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印刷2017/02/23 00:00

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ASUS,「Ryzen」対応のSocket AM4マザーボード計4製品を世界市場向けに発表

Ryzen対応のX370チップセット搭載マザーボード「ROG CROSSHAIR VI HERO」
画像集 No.002のサムネイル画像 / ASUS,「Ryzen」対応のSocket AM4マザーボード計4製品を世界市場向けに発表
 2017年2月23日0:00,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,AMDの新世代CPU「Ryzen 7」と,Bristol Ridge世代のデスクトップPC向けAPU,そして同APUベースのエントリー市場向けCPU「Athlon X4」に対応するSocket AM4搭載マザーボード計4製品を世界市場へ向けて発表した。世界市場ではいずれも3月中旬発売予定だ。
 ラインナップは,ハイエンド市場向けチップセット「AMD X370」を搭載するATX仕様のマザーボード「ROG CROSSHAIR VI HERO」と「PRIME X370-PRO」,ミドルクラス市場向けチップセット「AMD B350」を搭載するATX仕様の「PRIME B350-PLUS」,そしてAMD B350搭載でMicro-ATX仕様の「PRIME B350M-A」となっている()。

表 ASUSのRyzen対応Socket AM4搭載マザーボード一覧
製品名 フォームファクタ チップセット
ROG CROSSHAIR VI HERO ATX AMD X370
PRIME X370-PRO ATX
PRIME B350-PLUS ATX AMD B350
PRIME B350M-A Micro-ATX

 ROG CROSSHAIR VI HEROは,今回のラインナップで唯一のゲーマー向けマザーボードだ。PCI Express(以下,PCIe) 3.0 x16スロットを2基備えており,Ryzenを搭載する場合は2-way SLIもしくは2-way CrossFireに対応する。2基のPCIe x16スロットを使う場合,両スロットはいずれもPCIe 3.0 x8動作になるという。
 なお,Bristol Ridgeを搭載する場合は,グラフィックスカードは1枚までの対応となり,SLIやCrossFireは利用できない。

ROG CROSSHAIR VI HERO。電源部を覆う大型のヒートシンクと,I/Oパネルのカバーが特徴的だ
画像集 No.003のサムネイル画像 / ASUS,「Ryzen」対応のSocket AM4マザーボード計4製品を世界市場向けに発表

 メモリスロットは4スロットを装備しており,Ryzen搭載時はPC4-21300/19200/17000 DDR4 SDRAMに対応する。一方,Bristol RidgeはPC4-17000 DDR4 SDRAMまでの対応になるとのことだ。

 ストレージ関連のインタフェースとしては,NVMeおよびSerial ATA(以下,SATA) 6Gbps接続対応のM.2スロットを1基備え,SATA 6Gbpsポートも8基備えている。
 USB関連に目を転じると,背面I/Oパネル部にUSB 3.1 Type-AポートとUSB 3.1 Type-Cポートを1基ずつ,USB 3.0 Type-Aポートを8基,USB 2.0 Type-Aポートを4基搭載と,かなり充実している。一方で,APU用のビデオ出力インタフェースは一切持たないため,APUを使う場合にも,単体グラフィックスカードの用意は必須となる。ゲーマー向けマザーボードなのでこの仕様でも問題はないだろうが,「Ryzen 7用マザーボードとAPUを組み合わせる場合,マザーボードによっては,統合型GPUを使えない可能性がある」点は押さえておきたい。

CPUに近い側にある2基のx16スロットは,PCIe 3.0対応で,コネクターの側面を金属製のシールドで保護している(左)。なお,CPUソケットから一番離れた位置にあるx16スロットは,PCIe 2.0対応とのこと。I/Oパネル部には,USB Type-Aポートが13基も並んでいる(右)。ただし,ビデオ出力インタフェースは持たない
画像集 No.004のサムネイル画像 / ASUS,「Ryzen」対応のSocket AM4マザーボード計4製品を世界市場向けに発表 画像集 No.005のサムネイル画像 / ASUS,「Ryzen」対応のSocket AM4マザーボード計4製品を世界市場向けに発表

