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マウスコンピューター,MSI製ゲーマー向けデスクトップPCを7月24日に販売開始。直販サイトではBTOにも対応
税別のBTO最小構成価格は順に24万5800円,16万9800円なので,単純計算した税込価格は順に26万5464円,18万3384円となる。
両製品の主な仕様は以下のとおり。
●Aegis 3 8thの主なスペック
CPU | Core i7-8700 (6C12T,定格3.2GHz,最大4.6GHz,共有L3キャッシュ容量12MB) |
チップセット | Intel B360 |
メインメモリ | PC4-19200 DDR4 SDRAM 16GB×1 |
グラフィックス | GeForce GTX 1080 8GB |
ストレージ | SSD(PCIe M.2接続,容量256GB) HDD(SATA接続,容量1TB) |
光学ドライブ | トレイ式DVDスーパーマルチドライブ(SATA接続) |
OS | 64bit版Windows 10 Home |
BTO最小構成価格 | 24万5800円(税込26万5464円) |
●Nightblade MI3 8thの主なスペック
CPU | Core i7-8700 (6C12T,定格3.2GHz,最大4.6GHz,共有L3キャッシュ容量12MB) |
チップセット | Intel H310 |
メインメモリ | PC4-19200 DDR4 SDRAM 16GB×1 |
グラフィックス | GeForce GTX 1060 6GB |
ストレージ | SSD(SATA M.2接続,容量256GB) HDD(SATA接続,容量1TB) |
光学ドライブ | トレイ式DVDスーパーマルチドライブ(SATA接続) |
OS | 64bit版Windows 10 Home |
BTO最小構成価格 | 16万9800円(税込18万3384円) |
G-Tuneはシンプル&高性能,MSI製ゲームPCは多機能&高性能で住み分ける
発表会の冒頭では,マウスコンピューター代表取締役社長の小松永門氏と,MSI副社長兼プロダクトマネージャーのTed Hung氏が登壇し,両社が協業する意義や,既存のG-Tuneとの住み分けなどを説明したので,簡単に紹介していこう。
小松氏によると,MSIのゲーマー向けPCは,既存のG-Tuneに足りない要素を補完するものであるという。G-Tuneは,ゲームPCの基本的な性能に特化したもので,幅広い価格帯で可能な限りシンプルに届けることに重点を置いていると小松氏は述べる。一方,MSIのゲーマー向けPCは,独自の機能やユーティリティが重要な特化したPCであり,新しいゲーム体験を楽しみたい人に適した製品とであるとのこと。
そのため,同じゲーマー向けPCといっても,既存の製品ラインナップと必ずしも競合するものではなく,お互いに補完し合えると考えて,今回のMSI製品取り扱いが実現することになったようだ。
また,MSIのコンシューマーマーケティング室 室長である杉澤竜也氏によると,Aegis 3 8thとNightblade MI3 8thは,サイズで分類するならG-Tuneの小型ゲーマー向けデスクトップPC「LITTLEGEAR」シリーズと同じMini-ITXクラスの製品となるという。
ただ,LITTLEGEARがシンプルかつ高スペック,ただし拡張性は高くないといった性格を有する一方で,MSI製の2製品は,カラーLEDイルミネーションの搭載やさまざまな細かい付加機能を有し,内部コンポーネントの交換や拡張も容易である一方で,スペック面ではLITTLEGEARに及ばないという位置付けにあることを比較表を挙げて説明した。
Hung氏も同様に,Aegis 3 8thやNightblade MI3 8thは小型かつ高機能でありながら,拡張性が容易である点をアピール。小型のゲームPCは拡張性に難があるという懸念を払拭する製品と,MSIは位置付けているようだ。
Aegis 3 8thとNightblade MI3 8thの詳細もチェックしてみよう。両製品の説明は,MSIのプロダクトマネージャーであるMatias Ko氏が担当した。
まずAegis 3 8thだが,2016年のCOMPUTEX TAIPEI 2016で初お目見えとなったゲーマー向けPCの最新モデルだ。先のスペック表にもあるとおり,第8世代Coreプロセッサの「Core i7-8600」を採用するので,製品名に8thと付いている。
ロボットの顔を思わせる筐体は,CPUのある左側面側と,グラフィックスカードのある右側面側,そして電源ユニットを組み込んだ底面側という3つのブロック(※MSIはChamber,チャンバーと呼ぶ)に分かれており,それぞれでエアフローを分離することで,冷却効率を高めつつ静音性を確保したのが特徴であるという。
Nightblade MI3 8thは,やはりCOMPUTEX TAIPEI 2016で登場した小型デスクトップPCの最新モデルである。Aegis 3 8thに比べれば,シンプルと言っていいデザインで,筐体の容積は10ℓ程度と,非常にコンパクトなのも特徴だ。
筐体内部は,左側面側がCPU,右側面側がグラフィックスカードのブロックに分かれており,冷却効率と静音性を高める構造を採用することや,パーツ類へのアクセスが容易な点は,Aegis 3 8thと同様である。
ところで,MSIのKo氏は,PC本体と同じくらいの時間をかけて,同社製のゲーマー向けディスプレイ「Optix MPG27CQ」(以下,MPG27CQ)の説明も行った。
MPG27CQは,27インチサイズで解像度2560×1440ドット,垂直リフレッシュレート144Hz対応の湾曲型VA液晶パネル採用するゲーマー向け液晶ディスプレイで,すでに国内でも販売中である(関連記事)。
マウスコンピューターでは,MPG27CQをAegis 3 8thまたはNightblade MI3 8th購入時に選択できるオプションとして販売するとのこと。ただ,単品販売は今のところ予定していないそうだ。
発表会最後の質疑応答で,今後,AegisシリーズやNightbladeシリーズ以外のMSI製ゲーマー向けデスクトップPCや,ゲーマー向けノートPCの扱いも行うのかと質問してみたが,現在のところは予定がなく,2製品の売上げを見て相談していくとのことだった。
今まで,MSIのゲーマー向けデスクトップPCをBTOでカスタマイズして購入できるのは,パソコンショップ アークだけだったので,その選択肢が増えることは,ゲーマーにとって歓迎できることだろう。それゆえに,今後のラインナップ拡充にも期待したい。
マウスコンピューターのMSI製品情報ページ
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