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IONプラットフォームが離陸へ。初の採用製品「AspireRevo」説明会が開催される
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印刷2009/04/21 17:08

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IONプラットフォームが離陸へ。初の採用製品「AspireRevo」説明会が開催される

最近は小ささや省電力性(≒エコ)を謳う製品が多いが,NVIDIAは「ただ『小さくて地球に優しい』だけじゃない」プラットフォームだと,IONを位置づける
GeForce 9 mGPU
 2009年4月21日,NVIDIAは,都内にある同社の日本事務所において,「ION」(アイオン,日本では「イオン」)プラットフォームに関する報道関係者向け説明会「世界初IONプラットフォーム採用製品のご紹介」を開催した。既報のとおり,IONプラットフォームは,Intelの低価格PC向けCPU「Atom」に,グラフィックス機能統合型チップセット「GeForce 9400M G」を組み合わせたもので,Intel製のチップセットを採用するNetbookやNettopでは満足に動作させるのが難しい,3Dグラフィックスや高解像度ビデオの再生,CUDAアプリケーションのアクセラレーションを実現するというのものだ。
 説明会の主役は,そんなIONプラットフォームを採用した初の製品となるAcer製小型PCで,現在のところ具体的な国内発売スケジュールが公表されていない,「AspireRevo」である。

AspireRevoの実機。本体サイズは30(W)×180(D)×180(H)mmで,「(容積)1リットル」と謳われている。写真左下に見えるのはPico-ITXベースのIONプラットフォーム評価キット
GeForce 9 mGPU

Jeff Yen氏
GeForce 9 mGPU
既存のデスクトップPCと比べて,消費電力でもサイズでも圧倒的に優位と謳われる
 説明会では,NVIDIAでアジア太平洋地区のテクニカルマーケティングマネージャーを務めるJeff Yen氏が,IONプラットフォームの特徴と,AspireRevoの概要を紹介。「サイズが大きく,高性能なCPUを搭載しており,机の近くに置くものだった」(同氏)デスクトップPCを,いかにして次のレベルに押し上げるかというテーマで誕生したのが,IONプラットフォームだという。

 そんなIONプラットフォームの特徴として,Yen氏が強調したのが,消費電力とサイズであり,世界初の採用製品となるAspireRevoでは,標準的なデスクトップPCと比べて,消費電力は3分の1に,そしてサイズは30分の1になっているとのこと。それでいながら,カジュアルな3Dゲームや,「Google Earth」など一般的な3Dアプリケーションの実行,そしてBlu-ray Discに代表される高解像度ビデオの再生を難なくこなせるとして,実機を使ったデモを披露してみせた。

左から「SPORE」,Google Earth,そして高解像度ビデオ(スタートレックシリーズの最新作トレイラーらしい)のデモ。3D処理,ビデオの再生とも滑らかで,処理落ちのようなものは感じられなかった
GeForce 9 mGPU GeForce 9 mGPU GeForce 9 mGPU

「モンスターハンターシリーズのような,3Dベースのカジュアルなタイトルは,Atomベースの従来的な小型PCでは満足にプレイできなかったが,IONなら楽しめる」とYen氏。氏の示したスライドによれば,「Battlefield Heroes」もプレイ可能であるという
GeForce 9 mGPU

最近のNVIDIAプレゼンテーションでお馴染みの,状態のよくないビデオを高画質化するツール「vReveal」や,GPGPUベースの高速トランスコードソフト「Badaboom」などもセッションには登場した
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GeForce 9 mGPU
GeForce 9 mGPU
 Yen氏は,「従来の小型PCでは実現できなかったことが可能になっている」と繰り返していたが,確かに,Intel製のグラフィックス機能統合型チップセットベースでは起動すらできないゲームが動くようになる期待は持てそうだ。従来のAtom機は,安価である一方,さまざまなストレスに耐える必要のあるプラットフォームだったが,それがIONによって,幾分でも改善されれば,それは歓迎されるべきだろう。

