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「S.T.A.L.K.E.R. 2」の新情報が明らかに。メインはあくまでPC版で,DirectX 11をサポート。“ファクション・ウォーズ”はなくなる方向
S.T.A.L.K.E.R.シリーズ Facebookファンページ
「GSC Game World」公式サイト
ウクライナのゲーム開発会社 GSC Game Worldが,人気FPSシリーズ最新作「S.T.A.L.K.E.R. 2」の制作を正式に発表したのは,2010年8月のこと。マルチプラットフォームで2012年にリリースということ以外は明らかにされず,その数日後にドイツで開催されたGamescomでもとくに追加発表などはなかったため,さらなる情報が欲しくてやきもきしているというファンは多いに違いない。
今回,そんなS.T.A.L.K.E.R. シリーズのFacebookファンページで,モデレーターの質問に開発者が答える形のQ&Aが公開された。その中ではゲーム内容の一部についても触れられている。
それによると,S.T.A.L.K.E.R. 2の舞台となるのは,原子力発電所とチェルノブイリの町の間に挟まれた場所に存在する廃墟の町になるという。この地域には巨大なアンテナがあり,地下研究施設も多く用意されているとのこと。また,新たな武器やミュータントは多数用意されるが,前作にあった“ファクション・ウォーズ”はフィーチャーされない見込みだそうだ。
S.T.A.L.K.E.R. 2は,自社製のゲームエンジン“X-Ray Engine”の最新バージョンを使って現在開発が行われている。前作からプレイを続けているファンの中には,続編がマルチプラットフォーム化することによって,グラフィックスやインタフェース部分にコンシューマ機向けの“妥協”が発生してしまうのではないかと心配している人もいるかもしれないが,開発者はこのQ&Aにおいて「その点についてはまったく心配ない」と答えている。新エンジンはDirectX 11をサポートしているとのことで,PC版ではその機能を生かした品質の高いグラフィックスが楽しめそうだ。
S.T.A.L.K.E.R. シリーズは,現在までに通算で400万本以上が販売されているという。最新作「S.T.A.L.K.E.R. 2」のパブリッシャはまだ決まっていないが,GSC Game Worldは最近,GSC Game Publishingという販売セクションを立ち上げており,このあたりの動きにも注目しておきたい。
S.T.A.L.K.E.R.シリーズ Facebookファンページ
「GSC Game World」公式サイト
- 関連タイトル:
S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl
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