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[TGS 2017]その名は「CORSAIR ONE」。Corsairは「リビングでゲームもオーバークロックもできる小型デスクトップPC」を世に問う
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印刷2017/09/23 01:22

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[TGS 2017]その名は「CORSAIR ONE」。Corsairは「リビングでゲームもオーバークロックもできる小型デスクトップPC」を世に問う

HTCブース
画像集 No.003のサムネイル画像 / [TGS 2017]その名は「CORSAIR ONE」。Corsairは「リビングでゲームもオーバークロックもできる小型デスクトップPC」を世に問う
 東京ゲームショウのホール9,9-W10にあるHTCブースでは,もちろんVR対応ヘッドマウントディスプレイ「Vive」のデモが花盛りだ。
 ブースは細かくブロック分けされており,ブロックごとに異なるVR体験ができるというのがウリなのだが,そこではCorsair初のPC製品「CORSAIR ONE」計23台が,VR体験用のPCとして稼働していた。

稼働中のCORSAIR ONE。側面吸気,天面排気のシステムになっている
画像集 No.002のサムネイル画像 / [TGS 2017]その名は「CORSAIR ONE」。Corsairは「リビングでゲームもオーバークロックもできる小型デスクトップPC」を世に問う

CORSAIR ONEでは高速で静かで小さく,使い勝手がよく,アップグレードも簡単なPCを目指したという
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 本体サイズは176(W)×200×380(H)mm。全体としては筒のようなデザインだが,なぜいきなりこういう特殊なデザインでPC業界に乗り込んできたのかをCorsairの日本担当セールスマネージャーであるJevon Yeh氏に聞いたところ,CEOの陣頭指揮によるものだとだという答えが返ってきた。
 オーバークロッカー向けのメモリモジュールから出発し,ゲーム用周辺機器市場,そして最近では「リビングでゲームをプレイする」ことに特化した製品展開も始めているCorsairだが,CEOは,そんな同社にとっての次のステップとして,「リビングでゲームもオーバークロックも楽しめるPC」を定めたのだそうだ。

CORSAIR ONEの側面(左)と背面(右)
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画像集 No.006のサムネイル画像 / [TGS 2017]その名は「CORSAIR ONE」。Corsairは「リビングでゲームもオーバークロックもできる小型デスクトップPC」を世に問う
 開発目標は「リビングに調和する,面白いデザイン」かつ「4Kテレビとつないで,十分な3D性能が得られること」。CEOがプロダクトマネージャーとして直接指揮し,結果として,ハイエンドGPUと,倍率ロックフリーのCPUを組み合わせた小型PCが完成したのだという。
 ちなみに米国市場では,「GeForce GTX 1080 Ti」と「Core i7-7700K」をいずれも簡易液冷クーラーと組み合わせた「CORSAIR ONE PRO」と,GPUを外排気クーラー搭載の「GeForce GTX 1070」(以下,GTX 1070)へ変更した“無印”CORSAIR ONEの2モデル展開になっているが,日本では下位モデルのGPUを「GeForce GTX 1080」にする方向で調整しているとのことだった。


GTX 1070搭載モデルの中身を見てみる


ファン付きの天板部を外すところからバラしは行える
画像集 No.009のサムネイル画像 / [TGS 2017]その名は「CORSAIR ONE」。Corsairは「リビングでゲームもオーバークロックもできる小型デスクトップPC」を世に問う
 今回CorsairはHTCブースへ出展するにあたり,CORSAIR ONE PROを2台,そして北米版,つまりGTX 1070搭載のCORSAIR ONE無印を22台,東京ゲームショウ2017の会場へ持ち込んでいる。後者のうち1台は予備機として確保しているそうで,今回はその予備機をバラして見せてもらうことができた。
 ユーザーレベルでのアップグレードが想定されるPCだけに,側板を外して内部へアクセスするための難度は極めて低い印象だが,ともあれ以下,写真メインで内部構造をチェックしてみたい。

天板を外して,両側板を外したところ。背面からのカットなので向かって右がGPU(=グラフィックスカード)側となる。側板の空気孔を見るに,2基以上のファンを搭載するカードでも十分に吸気できそうだ
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搭載するMSI製GTX 1070カードの長さは約270mmだが,本体底面のクリアランスはほぼない。リファレンスサイズよりも長いカードは搭載できないと考えておくのが正解だろう。なお,ちょっと分かりにくいかもしれないが,写真でカードの右には2.5インチドライブベイが2基ある
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グラフィックスカードのビデオ出力は,電源と一緒に本体背面部へと引き回されている
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こちらがCPU側。簡易液冷クーラーのラジエータ部は側板を一体化しており,こちらは「取り外す」のではなく,底面側をヒンジとして扉を開くような仕様になっているのが分かる。メモリモジュールと電源ユニットもこちら側だ
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CPUソケット周辺に寄ったところ。マザーボードのフォームファクタはMini-ITXで,独自設計というわけではなかった。PCI Express x16スロットはケーブルによって反対側へ引き出されている
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「DDR4 BOOST」の刻印があるので,マザーボードはMSI製だと分かる。ケーブルやらパイプやらの障害物があって,写真ではうまく撮れなかったが,マザーボードの製品名は「Z270 CORSAIR」だった。カスタムモデルという理解で間違いないだろう
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 というわけで,CORSAIR ONEの筐体は正面向かって左右で完全に分かれた,デュアルチャンバー構造になっている。Yeh氏いわく「熱源は完全に分離できている」とのことだ。

内部構造のイメージ。搭載する電源ユニットがSFX仕様の定格500Wモデルなのもこのスライドから分かる。ラジエータの冷却は天板部のファンによる吸気に頼っているようだ
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両チャンバーの概要。グラフィックスカードにはファンが取り付けられていることと,グラフィックスカードを外すとマザーボード背面側のM.2スロットへアクセスできるようになっていることが読み取れる
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 Yeh氏によると,CORSAIR ONEは10月中に国内発表し,主に量販店を中心に展開していくことになるそうだ。国内における価格は,GTX 1080を搭載する下位モデルで税別30万以下くらいになる見込みとのことだった。

GTX 1080 Ti搭載のCORSAIR ONE PROは,「VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎」用のPCとして使われているとのこと。CORSAIR ONEシリーズ最上位モデルの性能を確かめたい場合は,整理券をもらって体験してみよう
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CorsairのCORSAIR ONE製品情報ページ

4Gamerの東京ゲームショウ2017特設ページ

  • 関連タイトル:

    Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)

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