PRIME X370-PRO。金属シールドで囲まれたPCIe 3.0 x16スロットを2基と,シールドなしのPCIe 2.0 x16スロットを1基装備(上)。I/Oパネル部には,DisplayPort 1.2出力とHDMI 2.0b出力を備える(下)
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 もう1つのAMD X370搭載マザーボードであるPRIME X370-PROは,一般PCユーザー向けのPRIMEシリーズに属する製品だ。一般PCユーザー向けといっても,Ryzen搭載時は2-way SLIおよび2-way CrossFireに対応しており,スペックではROG CROSSHAIR VI HEROと比べても見劣りしない。

 PRIME X370-PROは,DisplayPort 1.2出力とHDMI 2.0b出力をオンボードで備えているので,APUを搭載する場合は,グラフィックスカードが必要ないというのも利点といえよう。

 背面のI/Oパネル部は,USB 3.1 Type-AとType-Cが1つずつと,USB 3.0 Type-Aポート×6という構成になっている。USB 2.0ポートは,フロントパネル用の4基のみで,背面側に存在しないというのはちょっと珍しい。
 ストレージ用のインタフェースとしては,NVMeおよびSATA 6Gbps接続対応のM.2スロット1基と,SATA 6Gbpsポートを8基備える。

PRIME B350-PLUS。ゲーマー向けマザーボードかと思うほど派手な見た目だが,一般PCユーザー向けの製品だ(上)。AMD X370搭載の2製品よりは低価格に設定されるようで,そのためか,I/Oインタフェース部のUSBポート数や,オンボードのSATAポート数も少なめになっている(下)。ビデオ出力インタフェースとしては,HDMIのほか,Dual-Link DVI-D出力とD-Sub 15ピンのアナログRGB出力を搭載
画像集 No.008のサムネイル画像 / ASUS,「Ryzen」対応のSocket AM4マザーボード計4製品を世界市場向けに発表
画像集 No.009のサムネイル画像 / ASUS,「Ryzen」対応のSocket AM4マザーボード計4製品を世界市場向けに発表
 AMD B350チップセット搭載のATXマザーボードであるPRIME B350-PLUSは,一般PCユーザー向けのPRIMEシリーズでありながら,赤色のラインがマザーボード上に走るという,非常に派手な見た目が特徴の製品だ。
 2基のPCIe x16スロットは片方がPCIe 3.0 x16接続,もう片方は(チップセット接続の)PCIe 2.0 x4接続となっているため,SLIには非対応。2-way CrossFireのみのサポートとなる。
 イマドキのマザーボードとしては,PCIスロットを持つのがユニークだと言える。

 背面のI/Oパネル部は,USB 3.1 Type-AとType-Cが1つずつと,USB 3.0 Type-Aポート×2,USB 2.0 Type-Aポート×4という構成だ。
 ストレージ用のインタフェースは,NVMeおよびSATA 6Gbps接続対応のM.2スロット1基に,SATA 6Gbpsポート6基となっている。

 今回発表になった製品のうち,唯一のMicro-ATXマザーボードとなるのが,PRIME B350M-Aだ。
 PCIe 3.0 x16スロットは1基のみ。I/Oポート類は,USB 3.1 Type-AとType-Cが1つずつに,USB 3.0 Type-Aポート×2,USB 2.0 Type-Aポート×4という構成となっている。
 ストレージ用のインタフェースは,NVMeおよびSATA 6Gbps接続対応のM.2スロットが1基と,SATA 6Gbpsポートが6基という構成だ。

PRIME B350M-A。AM4ベースのCPUやAPUで比較的小さなデスクトップPCを作りたいという人向けか
画像集 No.010のサムネイル画像 / ASUS,「Ryzen」対応のSocket AM4マザーボード計4製品を世界市場向けに発表 画像集 No.011のサムネイル画像 / ASUS,「Ryzen」対応のSocket AM4マザーボード計4製品を世界市場向けに発表

 現在のところ,国内における価格や発売時期は未発表。北米時間3月2日とされるRyzen 7の発売から,あまり遅れることなく国内市場に登場することを期待したい。

ASUSTeK Computer 日本語公式Webサイト

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