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インディーズゲームの小部屋:Room#698「Tormented Souls」
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印刷2021/09/08 10:00

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インディーズゲームの小部屋:Room#698「Tormented Souls」



 BitSummitへ行くたびに,自分用のお土産としてお茶と漬物を買ってくる筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第698回は,Dual EffectとAbstract Digitalが開発した「Tormented Souls」を紹介する。本作は,不気味な廃病院に隠された謎を解き明かしていくサバイバルホラーゲームだ。お店の人に,この時期だけと勧められた水茄子の漬物がおいしい!

画像集#002のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#698「Tormented Souls」

 本作のストーリーは,今では無人のはずの廃病院から,見知らぬ双子の写真が入った手紙を受け取った主人公のキャロラインが,その場所で何があったのかを調査するというもの。オープニングでたった一人,深夜の廃病院に向かう彼女を「危ないなあ」と思いながら見守っていると,案の定,病院に入り込んだ途端に背後からガツンとやられて気を失ってしまう。ほら,言わんこっちゃない……。

画像集#001のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#698「Tormented Souls」

 そして次にキャロラインが意識を取り戻すと,彼女は奇妙な呼吸器につながれ,右目には包帯が巻かれていた。本作は初期の「バイオハザード」「アローン・イン・ザ・ダーク」シリーズにインスパイアされたサバイバルホラーゲームで,プレイヤーはキャロラインを操作して,写真に写った見知らぬ双子の正体と,この廃病院に隠された秘密に迫っていくことになる。

画像集#004のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#698「Tormented Souls」

 本作では場所によってカメラの位置が固定されており,敵に追われているときに廊下の曲がり角で急にアングルが変わってパニックになる,といった感じの,ちょっと懐かしいプレイフィールが特徴だ。キャロラインの移動も,これまた懐かしいラジコン方式の操作と,スティックで直接行きたい方向に移動する方式の好きなほうを選択できる。

画像集#003のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#698「Tormented Souls」

 舞台となる廃病院は豪華な内装が雰囲気たっぷりのグラフィックスで描かれており,ゴシックホラーのテイストが満載。ここには不気味なクリーチャーが徘徊しており,固定カメラのせいで先が見通せないことも相まって,ヒリヒリとしたスリルと緊張感を味わえる。基本的には,戦闘よりも謎解きがメインだが,銃弾や回復アイテム,さらに途中経過をセーブするためのアイテムは有限なので,無駄づかいしないよう慎重に行動しよう。


 施錠された扉を開けるための鍵や,仕掛けを解除するためのアイテムを求めて,廃病院の中を右往左往し,不意に襲ってくるクリーチャーを撃退していくゲームプレイは,これぞ正にサバイバルホラーの王道といったところ。残念ながら日本語化はされていないが,廃病院に隠されたおぞましい謎が徐々に明かされていくストーリーも先が読めず,全体的に完成度の高いゲームに仕上がっている。

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 Steamでは,そんな本作のデモ版が配信されているほか,製品版が2050円で発売中。サバイバルホラーゲームのファン,とくに初期の頃の「バイオハザード」が好きな人は,ぜひ遊んでみてほしい。オススメです。

■「Tormented Souls」公式サイト
https://pqube.co.uk/tormented-souls/

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