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「カードファイト!! ヴァンガード」,「WGP2018」金沢大会のレポートが公開
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印刷2018/12/06 20:34

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「カードファイト!! ヴァンガード」,「WGP2018」金沢大会のレポートが公開

カードファイト!! ヴァンガード
配信元 ブシロード 配信日 2018/12/06

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>


WGP金沢大会レポート!(ライター:神田一)

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国内8か所で行われている「カードファイト!! ヴァンガード」の大型大会イベント「WGP2018」も、後半戦に突入!今回お届けするのは、11月24日に石川県金沢で開催された大会レポートだ。

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金沢会場は大阪や名古屋からも遠征が多かった地区だが、北陸新幹線の開通で関東圏からの遠征者も多く見受けられた。

『The Answer of Truth』の発売から1週間。新たに登場した《ギアクロニクル》《グレートネイチャー》《ジェネシス》は、デッキの研究も進められたが、当然対策も研究されている。新たなカードが、環境どのような影響を与えたのかも気になるところだ。
今回は「スタンダード」と「プレミアムスタンダード」の両方に目を向けて、現在の環境について見ていこう。

■トリオファイトの使用クラン分布

まずは「スタンダード」フォーマットで開催された「トリオファイト」の使用クラン分布を見てみよう。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 「カードファイト!! ヴァンガード」,「WGP2018」金沢大会のレポートが公開
トリオのクラン分布

東京・名古屋に引き続き、人気のクランは《ネオネクタール》と《エンジェルフェザー》。それを追うように『The Answer of Truth』の3クランが多く使用されているという結果になった。
とはいえ上位2クラン以外の使用率は僅差。大会の上位でもそれは変わらず、ベスト8の時点でも13クランが使われているという状況だった。

■トリオファイト決勝戦カバレージ
多くのクランが参戦するトーナメントを勝ち抜いて決勝戦に残ったのは、方向性の異なる2チームだった。

予選から全勝で勝ち抜いたのは、大将「かのと」選手が率いる《ネオネクタール》《オラクルシンクタンク》《エンジェルフェザー》という、このWGPでは「鉄板」ともいえる3クラン。

対するは、大将「HOOK」選手を筆頭とした《グランブルー》《ディメンジョンポリス》《ペイルムーン》のチーム。今期のWGPにおいてはダークホースとも言える3クランだが、チーム戦績6勝1敗で勝ち抜いてきた。

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左奥が《グランブルー》のHOOK選手、右奥が《ネオネクタール》のかのと選手。

大将戦はかのと選手の《ネオネク》と、HOOK選手の《グランブルー》が対戦。

先攻1ターン目、かのと選手は「鈴蘭の銃士 レベッカ」にライドすると、さらに「フルーツバスケット・エルフ」をコール。即座に「フルーツバスケット」の能力を使って、後列に「プラント・トークン」を2体展開してターンエンド。《ネオネク》の必勝パターンに持ち込もうという流れだ。

対する後攻のHOOK選手は「伊達男 ロマリオ」にライド。さらに「お化けののーまん」の能力でドロップゾーンを増やし、後半に備える構え。

画像集 No.005のサムネイル画像 / 「カードファイト!! ヴァンガード」,「WGP2018」金沢大会のレポートが公開 画像集 No.006のサムネイル画像 / 「カードファイト!! ヴァンガード」,「WGP2018」金沢大会のレポートが公開

先攻2ターン目、かのと選手は「サンライトガーデンの案内人」にライド!トークンを一気に2体増やし、さらに「霊木の賢者 イルミンスール」でドロー。あっという間に強力な攻撃ラインを作り上げて総攻撃を仕掛ける。

対するHOOK選手はヴァンガードの1ラインしか作れない。「大幹部 ブルーブラッド」のドライブチェックでヒールトリガーを引いて回復するも、苦しい展開を強いられる。

かのと選手は「爆・散・トゥメイトー」にライド!イマジナリーギフト【フォース】でリアガードを強化すると、トークンを"収穫"してドローに変換する。空いたリアガードには「パンジーの銃士 シルヴィア」という、申し分ない展開で攻撃へ移る。リアガードの攻撃はガードされたものの、ヴァンガードの攻撃はクリティカルを含むダブルトリガー!ダメージを0対3とし、さらにガードの手札を一気に奪っていく。

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後攻3ターン目にしてかなりリードを奪われてしまったHOOK選手は「魔の海域の王 バスカーク」にライドし、能力で「キャプテン・ナイトミスト」を復活コール!さらに「ナイトミスト」が「お化けののーまん」を連鎖的に復活させる。

