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RX Vega×4に18C36T対応CPU搭載のド派手なタワーPCがインパクト大。Acerがドイツでゲーマー向けPC&周辺機器を発表
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印刷2017/08/31 16:12

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RX Vega×4に18C36T対応CPU搭載のド派手なタワーPCがインパクト大。Acerがドイツでゲーマー向けPC&周辺機器を発表

IFA 2017の会場「Messe Berlin」内にあるAcerブース
画像集 No.002のサムネイル画像 / RX Vega×4に18C36T対応CPU搭載のド派手なタワーPCがインパクト大。Acerがドイツでゲーマー向けPC&周辺機器を発表
 ドイツ時間2017年8月30日,Acerは,ドイツ・ベルリンで2017年9月1日に開幕する家電見本市「IFA 2017」に先だって,複数のゲーマー向け製品を世界市場に向けて発表した。
 今回のラインナップでは,モンスターとしか言いようのないスペックを持つ大型筐体のド派手なハイエンドデスクトップPC「Predator Orion 9000」を筆頭に,個性的な製品が出てきたのが見どころだ。
 「世界市場ではすでに発表済みながら,国内ではまで投入されていないゲーマー向けPC新製品」と合わせて紹介しよう。

Predator Orion 9000。前面側は目の粗いメッシュ,側面はガラス付きのパネルとなっていて,内部のLEDイルミネーションを見せることに焦点を当てているそうだ。詳細は続く段落で
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これ以上ないスペックを「魅せる」フルタワーゲームPC

Predator Orion 9000


 ゲーマー向け製品ブランド「Predator」のフラッグシップモデルとして登場したのが,今回の主役と言って過言ではないPredator Orion 9000だ。
 最大の特徴は,ちょっとどうかしているレベルのハイスペックぶりだ。グラフィックスカードは「Radeon RX Vega 64」を最大4枚か,「GeForce GTX 1080 Ti」を最大2枚搭載。そこに,未発売の18コア36スレッド対応CPU「Core i9-7980XE Xtreme Edition」を組み合わせ,標準でCPU用の液冷クーラー(※本格か簡易かは未公開)も組み合わせてあり,さらにメインメモリ容量は最大で128GB。ゲーマー向けPCのスペックとして,現時点でこれ以上は望みようがないだろう。

Radeon RX Vega 64を2枚搭載したデモ機。標準搭載の液冷CPUクーラーは簡易型っぽかったが,断言はできない
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 また,ここまで掲載してきた写真でも分かるように,カラーLEDイルミネーションを多用して「魅せる」ことを重視した筐体設計になっているのも,Predator Orion 9000の持つ大きな特徴の1つだ。
 筐体上部に取っ手の付いた筐体は,高さが643.13mmもある大きなものなのだが,筐体にある平面部の多くはメッシュ加工されていて,内部や,カラーLED付きのファンが回転する様子が見えるようになっているので,全体として相当に派手なルックスになっている。

Predator Orion 9000を正面から見たところ。LED付きの2連空冷ファンが見える派手なデザインだ。中央のファンの上にあるメッシュのパネル内には,光学ドライブがある
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 欧州市場では2017年11月に発売予定となっており,価格は最下位モデルで1999€(税別)から。当然,上位モデルの金額はトンデモないことになるのだろう。
 国内展開の可能性もありそうなので,興味のある人は続報に期待してほしい。


15.6インチ液晶パネル+GeForce GTX 1050搭載の2-in-1

Nitro 5 Spin


 10日ほど前に世界市場へ向け発表となっていた2-in-1タイプのゲーマー向けノートPC「Nitro 5 Spin」も,Acerブースで確認することができた。Predatorブランドの製品ではないが,歴としたゲーマー向け製品だ。
 北米市場では2017年10月発売の予定で,メーカー想定売価は999ドル(税別)となっている。

Nitro 5 Spin
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ディスプレイ部分を360度回転した状態。スタイラス入力にも対応する巨大タブレットPCといったところか
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 Nitro 5 Spinは,ディスプレイ部分が360度回転する「コンバーチブルタイプ」の製品で,2-in-1としては大きめな15.6インチサイズの液晶パネルを採用するのが特徴だ。液晶パネルが大きいこともあり,本体の重量も約2.2kgと,2-in-1とてはかなり重くなってしまっているが,まあ,ゲーマー向けノートPCとしては普通である。

コンバーチブルタイプの2-in-1は,ディスプレイ部分を見やすい位置に持ってこれるのが利点だ。Nitro 5 Spinもフォトスタンドスタイル(上)やテントスタイル(下)など,使い方や好みに合わせた配置ができる
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 搭載する単体GPUは,ノートPC向け「GeForce GTX 1050」で,CPUにはKaby Lake Refresh世代の4コア8スレッドCPUである「Core i7-8550U」または「Core i5-8250U」を採用するとのこと。GPUがやや非力ではあるものの,軽めのゲームにも対応可能な2-in-1ノートPCと聞けば,興味をそそられる人もいるのではないだろうか。


