「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」のスクリーンショットやアートワーク，各職業のイラストを掲載

　アトラスは本日（2012年3月8日），7月5日に発売を予定しているニンテンドー3DS用ソフト「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」の第一報を公開した。


　今回は，2月27日に公式サイトで掲載されたストーリーや世界観，イントロダクション，キャラクターなどが，改めて公開された形となる。
　「世界樹の迷宮」といえば，「Wizardry」でおなじみの3DダンジョンRPGのスタイルに，ポップなデザインのキャラクターデザイン，多彩なキャラクターメイク，タッチペンを使った手書きでマッピングを行うシステムなどの要素を盛り込んだ，アトラスの人気シリーズ。
　4作めとなる世界樹の迷宮IV 伝承の巨神では，キャラクターデザインに日向悠二氏，モンスターデザインに長澤 真氏，サウンドに古代祐三氏と，シリーズおなじみのスタッフが名を連ねている。ディレクターを勤めるのは，「HOSPITAL. 6人の医師」でディレクター，「ペルソナ4」「真・女神転生III-NOCTURNE」でバトルプランナーを担当した金田大輔氏だ。

山本二三氏

　さらに本作では，今回，新たに美術背景として山本二三氏が加わっている。氏はこれまでに，「未来少年コナン」「天空の城 ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」など，知らぬ人はいないさまざまな作品で美術監督を務めてきたベテランだ。
　氏によって本作ではどのような世界が描かれるのか，今から楽しみである。



　さて，公開されている基本システムにも触れていこう。まず，「これがなければ世界樹ではない」と言える，上画面に3Dダンジョン，下画面に手書きのマップというスタイルは，本作でももちろん健在。今回はプラットフォームがニンテンドー3DSとなったことで，立体感のあるダンジョン探索ができそうだ。
　さらに本作ではダンジョンだけでなく，モンスターも3Dモデル化されている。これまで赤や黒のシンボルで表現されていたフィールド上の「F.O.E」にも3Dモデルが採用されており，その動きをよく確認すれば，戦闘を回避するヒントにもなるそうだ。

上画面

下画面

　本作での新要素として明らかにされているのが，「気球艇」を使った探索である。気球艇から大地に点在する迷宮を空から見つけ出し，貴重なアイテムを入手したり，ストーリーに関わるイベントに遭遇したりしていくようだ。
　スクリーンショットからは，前作「世界樹の迷宮III 星海の来訪者」にあった「航海」のような，探索要素を含んだ内容に見えるが，どういった仕組みになっているのだろうか。


　そしてもう1つ，本作から実装される「カジュアルモード」にも触れておきたい。これはシリーズ初プレイの人やあまり時間のない人に向けた，通常よりも難度の低いモードだ。ただし公式ブログによれば，これを実装することにより「カジュアルモードがあるのだから，安心してノーマルモードの難度を上げられる」という狙いもあるらしい。
　3DダンジョンRPGファンには，シビアなバランスを好む人も多いと思うが，この狙いには期待が高まるというものだ。

　最後に，本作に登場する7種の職業のキャラクターイラストと，ストーリーを掲載する。各職業の詳細は今後公開されていくとのことなので，まずはビジュアルからどのようなパーティが編成できるか妄想しつつ，続報を待とう。

パーティーを引っ張る切り込み隊長 ソードマン	回復のスペシャリスト メディック
味方を守る鉄壁の要塞 フォートレス	属性攻撃のエキスパート ルーンマスター

相手を弱らせ止めを刺す ナイトシーカー

遠くの敵でも狙い撃ち スナイパー

踊りで味方をサポート
ダンサー

STORY
最果ての街、タルシス。
その街で遥か遠方、前人未到の地には、
世界樹と呼ばれる巨樹が立っていた。

世界樹にはかつてより
人々を永劫の楽園へと誘う何かが
眠っていると語り継がれている。
その伝承の真偽を確かめるべく
街を治める領主は、あるとき大陸全土へ
以下のような知らせを発した。

世界樹に至り、その真実を解明せよ！

風のように駆け巡ったその知らせは、
数多の冒険者を街に引き寄せた。

君もまた、飽くなき好奇心を胸に宿し
街を訪れた冒険者の一人である。

その目的は一つ、世界樹の真実を
解き明かし、富と名誉を掴むことだ！
さあ、君の冒険を始めたまえ！

「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」公式サイト