「のーまん」の能力を再度使用し、これでドロップゾーンが10枚を超えた。「バスカーク」のパワーとクリティカルを上昇させて、攻撃に入る。

「バスカーク」の攻撃に対して少し考えたかのと選手だが、ノーガードを宣言。2ダメージを受ける。しかしダメージでドロートリガーを引いたため、HOOK選手は追撃をリアガードに向けざるを得なくなった。ダメージは2対3、かのと選手の優位が揺るがない。

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先攻4ターン目、かのと選手は「白百合の銃士 セシリア」にライド!【フォース】でヴァンガードを強化すると、リアガードに2枚目の「トゥメイトー」をコール。後列のトークンを収穫すると「セシリア」のコストで合計3つのリアガードサークルを空け、きっちり3体の味方を展開。HOOK選手を攻め立てる。

この猛攻をダメージ1点でしのいだHOOK選手だが、手札を4枚失ってしまった。

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HOOK選手の後攻4ターン目。「バスカーク」の能力で、次はパワー自慢の「逆心の呪術師 ネグロブリーチ」が復活。さらに「悲痛なる銃弾 ナイトゲベール」もコールすると、強力なラインが完成!逆転を狙って総攻撃の指令を出す。

能力ですでにクリティカル2の「バスカーク」のドライブチェックは、なんとダブルクリティカル!ここでガードを貫通していれば逆転だったのだが、かのと選手は完全ガード。左右のリアガードにパワーとクリティカルを割り振って攻撃を続けるが、これまで温存していた大量の手札が、ダメージを通さない。

かのと選手は再度「セシリア」の能力を使ってリアガードを追加すると、さらにトークンを展開。左右にコールした「トゥメイトー」を強化。パワー30000以上の連打で、HOOK選手のガードを突破!6ダメージ目を叩き込んだ。ファイト開始から最後まで理想的な《ネオネクタール》の展開で、かのと選手が勝利を手にした!

先鋒戦は、ここまで個人成績6勝1敗の「罪と罰ちゃん」選手が《ペイルムーン》で《エンジェルフェザー》の「ムラタク」選手に勝利したが、チーム戦績は2−1。かのと選手が率いる3人の優勝となった。

■トリオファイト上位者インタビュー
金沢大会の優勝チームは、大将・かのと選手が《ネオネクタール》、中堅・ひらまつ選手が《オラクルシンクタンク》、先鋒・ムラタク選手が《エンジェルフェザー》と、これまでのWGPで「本命」と言われてきた3クランを使用していた。

今回は、優勝チームの3人にデッキ選択の理由と、現在の「スタンダード」環境についてインタビューした。

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左から、先鋒ムラタク選手、中堅ひらまつ選手、大将かのと選手。

公式Twitterでの紹介はこちら。
https://twitter.com/cfvanguard_PR/status/1066271805826985984

―――優勝おめでとうございます!今回、この3つのクランを選んだ理由を伺ってもいいでしょうか?

かのと「そうですね……上から強いクランを3つ、ですかね」
ひらまつ、ムラタク「(笑)」

―――新しい『The Answer of Truth』も出ましたが、今でもやはりそうですか。

かのと「今でも、たぶん上から3つはこの3クランだと思いますね」
ムラタク「個人的に気になってるクランは《むらくも》ですね。チーム戦ではいいポジションを取ってるかなと思います。《エンジェルフェザー》というか【プロテクト】に対して強いというのが」
ひらまつ「今回は【アクセル】とはあまり当たらなかったですけど、《オラクル》も《むらくも》相手はきつかったです」

―――では、全国大会に向けた意気込みを一言ずつお願いします。

かのと「今日は7勝1敗だったので、全勝目指して頑張ります」
ひらまつ「優勝します!」
ムラタク「全勝優勝して、世界大会に行きます!」

―――ありがとうございます。今日は本当におめでとうございました!

3人「ありがとうございます」

また、今回は惜しくも準優勝だったチームは、大将・HOOK選手が《グランブルー》、中堅・愛と誠ちゃん選手が《ディメンジョンポリス》、先鋒・罪と罰ちゃん選手が《ペイルムーン》という構成。こちらのチームにも、クラン選択の理由や戦い方をインタビューした。

―――今回、この3クランを選んだ理由はなんでしたか?

HOOK「それぞれの好きなクランを選びましたね。自分はずっと《グランブルー》を使っていたので」
愛と誠「そうですね。僕は《ディメンジョンポリス》でも特に「次元ロボ」がずっと好きで使っています」
罪と罰「自分は一時期「ヴァンガード」自体から離れていたんですけど、地元に戻ってきて前から使っていた《ペイルムーン》で復帰しました」

―――今回の戦績は《ペイルムーン》の罪と罰ちゃん選手が7勝1敗とのことで、どのような戦い方だったのか伺ってもいいでしょうか?

罪と罰「今回はグレード1〜2の時点で攻め込んでいくというパターンが多かったです。【フォース】と【プロテクト】のクランに当たりましたが、どちらかと言えば【プロテクト】の方が戦いやすいですね。今回は相手のダメージトリガーが少なかった、というのもあったと思います」

決勝戦では、ダメージ5対5の最終ターンの動きが理想的だった罪と罰ちゃん選手。
「ゴールデン・ビーストテイマー」「ジャンピング・ジル」「パープル・トラピージスト」の能力を連鎖させ、ソウルからのコールで前列をすべてスタンド。最後にダメ押しのフロントトリガーで、ムラタク選手の強固なガードを突破したのだった。

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優勝チームのひらまつ選手、ムラタク選手が気にしていた《むらくも》をはじめとした【アクセル】のクランは、トリオファイトでは警戒すべきデッキと言えるのではないだろうか。

■シングルファイトの使用クラン分布
「プレミアムスタンダード」のフォーマットで開催されている「シングルファイト」は、トリオ以上に混沌とした環境となっている。

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シングルのクラン分布

人気のクランは《ゴールドパラディン》《シャドウパラディン》《バミューダ△》だが、上位7クランまでは大きな差は見られない。

■シングルファイト上位者インタビュー
シングルファイトの優勝者は《ゴールドパラディン》の「速攻【超越】」を軸にした「さえ」選手。

画像集 No.015のサムネイル画像 / 「カードファイト!! ヴァンガード」,「WGP2018」金沢大会のレポートが公開

公式Twitterでの紹介はこちら。
https://twitter.com/cfvanguard_PR/status/1066271981085966336

決勝戦では、グレード1にライドできなかった《ダークイレギュラーズ》の「はれぴん」選手に対して「灼熱の獅子 ブロンドエイゼル」のスペリオルライドを決めての優勝だった。今回は、優勝したさえ選手と準優勝のはれぴん選手に、プレミアムスタンダードの環境についてインタビューした。

―――さえ選手にお聞きしたいのですが、今回使われた《ゴールドパラディン》の強みというのはどういうところでしょうか?

さえ「遅いデッキに対して、スペリオルライドで早く動けるという点と、コンボデッキに対してはカウンターブラストを使わずに動けるカードがGユニットに多い点が強いですね。大会中でも、実際に刺さりました」

―――はれぴん選手は《ゴールドパラディン》をどう見ましたか?

はれぴん「キーになるカードは「神技の騎士 ボーマン」だなと思いました。最初の手札に「ボーマン」を引いているだけで「キルフ」がほぼ確実に使えてしまうので。速攻デッキなのに安定しているというのは……」

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―――確かに、安定して動ける速攻デッキというのは恐ろしいですね。あとは【超越】のコストがあるだけで動けてしまいます。

はれぴん「いろんなデッキに対して、動き出す前に動けるというのは本当に強いと思います」
さえ「たぶん今後も使われるデッキじゃないでしょうか」

―――さえ選手は、今日戦った中で「やりにくかったな」というデッキはありましたか?

さえ「そうですね。《ダークイレギュラーズ》のコンボデッキは、やはりやりにくいと思いました」

―――対《ダクイレ》と言えば、はれぴん選手も準決勝で《ダクイレ》のミラーマッチになりましたね。

はれぴん「はい。お互いにミラーの戦い方がわかってたので長期戦になりました。1ダメージでも与えたらそこから攻め込まれるので、途中からはドローしてエンドを繰り返す形で。
最終的には「ブレイドウイング・ティボールド」で山札を回復してからが勝負になるのですが、今回は相手が山札に戻す枚数を見て、相手のガード値を予想して『コンボで勝てる』と判断して動き出しました」

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―――壮絶な戦いですね。

はれぴん「どちらかがミスをしないと、ずっと終わらないですからね」

―――速攻の《ゴルパラ》とコンボの《ダクイレ》は「プレミアムスタンダード」の環境を見る上では外せないデッキになりそうですね。ありがとうございました!

《ゴルパラ》と《ダクイレ》は、方向性は違えど「プレミアムスタンダード」らしい「カードの組み合わせの妙」のデッキだろう。どちらのデッキも「突き抜けた強さ」を持ったデッキだけに、今後の大会では使い手がさらに増えるかもしれない。

WGP2018も、残すところあと2会場。全国大会に進める枠も残り少なくなり、さらに熾烈な戦いが繰り広げられるだろう。今後のファイトも、要注目だ。

「カードファイト!! ヴァンガード」公式サイト

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