしまうことがあるのね。例えば,1〜2時間で終わってしまう程度のボリュームだとか,一般的に言うところの“ゲイム性”はほとんどなく,ゲイムとしてはヒントをもとに地球を探すだけだとか。
 でもね。一見すると短所とも思えるそれらの要素は,むしろこのゲイムの個性なのよね。身も蓋もないことを言ってしまうと,星を探すごとに挟まれるストーリーを読むっていうゲイムなんだけど,逆に言うとそこに特化した作りなの。
 プレイヤーにナチュラルに読む体験をさせるため,星を探すというゲイム性に絞っているし,プレイ時間も短く設定されているのよね。で,実際に地球を探すという行為も,簡単に言ってしまえば数ある星の中から選んだ星にカーソルを合わせてサーチするだけなんだけど,ストーリーがうまく乗っているから探すのも楽しかったりするの。
 すべてはストーリーありきだけど,そのコンセプトの中でちょうどいいゲイム性。ぶっちゃけ,その気になれば時間制限をつけるだとか,間違えたらペナルティがあるだとか,もっとゲイム性を乗せることだってできたはずなの。でもそうしなかった。それはきっと,作り手がストーリーを最大限に生かそうとしたからだと思う。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第461回「私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れている」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第461回「私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れている」

 これは,プレイすれば分かるわ。孤独と,果てしなさを表現するためなのよ。そして,希望を持つことを諦めないようにするため。そういう作り手のこだわり。ストーリーだって,グッドエンドなんだかバッドエンドなんだか分かりゃしないわ。でも,作り手が表現したかったことはすごく伝わってくる。
 ストーリーを読むだけだったら小説でいいじゃないか,と思うかもしれない。でも,このゲイムのストーリーは,ゲイムでしか表現できないテンポや演出で切なさを表現しているの。ゲイムでなきゃ体験できないモノをちゃんと提供できている。だから,すごいと私は思う。税込み500円分以上の体験はきっとできるわ。
 あと,オススメとしては,休み休みプレイするんじゃなくて,一気に2時間を駆け抜けてほしい。そうすることでストーリーが途切れることなくストレートに入ってくるから。それほどグッと来たタイトルなんですよ,このOPUS-地球計画は。ホントにオススメです。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第461回「私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れている」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第461回「私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れている」
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第461回「私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れている」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第461回「私達は楽しい時間を過ごすため,娯楽に触れている」

 さて,引っ越しが今週に迫ってまいりました。今週はAbemaTVでの路上プロレスもあるし,冠番組もあるし,後楽園ホール大会だってあるのに,なんでこのタイミングに設定したんだか。そして目下の悩みは,新居でのインターネット環境が整うのが年明けになる,ということ。いや,本当になんでこのタイミングにしたんでしょうな。来週の原稿を書くのに,ネットカフェを利用する可能性大です。せっかく引越ししたのにネットカフェ難民。来週も会えるといいですな。ではまた。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「コール オブ デューティ ワールドウォーII
PlayStation Vita:「GOD WARS 〜時をこえて〜
Nintendo Switch:「OPUS-地球計画」
ニンテンドー3DS:「スナックワールド トレジャラーズ
iOS:「ドラゴンクエストライバルズ」「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手がプロデューサーを務めるDDTプロレスは,今週末の12月24日に後楽園ホール大会「NEVER MIND 2017」を開催します。この日のディーノ選手は,スーパー・ササダンゴ・マシン選手,アントーニオ本多選手とのタッグで,大石真翔選手&勝俣俊馬選手&MAO選手のユニット「NωA」と対戦予定。なお,NωAは1月末での解散を表明しているのですが,この試合に負けると解散を撤回しなければならないという状況です。ちなみにディーノ選手は現在,腰の爆弾がなかなか厳しいことになりつつあるようで,「寄る年波には勝てぬ……」とつぶやいていました。
  • 関連タイトル:

    OPUS-地球計画

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