ニュース
アクチュエーションポイント1.2mmの高速入力対応キースイッチ「Cherry MX Speed」登場。Corsairが搭載キーボード「RAPIDFIRE」を展開
- K70 RGB RAPIDFIRE:フルキー仕様,フルカラーLEDバックライト搭載
- K65 RGB RAPIDFIRE:10キーレス仕様:フルカラーLEDバックライト搭載
- K70 RAPIDFIRE:フルキー仕様,赤色LEDバックライト搭載
北米では予約受け付けを開始しており,北米市場におけるメーカー想定売価は順に169.99ドル,139.99ドル,129.99ドル(いずれも税別)となっている。国内での展開予定は不明だ。
Corsairは以前にも,Cherry MXの開発元である独ZF Electronicsとの協業により,Cherry MXシリーズにカラーLEDバックライトを組み合わせた「Cherry MX RGB」を開発し,キーボード製品において時限独占で使用していたことがある。RAPIDFIREの公式プロモーションビデオにも,「Corsair Exclusive」の文言が踊っているので,このCherry MX Speedも同様に,Corsairによる時限独占となっているようだ。
アクチュエーションポイントは1.2mmと浅いCherry MX Speedであるが,キーのバネ圧は公称45gとのことなので,バネ圧自体はCherry MX Redと変わらない。ZF Electronicsによるデータシートが出ていないので,想像の域は出ないものの,Cherry MX Redの短アクチュエーションポイント版が,“Cherry銀軸”ことCherry MX Speedということなのかもしれない。
もちろん,オムロン スイッチアンドデバイスとLogicool G(日本以外ではLogicool G)が共同開発した「Romer-G」スイッチに対する,ZF Electronicsからの回答と見ることもできるだろう。
キースイッチ以外の仕様は,名称にRAPIDFIREが付かない既存製品と同様のようで,Nキーロールオーバーに対応する点や,本体背面にUSBパススルーポートを装備する点などは変わっていない。LEDバックライトの制御やキー割り当て設定は,Corsair製の設定ソフト「Corsair Utility Engine」で行える点も同様だ。
製品ボックスには,着脱可能なパームレストに加えて,[W/A/S/D]キーなど,一部のキーの色を変えられる交換用キートップも付属するとのことである。
米ドルでの価格からすると,国内でも相応に高価になりそうで,価格面で人を選ぶことはまず間違いないと思われるが,Cherry MXキースイッチで1.2mmというアクチュエーションポイント設定がゲームプレイにどのような影響をもたらすのか,試してみたいと思う人は多いだろう。国内発売が期待される製品となりそうだ。
RAPIDFIREシリーズ製品情報ページ(英語)
- 関連タイトル:
Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)
- この記事のURL: