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ASUSの公式TwitterがRadeon専用ブランド「AREZ」の終了を告知
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印刷2018/05/22 18:39

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ASUSの公式TwitterがRadeon専用ブランド「AREZ」の終了を告知

2018年5月23日11時頃追記 お詫びと訂正 本稿でASUSのTwitterアカウントがAREZブランドの終息を告知したとしておりましたが,ASUSTeK Computerより,当該アカウントはASUS公式のものではなく,AREZブランドが終息する予定はないという連絡を受けました。訂正してお詫びいたします。なお,記事は初出時のまま残しておきますが,誤りとなりますのでご注意ください。

 北米時間2018年5月19日,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)が有する公式Twitterアカウントの1つ「ASUS ARES」(関連リンク)は,ASUSが2018年4月に立ち上げたRadeon搭載製品ブランド「AREZ」の終了を告知した。


 ASUSのグローバルサイトを確認すると,AREZブランドの製品情報ページはまだ存在するが,ツイートどおりであれば,今後,ASUSのRadeon搭載製品は,ゲーマー向け製品ブランドである「Republic of Gamer」(以下,ROG)ブランドが引き継ぐというか,元の鞘に収まることになるようだ。

 そもそもAREZとは,AMD製GPUを搭載する製品向けブランドとして,ASUSが立ち上げたブランドである。
 世に広く知られたROGブランドではなく,わざわざ新しい別ブランドを立ち上げながら,わずか1か月程度で終了させるに至った理由をASUSは明言していない。しかし,その理由について,AMDでRadeon Gaming部門担当ジェネラルマネージャー兼副社長を務めるScott Herkelman(スコット・ハーケルマン)氏は,NVIDIAのパートナー企業向けプログラム「GeForce Partner Program」(以下,GPP)が設けていた「グラフィックスカードメーカー各社が抱える既存のゲーマー向け製品ブランドからRadeonを排除する」という反競争的条件のためであると示唆していた(関連記事)。

 ところが,2018年5月4日にNVIDIAは突如としてGPPの終了を発表する。その理由は「GPPに関する誤った情報が多すぎて,対処しきれない」というものだった(関連記事)。つまり,AMDが指摘する反競争的条件があったともなかったとも,あったとして終了の直接的な原因となったのかどうかもNVIDIAは語っていないのである。
 なので,残念ながらGPPが立ち上がった経緯も,終了の真意も分からない。当事者たちがそれを明らかにすることもないだろう。しかし,結果としてGPPがなくなったので,GPPの条件を満たすためだけに用意されたと思しきAREZというブランドも用済みになった可能性は高そうである。

 いずれにせよ,わざわざ別ブランドを作り,それに合わせて新しい製品ボックスをデザインし,マーケティングや広報のためのSNSアカウントまで運用を始めていたASUSからすると,踏んだり蹴ったりといったところかもしれない。

 ASUSがAREZを終息させることにより,GPPを巡る騒動はほぼ完全に幕引きということになるだろう。しかし,ことが商売の話である以上,自社の製品を優位に導くために,第2第3のGPP的な取り組みが行われないとも限らない。できることなら,将来登場するGPUやそれを搭載する製品では,関係各社がこのような場外乱闘ではなく,性能や価格といったユーザーにとって真に重要な要素で戦うことを期待したいものだ。

ASUS AREZの当該ツイート(英語)

  • 関連タイトル:

    Republic of Gamers

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