プレイレポート
「黒い砂漠」,7月19日のアップデートで格闘家が早くも覚醒。闘神とともに戦場を駆け抜けよう
クラスの実装から1か月を待たず覚醒武器が実装されるのは驚きだが,今回それに先立って,メディア合同の体験会が催された。運営スタッフに教えてもらいながら,覚醒した格闘家をみっちりとプレイしてきたので,そのプレイフィールをお伝えしよう。
武の極みを目指した格闘家。鍛錬の果てに新たな力「闘神」に目覚める
素手で戦うという,これまでの黒い砂漠になかったコンセプトのクラス,格闘家。「闘神甲」と呼ばれる武器は,見た目こそ通常武器「手甲」とそれほど大きな違いはない。しかし,そこから繰り出される攻撃は,覚醒前の攻撃をはるかに超えるだけでなく,同時に「闘神」を呼び出す効果もある。
闘神については,公式サイトでバックストーリーが公開されている。それによると,格闘家が新たなる武の境地へ至るために修行を重ねた結果,髪の色が黄金色に変わってしまうほどの力を手に入れる。しかし,その力を制御できず,力は格闘家の身体から抜けてしまい,自身の姿をした形になって具現化されてしまったのだという。
この“具現化された力”が,闘神であるようだ。闘神は大きさこそ格闘家とほぼ同じだが,その姿は黄金色をした仏像や仁王といった印象。闘神は一部のスキル使用時に出現し,敵を攻撃したあとに消える。プレイヤーは,その行動を操作することはできないので,スキル攻撃時に出現する追加攻撃してくれるNPCだと考えておけばいい。ただ,闘神が出現するスキルのいずれかがクールタイムの間は,スキルを使用しても闘神は出現しない。
格闘家の覚醒武器「闘神甲」を入手するには,ほかのクラスと同様にレベル56以降に闇の精霊から受けられる覚醒武器クエストをクリアする必要がある。
闇の精霊やミラノ・ベルッチなどからのクエストをクリアしていくと,覚醒武器「闘神甲」を入手できる。この闘神甲を身につけることで使えるスキルは,覚醒前のスキルとはまるで性質が異なる。
覚醒前の格闘家は,特定のスキルを連続で放ってダメージを与えるコンボ型のクラスだったが,覚醒後のスキルは一発の攻撃力が非常に高く,力で押しきれるタイプに様変わりする。それを後押しするかのように,覚醒した格闘家のスキルには,スーパーアーマー属性が付いていたり,前方ガード効果が付いていたりと,いかにもゴリ押ししてくださいといった性能になっている。そんな格闘家の,覚醒スキルの一部を紹介しよう。
どのスキルも威力が高く,申し分のない性能だがEキーで使用できる投げスキルの「崩落撃」には少し注意が必要だ。「崩落撃」を使用後,スキルのクールタイムを待たずにもう一度使用すると,通常武器スキルの「喧嘩殺法」が発動するため覚醒が解除されてしまう。くれぐれも,確実に投げを決めようとしてEキーを連打することは控えたい。
攻撃時のエフェクトも派手になり,覚醒前の格闘家とはまた違った爽快感が得られる覚醒した格闘家。それ以上に,通常の格闘家よりも楽に戦えるという印象を強く受けた。
格闘家と言えば,さまざまなスキルを使い分けてコンボを叩き込むのは爽快ではあるが,逆にあまりミスが許されない戦い方だ。しかし,覚醒後の格闘家は攻撃力の高さに加えて,前方ガード効果やスーパーアーマー属性の付いたスキルのおかげで,わりと大雑把な戦いでも問題なくプレイできる。もちろん,単発で倒せない敵に対しては,通常のクラスと同様に連携という形でスキルをつなげて大ダメージを与えていく必要がある。
それでも,操作難度で言えば覚醒前のほうが難しいぐらいだ。とくに移動や攻撃,さらにはHP回復も付いている螺旋弾は破格の性能で,ある程度装備が整っているなら,これを使っているだけでも良いのではという気持ちになる。持久力がなくなるまで連続で使っているだけで,かなりのダメージを与えられるはずだ。
螺旋弾で倒しきれず,敵に囲まれてしまったら「瞬動・極」や「暴虐轟沈」で逃げてしまえばいい。スキルを使いすぎて闘志が減ったなら,闘神甲修練や奈落旋脚で攻撃をしながら簡単に回復ができるので,ポーションの必要性も感じない。
もちろんこれらは,ある程度の装備があっての話だ,それを差し引いても非常に使いやすく,そして強いクラスとなっている。強いて欠点を挙げるとすると,「レベル56まで上げるのが大変」……だったのだが,それも7月12日のアップデートでレベル60未満のキャラクターの必要経験値が緩和されており,レベルが上げやすい環境が整っている。
ここまでされたら,もう格闘家を覚醒させるしかない。いや,覚醒させるべきだろう。この夏はぜひ,格闘家を育てて,パワフルかつ豪快な覚醒スキルを楽しもう。
「黒い砂漠」公式サイト
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