 ちなみにYen氏によると,IONプラットフォームベースの製品は,デスクトップ,ノートタイプを問わず,40以上がAspireRevoのほかにも開発中とのこと。NVIDIAとして,とくにプラットフォームの制約を設けたりはしないため,MXMを搭載した製品などが登場する可能性もゼロではないとのことだった。

AspireRevoの主なスペック。OSは全世界で32bit版Windows Vistaが搭載されることになる見込みだ。搭載するCPUは「Atom 230/1.60GHz」
GeForce 9 mGPU

展示機。グラフィックス出力としてHDMIとD-Subを持つ点,USB 2.0ポートを五つ持つ点,そして本体前面(※HDMI端子の真逆側)にeSATAポートを持つ点がトピックといえそうだ
GeForce 9 mGPU GeForce 9 mGPU

瀬戸和信氏
 なお説明会には,Acerの日本法人である日本エイサーから,マーケティングマネージャーの瀬戸和信氏も登場。日本エイサーの存在感は,Netbook製品「AspireOne」とともに日本でも高まってきているが,氏はAspireRevoを「AspireOneに次ぐキラープロダクト」と位置付ける。

 同社の調査によると,ライトなPCユーザーが,Webブラウズやeメールの次にやってみたいことはゲーム,画像や動画の編集,SNSの利用などだが,「ゲーム用PCや,動画編集用PCは高価で,ハードルが高い」(瀬戸氏)。AspireRevoは,そういったハードルを感じて,一歩を踏み出せない人にこそ使ってほしいPCだという。

「ライトユーザーが“単なるインターネット利用”」の次にしたいことをまとめたスライド。Acerの調査によると,SNSへの参加やオフィススイートの利用などと合わせて,ゲームプレイやビデオの鑑賞,ビデオの保存/編集があり,AspireRevoは,このニーズに向けた製品と位置づけられる
GeForce 9 mGPU

 ただ,ゲームやCUDAアプリケーションがなければ,その「一歩」は踏み出せない。AspireRevoだけではどうにもならないわけだが,この点について瀬戸氏は,ゲームの共同プロモーションは準備に時間がかかることから,そう遠くない将来に予定されているAspireRevoの国内正式発表には間に合わない可能性を強く示唆しつつも,ゲームの推奨を取得することは検討中であるとした。CUDAアプリケーションのバンドルも,日本語化の問題がついて回るため,国内発表時に間に合う可能性は低そうだが,やはり検討はしているという。


IONプラットフォームの命運は

ソフトと採用製品の価格が決めそう


会場では,液晶ディスプレイの背面にAspireRevoを取り付け,“Webカメラの台兼小型PC”的に使うというデモ展示も行われていた
GeForce 9 mGPU
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 IONプラットフォームというのは結局のところ,低コストで非力なCPUに,最低限のGPU機能を組み合わせることで,そもそもGPU機能のなかった従来のAtomマシンではどうにもならない3Dアプリケーション(やCUDAアプリケーション)を利用可能にするというものである。もっといえば,既存のAtomマシンより,一段上のラインを目指すソリューションだ。

 だが,その“一段”の高さを設定するのは,なかなか難しい。正式な国内発表前ということで,AspireRevoの価格は公表されていないが,「GPUが載っているから高価です。でも,別途ソフトを買わないと,GPUのメリットは何も得られません」では,マニア以外にその価値を理解してもらうのはまず無理だろう。
 逆にいうと,AspireRevoをはじめとするIONプラットフォーム採用製品は,活用できるソフトウェアなどをバンドルしつつ,それでいて,既存のAtomベースNettop/Netbookとそう変わらない値段で出てくるなら,市場に受け入れられる可能性が大いにあるといえる。より魅力的な超小型PCの選択肢として,IONプラットフォームが市場で存在感を発揮できるかどうかは,バンドルされるソフトと,価格が左右するのではないだろうか。

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    GeForce 9 mGPU

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    Predator,Nitro

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