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Qualcomm,新SoC「Snapdragon 410」を発表。150ドル以下の低価格スマホでのLTE対応を可能に
Snapdragon 410は,低価格スマートフォンでのLTE対応を可能にすると謳われた「Snapdragon 400」をベースとする,性能向上版SoCのようだ。これを採用することで,150ドル以下で販売されるスマートフォンでのLTE対応を実現すると,Qualcommは表明している。
気になるスペックだが,統合されるGPUコアはSnapdragon 400の「Adreno 305」から数字が1つ上がった「Adreno 306」になるとのこと。その一方,リリースには「64-Bit Processing」という言葉が使われているにも関わらず,なぜかCPUコアに関する言及は一切ない。現時点で,CPUコアは謎に包まれたままである。
Snapdragon 410のプレスリリース(英語)
クアルコムは12月9日(米国時間)に、ハイボリュームスマートフォン市場向けのSnapdragon 410プロセッサーを発表しました。
Snapdragon 410の特徴は以下の通りです。
- 28nmプロセス、Adreno 306 GPU、1080pビデオ再生、13メガピクセルカメラ、64ビットに対応します。
- LTEおよび主要な3G方式、世界の周波数帯に対応すると共に、デュアルSIM、トリプルSIMに対応します。
- Qualcomm RF360フロントエンドソリューションと共に使用することで、マルチバンド、マルチモードをサポートします。
- Wi-Fi、Bluetooth、FM、NFCに対応するほか、GPS、GLONASS、BeiDouをサポートします。
- Android、Windows PhoneおよびFirefoxを含む全ての主要なOSをサポートします。
- Snapdragon 410は2014年前半にサンプル出荷され、2014年後半に搭載端末が発売される予定です。
- さらに、クアルコムは全てのセグメントのSnapdragonでLTEをサポートする計画である事を発表しました。エントリーレベルのスマートフォンでLTEをサポートすることで、新興国でのLTEへの移行が進むと考えています。
- 「Snapdragon 410により、150USドル(~1000中国元)以下のスマートフォンにLTEを搭載することが可能になります」(Jeff Lorbeckコメント)。
- Snapdragon 410には、RF360 フロントエンドソリューションに対応するQualcomm Reference Design(QRD)も提供します。
- QRDはこれまでに40以上の端末メーカーから350機種以上の端末が18カ国で発売・発表されています。
プレスリリースは以下にて確認する事が可能です。
http://www.qualcomm.com/media/releases/2013/12/09/qualcomm-technologies-introduces-snapdragon-410-chipset-integrated-4g-lte (英語)
Snapdragonの詳細は以下をご覧ください。
http://www.qualcomm.com/snapdragon
QRDは以下にてご確認ください。
https://qrd.qualcomm.com/
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