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Android版「3DMark」がバージョン2.0.4608にアップデート。スコアランキングから除外されたHuawei製端末への対応策が導入される
バージョン2.0.4608は,Arm製のGPU IPコアである「Mali-G76」および「Mali-G72」との互換性を向上させたのがポイントで,これらのGPUを統合したSoC(System
また,2018年9月に,ベンチマーク対策によるルール違反が発覚してスコアランキングから除外されたHuawei Technologies(以下,Huawei)製端末(関連記事)への対応が盛り込まれたのもポイントである。
端末の性能を少しでも高く見せたいHuawei側と,ベンチマークスコアの公平性を維持したいUL側がお互い妥協した結果といったところだろうか。
そのほかにもバージョン2.0.4608では,64bit版アプリの提供開始やいくつかの修正が行われているとのこと。Google Playの自動アップデートを有効にしているユーザーなら,すでにアップデートが行われていると思うが,手動でアップデートをしている人は,アップデートをお勧めする。
●Version 2.0.4608の新要素
- 64bit版アプリの提供を開始した
- 実行結果を記録したファイルに,ワークロードのバージョン番号を記録するようになった
●Version 2.0.4608で解決した問題
- Sling ShotテストおよびSling Shot Extremeテストで発生していたいくつかのCosmetic rendering bug。ULに確認したところ,これはグラフィックスの見栄えに関する複数の問題をまとめて修正したもので,ブルーム表現の修正,Volumetric Illumination(ボリューメトリックイルミネーション)の修正,ブルーム表現を処理するシェーダの修正などを含むとのこと。
Android「3DMark」ダウンロードページ
ULの3DMark for Android製品情報ページ(英語)
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3DMark
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