Windowsストアで配信中の3DMark
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2013年10月14日(北米時間),
Futu
re
mark
は同社製3Dベンチマークテストアプリケーション「
3DMark」のWindows RT版(3DMark for Windows RT)を,Windowsストアにて無償で公開した。2013年4月に公開された
Android版,9月に公開された
iOS版に続きWindows RT版がリリースされたことによって,主要なスマートフォンおよびタブレット端末のどれでも比較可能な,3Dグラフィックスベンチマーク環境が整ったことになる。
用意されているテスト項目は,DirectX 9相当の環境を想定し,1280×720ドットでレンダリングされる標準的なプリセット「
Ice Storm」,1920×1080ドットでレンダリングされ,高品位なテクスチャやポストプロセスを使用する高負荷プリセット「
Ice Storm Extreme」,そしてディスプレイ解像度や垂直同期周波数,OSなどの要員を排除してCPUとGPUの性能を比較するという「
Ice Storm Unlimited」の3種類。当然ながら,Android版やiOS版と同じだ。
今回公開されたこのアプリ,Windows RT版と銘打ってはいるものの,Windowsストアでの情報で,「サポートされているプロセッサ」欄に「x86,x64,ARM」とあるとおり,実際にはWindows 8上でも動作する。つまり,このアプリはWindows RT版というよりも,「
Windowsストアアプリ版」と言うべきものであるわけだ。
Windows RT版3DMarkの画面
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PCとしてはグラフィックス性能の低い筆者の仕事用ノートPCで計測したスコア。高負荷であるIce Storm Extremeでも「Maxed Out!」になった
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そこで筆者が原稿書きに使っているノートPC
※1でテストしてみたところ,Ice Storm,Ice Storm Extremeともに,スコアが上限に達した「Maxed Out!」になった。他に多数のアプリが動作している状態でもこれなので,やはりPCでのテストに使うには負荷が軽すぎるようだ。Ice Storm Unlimitedでは数字が出ているので,あえて比較するなら,これを使うしかないだろう。
※1 ThinkPad T420s,搭載GPUはNVS 4200MとIntel HD Graphics 3000。
タブレットやスマートフォンを選ぶときに,3D性能も気になるという人は,3DMarkのスコアを製品選びの参考にしてみるといいかもしれない。