「TERA」の新クラス「ムーングレイバー」の先行体験会レポート。4月のアップデート情報も明らかに

　ゲームオンは本日（2017年4月8日），同社がサービス中のMMORPG「TERA The Exiled Realm of Arborea」のオフラインイベント「新クラス“ムーングレイバー”先行体験会in東京」を東京・秋葉原のe-sports SQUARE AKIHABARAで開催した。

　このイベントは，4月12日に実装される13番めのクラス「ムーングレイバー」を一足先にプレイできる貴重な機会で，約1年ぶりの新クラスということもあり，定員に対して約2倍の応募があったとのこと。第1部と第2部の2回（各部の参加者は40名）開催されたが，本稿では第1部の模様をレポートしよう。第2部の模様は，公式生配信番組「テラライブ！〜Vol.21〜」としてニコニコ生放送などで配信されたので，そちらのアーカイブなどを視聴していただきたい。

イベントの進行を務めたのは，左からTERA運営チームの廣田瞬一氏，TERA日本運営プロデューサーの野田真央氏，MCのコットン太郎さん，そしてアシスタントの伊織もえさん

伊織もえさんは，ムーングレイバーのコスプレをしてステージに登場

ムーングレイバーの魅力をプロデューサーが“実演”

　イベントはムーングレイバーの紹介でスタートした。先日掲載したプレイレポートにもあるとおり，女性キャスタニック専用のクラスで，使用する武器はリーチの長いグレイブだ。

　TERAには槍を使うランサーというクラスがすでにあるが，ランサーはタンククラスで攻撃が直線的なタイプであるのに比べ，ムーングレイバーはアタッカークラスで円を描くようにグレイブを振り回して戦うタイプだという。
　攻撃はスピーディで爽快感が得られるが，攻撃の前後に隙があるので，それを埋めるのがポイントだという。また，「月光痕」や「ルナティックゲージ」といったムーングレイバー独自のシステムも紹介された。


　野田氏は，キャラクターとしての強さだけでなく，そのストーリーにも注目してほしいとコメントした。
　ムーングレイバーはキャスタニック族のなかでも，大きな力を持つといわれる「月の家門」の一族の中でも一番の使い手。彼女が戦争に出征している間に，敵対する「火の家門」の謀略により月の家門は滅ぼされてしまい。村に帰還した彼女は月の家門の一族を殺した――というバックボーンを持ったクラスなのだという。より詳しい内容が特設サイトに掲載されているので，興味のあるプレイヤーは確認してほしい。

　続いてムーングレイバーのスキルが紹介された。
　野田氏は基本となる「連撃」を，スライドに加えて，伊織さんが持っていたグレイブを振り回しながら実演で紹介したが，コットン太郎さんから「ゲーム内で見た方が早くない？」と容赦のないツッコミが。



　「エクステンドスラッシュ」は，敵モンスターに「月光痕」を付与するという点でも有用だが，「スピニングリッパー」や「ブレードカーネイジ」などでクールタイムを初期化できるため，コンボの起点にしやすいことを挙げた。このように，ムーングレイバーには特定のスキルのクールタイムを初期化するものが多いため，これらを組み合わせることで，コンボをつなげ続けることが可能だとのことだ。

特定のスキル攻撃や，クリティカル攻撃により敵に付与が可能な「月光痕」。これが付与された敵を中心に周囲の敵を引き寄せる「月光陣」や，ダメージを与える「月薙ぎ」などのスキルが存在する

新プロデューサーに廣田氏が就任。4月26日のアップデートで新ダンジョンが実装

　続いて，今後のアップデート情報が公開された。
　まず4月12日には，ムーングレイバーの実装に加えて，甲斐田裕子さんによる女性キャスタニックの新エクストラボイスが実装される。


　さらに，キャラクタースロットの増加やクラスバランスの調整なども実施されるという。飛行乗り物「飛竜」は，これまでダンジョンで手に入れた卵を開けたときに確率で入手となっていたが，アップデート後は確実に手に入るとのことだ。


　また，Dellの34インチ曲面ディスプレイが5名，WebMoney1000円分が1000名にプレゼントされるキャンペーンも実施されるとのこと。

プレゼントされるDellのディスプレイがステージ上に設置されていた

ログインによって手に入る「ムーン玉」を集めて，現在最高クラスのムーングレイバー用武器を＋12まで強化された状態で入手できるキャンペーンも実施

　そして，TERAのプロデューサーが野田氏から廣田氏に交替することがサプライズ発表された。野田氏は「TERAはもっともっとお客様とよりコミュニケーションを図りながら，作っていかなくてはなりません。それには若い力が必要だということで廣田にバトンを手渡すことになりました」と，交替の理由を説明した。


　運営がハンゲームからゲームオンに移管されたころからTERAに携わってきたという廣田氏は，プロデューサー就任を受けて「TERAが面白いゲームであるということをもっと伝えていき，より遊びやすくしていけたらと考えています」と挨拶した。

　プロデューサーに就任した廣田氏の初仕事として，4月26日に実装されるアップデートの内容が紹介された。
　その目玉は，チュートリアル後に訪れる大都市ヴェリカの地下に実装される新ダンジョン。ストーリー上重要な神様が出てくるらしく，今後も物語に大きく関わってくるという。
　なお，大都市の地下に実際のダンジョンができるわけではないとのこと。おそらくインスタンスタイプのダンジョンなのだろう。参加レベルはレベル65で，まずは5人で入場できるものが実装されるとのことだ。


　また，そのダンジョンで入手できる新装備も実装されるが，その一方でベルゴスや一部のダンジョンが入場不可になる。今後，再実装される可能性はあるが，なくなるまえにベルゴスを倒しておきたい！　というプレイヤーは，26日までに頑張って倒してほしいとのことだ。


　ムーングレイバーから2週間後の新ダンジョン実装となるが，廣田氏によると現在はレベルも上げやすくなっていて，2週間もあればレベル65まで育てられるとのことなので，ムーングレイバーでも新ダンジョンに挑んでほしい。

4月12日より，秋葉原の「G-Tune：Garage」に，ハイスペックPCでムーングレイバー体験できるスペースが設置される。プレイすると特製クリアファイルがプレゼントされるとのこと

　最後に野田氏は「新クラス実装とともに，新プロデューサーのもとで新しいTERAを満喫してほしいです。いままで本当にありがとうございました」とアップデートのアピールと同時に，これまで支えてくれたファンに挨拶。そして廣田氏は「今日から新プロデューサーとして，運営の前に立って皆さんと一緒にTERAを盛り上げていきたいと思っています」と抱負を述べつつ，イベントを締めくくった。

今回のイベントの参加者にプレゼントされた「テラーメンどんぶり」。大きめのラーメンどんぶりに，なんとレンゲまで付いた豪華なセット。どんぶりの中央とレンゲには，ムーングレイバーのマークが刻印されている

「TERA :The Exiled Realm of Arborea」公式サイト