「フォートナイト」のフィギュアシリーズが2019年9月14日に発売。最上もがさんとペンギンズのノブオさんが，ジオラマ勝負にチャレンジ

　登録プレイヤー数が全世界で2億5000万人を記録した，Epic Gamesのバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」（PC / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch / iOS / Android）。その大人気ゲームのフィギュアシリーズが，タカラトミーより2019年9月14日に発売される。

　フィギュアシリーズは2タイプあり，「フォートナイト リアルアクションフィギュアシリーズ」（全11種，各2200円/税抜）は，ゲーム内に登場する人気のスキン（コスチューム）を約10cmのフルポーザブルフィギュアとして立体化したもので，武器パーツと台座（建築パーツ）が付属する。
　また，ゲーム内の建築要素を再現できる建築資材とフィギュアがセットになった「ビルディングセット」（4980円/税抜）や，武器パーツやアイテムパーツが入った「宝箱アソート1」（全6種，各1800円/税抜）なども合わせて発売される。

「フォートナイト リアルアクションフィギュアシリーズ」（全11種，各2200円/税抜）

「ターボビルディングセット」（7480円/税抜）

　もう一方の「フォートナイト コレクションミニフィギュアシーズ」（全15種，各980円/税抜）は，人気のスキンを約6センチのミニサイズで立体化したコレクタブルフィギュアで，好きな武器を持たせて手軽にディスプレイできる。

「フォートナイト コレクションミニフィギュアシーズ」（全15種，各980円/税抜）

　これらフィギュアシリーズの発売に先駆け，タレントの最上もがさんと，お笑いコンビ・ペンギンズのノブオさんが，「フォートナイト リアルアクションフィギュアシリーズ」の“遊んでみた”動画を収録する運びとなった。
　動画の内容は，リアルアクションフィギュアと大ボリュームの建築資材がセットになった「ターボビルディングセット」（7480円/税抜）などを組み合わせて，制限時間の20分間で2人がそれぞれ「フォートナイト」のジオラマを作り，その出来栄えを競うというもの。その制作の過程と勝負の行方は，ぜひ動画で確認してほしい。


　今回4Gamerでは，この動画の収録現場にお邪魔して，最上もがさんとノブオさんにインタビューを行った。以下にその模様を掲載しよう。

ペンギンズ・ノブオさん（左）と，最上もがさん（右）

4Gamer：
　動画の収録，お疲れ様でした。さっそくですが，「フォートナイト」のジオラマを作ってみた感想はいかがでしたか。

最上もがさん：
　楽しくて，すごく夢中になっちゃいました。ゲームでもそうなんですけど，あせっちゃって，頭の中で想像した建築がうまく再現できなくて。制限時間がなくても結構難しかったんじゃないかと思います。

ノブオさん：
　このリアルアクションフィギュアシリーズは，「フォートナイト」のポップな世界観がそのまま飛び出してきたみたいに忠実に再現されているので，すごく楽しかったです。本当にゲームの中に入り込んだ感覚に陥りました。


4Gamer：
　ノブオさんは，組み立てている最中，ジオラマが何度か崩壊していましたけれども。

最上もがさん：
　メッチャ倒してました（笑）。

ノブオさん：
　もともと手先が器用じゃないんですよ。図工は不得意だったんで（笑）。

4Gamer：
　そもそも，建築資材を組み合わせてジオラマを作ること自体が難しいのでしょうか。

ノブオさん：
　いえ，組み立てるだけなら結構簡単です。


4Gamer：
　となると，イメージした建築を再現するのが難しいと。

ノブオさん：
　そうですね。理想と僕自身のスキルに乖離があって……。

最上もがさん：
　ゲームの「フォートナイト」だと，物理的に多少怪しくても建築できたりするじゃないですか。でも，それをリアルで再現しようとすると，やっぱり物理法則に負けてしまうんです。

ノブオさん：
　リアルに合わせればいいのに，「『フォートナイト』はこうだから！」と意地を張っちゃって（笑）。

最上もがさん：
　「行けるんじゃね？」って（笑）。ぼくは堅実に，倒れないようにしながら作っていきましたけど。

4Gamer：
　それでは，ご自身の作品についてコンセプトやストーリーなどを教えてもらえますか。

最上もがさん：
　ぼくは，スクワッドを組んだ4人が勝って「イェイ！」っていう楽しさを，ただただ伝えたかっただけです。

最上もがさんの作品

ノブオさん：
　僕は，ソロマッチで最後に残った2人のどちらかがビクロイになる，という場面を表現しました。片方はメチャクチャ猛者で，建築もバンバンやって，高台を作って「残りの1人はどこだ」と探しています。もう片方は，マッチの序盤からコソコソ家や木の陰に隠れて，最後の最後まで生き残った初心者です。この初心者は，「あと1人倒せば勝ちだけど，あんな猛者には絶対勝てない」と絶望し，ヤケになって「もうエモートで踊っちゃえ」という状態になっています。