Max-Qデザイン採用のハイエンドノートPC

Predator Triton 700


 「Predator Triton 700」は,2017年4月に行われたAcerの独自イベントで発表となったゲーマー向けノートPCである。ただ,発表時点ではスペックの詳細が明かされていなかったが,今回ようやく,スペックと実機がお披露目となった次第だ。

Predator Triton 700
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 明らかになったスペック情報によると,Predator Triton 700は,比較的薄型のボディに,NVIDIAの「Max-Q Design」(以下,Max-Q)デザインに対応する「GeForce GTX 1080」と,4コア8スレッド対応CPUの「Core i7-7700HQ」を搭載するのが特徴。高性能なGPUとCPUを冷却すべく,2基の空冷ファン「AeroBlade 3D」を組み合わせた冷却機構を採用しているのもポイントである。
 しかも,そのうちGPU側の1基にLEDイルミネーション機能を付けて,キーボード奥側のベゼル部分から透けて見える構造を採用している。これはなんとも奇抜なところだ。

見にくい写真で恐縮だが,キーボード奥側にある半透明のパネル左側に,ぼんやり見える赤い光が,AeroBlade 3Dファンによるものである
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 空冷ファンが透けて見える部分の右側は,単なるガラスパネルではなく,見た目では分かりにくいがタッチパッドとなっていた。通常のノートPCであればキーボード手前側に置くタッチパッドを,わざわざ使いにくいキーボード奥側に置いたのは,「ゲーマー向けノートPCのユーザーなら,ゲームをプレイするときにはお気に入りのマウスを使うはずだ」という割り切りによるものであろう。

本体左側面。ボディ部分の薄さが分かるだろう。ディスプレイを閉じた状態での厚さは18.9mmとのこと
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 北米でのメーカー想定売価が2999ドル(約33万3630円,税別)というかなり高額の製品だが,これも国内市場に出てくれば注目を集めそうだ。


Aspireブランドの新型デスクトップPCはRyzen搭載モデルも用意


 Acerは,一般向けPCブランドの「Aspire」でも,Predatorブランドよりもやや安価なゲーマー向けPCを展開中だ。その最新モデルにして,国内未発表のシリーズ「Aspire GX」も,IFA 2017のAcerブースでは確認することができた。

Aspire GXの最新モデル
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 Aspire GXでは,GPUやCPUの異なるさまざまな製品がラインナップされているのだが,今回の展示機はGPUに「GeForce GTX 1070」,CPUにはKaby Lake世代のCore i7プロセッサか,AMDのRyzenプロセッサのいずれかを採用するハイスペックなモデルとなっているそうだ。

こちらもAspireブランドに属する,国内未発表のゲーマー向けノートPC「Nitro 5」。GeForce GTX 1050 TiとKaby Lake世代のCPUを採用する
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ゲーマー向け液晶ディスプレイの新発表はなし


 最後に,Predatorブランドで展開している周辺機器を簡単に紹介しよう。
 まずは液晶ディスプレイだが,今回は残念ながら新製品の発表はなく,COMPUTEX TAIPEI 2017で発表となったHDR表示対応4K液晶ディスプレイ「Predator X27」と,HDR表示対応でアスペクト比21:9の湾曲型液晶ディスプレイ「Predator X35」(関連記事)の展示があっただけだった。

27インチサイズの4K液晶パネルを採用するPredator X27。ディスプレイの左右と上側に見える遮光板は,別売りオプションである
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 Predator X35は,COMPUTEX TAIPEI 2017時点では2017年第3四半期に発売という話だったが,IFA 2017のタイミングでは,発売予定時期が2018年第1四半期へ延期になったことが明らかにされている。

35インチサイズでアスペクト比21:9,HDR表示にも対応する湾曲型液晶パネルを採用したPredator X35
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 最後に,Predatorブランドのゲーマー向けマウスを写真で簡単に紹介しておこう。こちらも国内未発表だ。

Predatorブランドから登場した,左右対象形状のワイヤードマウス「Predator Cestus 500」。北米市場では2017年11月発売の予定で,メーカー想定売価は79.99ドルとのこと
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Predator Cestus 500は,左右メインボタンそれぞれに,押下回数5000万回以上のスイッチと,同2000万回以上のスイッチという2種類のオムロン スイッチアンドデバイス製スイッチを組み込んでおり,底面側のスライドスイッチで,好みに応じて切り替えられるという謎のギミックを備えている
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AcerのIFA 2017特設Webページ

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