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「『黒い砂漠』×動物保護プロジェクト」で神奈川県がゲームオンに感謝状。神奈川県庁で行われた贈呈式の模様をレポート
このプロジェクトがスタートしたきっかけは,2月1日に「ArcheAgeの森プロジェクト」で神奈川県庁から感謝状を贈られたときの歓談中に,神奈川県知事の黒岩祐治氏が「神奈川県では犬や猫の殺処分をゼロにしようという活動を行っていて,その一環として老朽化した動物保護センターの建て替え基金を募っている」と話したことだった(関連記事)。
それを聞いたゲームオン代表取締役社長 イ・サンヨプ氏が,その後,「黒い砂漠」日本運営プロデューサーの麥谷将人氏らと企画,調整を進め,「柴犬」がゲームに実装されるタイミングに合わせて,5月3日に秋葉原で行われた「Pmang感謝祭」で「黒い砂漠×動物保護プロジェクト」を発表した(関連記事)。
「黒い砂漠×動物保護プロジェクト」は,クラウドファンディング「COUNTDOWN」を利用して募金活動が行われた。TOKYO MXで放映中のサブカル情報番組「GOD ENGINE TV」で「黒い砂漠」をプレイする声優の後藤友香里さんや,後藤さんの所属する声優ユニット「Trefle」の協力を得て集められた154万2500円が神奈川県動物保護センターと,京都動物愛護センターへ寄付されている。今回贈られた感謝状は,その活動に神奈川県が感謝の意を表したものだ。
「黒い砂漠」公式サイト「GOD ENGINE TV」ページ(過去放映分のアーカイブなど)
贈呈式のあとの歓談で黒岩氏は,2月のきっかけを話題にあげ,「こんなに(動物保護募金への)対応が素早いのでビックリしました」と驚いていた。
「ArcheAgeの森プロジェクト」での感謝状を贈られたあと,イ社長から話を持ちかけられた麥谷氏は,現在2匹の猫を飼っていて,また実家が犬を飼っていることもあり,何か貢献できたらと考えていたという。
そして,このプロジェクトを進めるにあたり,実際に神奈川県動物保護センターと京都動物愛護センターを訪れ,動物と触れあってみて,何とか助けてあげたいという気持ちになったそうだ。「黒い砂漠」の開発元であるPearlAbyssも快く協力してくれて,プロジェクトをサポートしたプレイヤーへの称号などの実装が実現できたと説明した。
プロジェクトに協力した「Trefle」のメンバーも動物好きで,猫や犬を飼っているメンバーが多いと話した後藤さん。「今回は,プレゼントとしてサイン入りポスターを提供するに留まりましたが,もし協力できることがあったらTrefleのメンバー全員でご協力したい」と黒岩氏に申し出た。
それを受けて黒岩知事も,「神奈川県にもいろいろな媒体があり,それらとうまく協力できれば,もっと凄いことができそうだ。これをご縁として,また何かやりましょう」と応え,歓談を締めくくった。
贈呈式を終えた麥谷氏は,「凄く緊張しました。事前に表彰状のいただき方をいろいろ調べておいたのですが,知事室に着いたらすべて忘れてしまったので,間違った受け取り方をしてしまったかもしれません」と話していた。その感謝状を受け取ったときには「本当に凄いことができたんだな,と嬉しく思いました」と心情を語った。
後藤さんは「きっともう,一生来られないような豪勢なところ(知事室)に来させていただいて恐縮です。今回はサイン入りポスターを(プロジェクト参加者の)5名様にしかご提供できませんでしたが,次にまた機会があれば協力させていただければと思います」と贈呈式の感想と,今後の抱負を述べていた。
「黒い砂漠」公式サイト
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