ノブオさんの作品

4Gamer：
　その初心者の気持ち，よく分かります。

ノブオさん：
　「フォートナイト」あるあるですよね（笑）。

最上もがさん：
　すごく面白いストーリーですよね。その一方で，ぼくはただただ平和な場面を作ってしまって……。

ノブオさん：
　でも，もがさんの作品も，スクワッドで4人が勝ち残ったときの場面をリアルに再現していますよ。ちょっと踊ったりしてるじゃないですか。やっぱり勝ったときは，みんなエモートで喜びを表現するから。
　しかも建物の中にいるメンバーと外にいるメンバーがいて，役割分担もしっかり再現して。「もがさん，メチャクチャ『フォートナイト』やってんじゃん」って思いましたよ。

最上もがさん：
　ありがとうございます。本当は屋根もきちんと作りたかったんですけど，難しくて……。

4Gamer：
　ご自身の作品を自己採点するとしたら，100点満点で何点でしょうか。

最上もがさん：
　70点！　あと30点は時間が足りなかったです……。

4Gamer：
　時間さえあればパーフェクトな作品になったと。

最上もがさん：
　そうです。時間があるなら，パーフェクトを目指さないとですね。

ノブオさん：
　僕は98点かな……。

最上もがさん：
　メッチャ高いですね！　逆に，なんで2点マイナスなのか知りたいです！

ノブオさん：
　やっぱり物理のところですね。そこの計算を間違っただけです。それ以外は完璧で，猛者がのぞき込んでいる感じや，初心者がおびえてる感じを，忠実に再現できたんじゃないでしょうか。

最上もがさん：
　でも本当に面白かったですね。20分があっという間に過ぎちゃいました。もっと作りたかったです。（ノブオさんは）20分で3回くらい倒してましたよね？

ノブオさん：
　僕がジオラマを完成させるまでに使った時間は，実質5分くらいでしたね（笑）。
　ゲームでもそうなんですけど，建築は想像力をすごく使うんです。自分の想像性を高められるので，年齢を問わず良い遊びなんじゃないかと思います。


4Gamer：
　それではゲームの「フォートナイト」についても教えてください。お話を聞いていると，結構やり込んでいるようですけれども。

最上もがさん：
　ぼくは，そんなには……最近始めたばかりなので，まだ弱くて。ノブオさんは結構長くやってますよね？

ノブオさん：
　2018年内だけで，たぶん600時間くらいやったかな……。シーズン2以降，全部バトルパスを買ってプレイしています。今でも，1日1回は必ず触らないと寝られないような状況ですね。

4Gamer：
　そうなると，戦績も相当いいんじゃないですか。

ノブオさん：
　いや，それがあんまり……。でも，「フォートナイト」は上手い下手で語るものじゃないと思うんですよ！

最上もがさん：
　出た！　エンジョイ勢ですね（笑）。

ノブオさん：
　そう，エンジョイ勢（笑）。でもエンジョイ勢が，ここまで飽きずに遊べるってすごいと思うんです。
　突き詰めようとすると奥深いから，より上手くなろうと思える。遊ぼうと思えばビクロイに関係なく，ただ建築で高い建物を作って，上から敵を見下ろすなんてこともできる。本当にいろんな遊び方ができるんです。

最上もがさん：
　パターンが豊富ですよね。建築があることによって，いろんな戦い方ができる。逆にそのせいで難しくなっているところもありますけど。

ノブオさん：
　ショットガンしか出ないモードやスナイパーしか出ないモードも配信されているので，戦略や戦術もいろいろ変わってくるんですよね。

最上もがさん：
　武器によって得意不得意がありますもんね。

ノブオさん：
　例えばショットガンは射程が短いから，それこそ高台を作って上に登ってしまえば弾が届かない。まさに無限の戦略立てができてしまうんですよね。本当にすごいゲームだと思います。


4Gamer：
　最後に，今回発売される「フォートナイト」のオススメポイントを教えてください。

最上もがさん：
　本当にクオリティが高くて，とくに可動域がメチャクチャ広いんです。自分の好きなものだけでなく，いろんなスキンをそろえて組み合わせると楽しいんじゃないでしょうか。
　こうして30代の2人がキャッキャしながら遊べたので，年齢を問わず楽しめるフィギュアだと思います。

ノブオさん：
　格好よさと可愛らしさのバランスが絶妙ですよね。

最上もがさん：
　そうなんです！　男女問わず楽しめますよね。

ノブオさん：
　僕は，ゲームと同じでエンジョイ勢とガチ勢にそれぞれの遊び方があるんじゃないかと思いました。笑いながら遊ぶのもいいし，ガチガチに考えながら建築を進めるのもいい。どちらのタイプでも楽しめるので，「フォートナイト」ファンの方にはぜひオススメしたいです。

最上もがさん：
　たくさんの資材がセットになった「ターボビルディングセット」をいくつか使って，大きな要塞を作ってみるのも面白そうですよね。

ノブオさん：
　そうやって作ったジオラマを，今度はゲームの中で再現してみるのも面白そうですよね。

最上もがさん：
　メッチャやってみたいです！　いろんな楽しみ方ができるので，ぜひ遊んでみてください。

4Gamer：
　ありがとうございました。

「タカラトミー フォートナイト フィギュアシリーズ」公式サイト