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GIGABYTEがRyzen対応ゲーマー向けマザーボードの特徴を解説。カラーLEDと充実したファン制御機能がポイント
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印刷2017/03/14 18:24

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GIGABYTEがRyzen対応ゲーマー向けマザーボードの特徴を解説。カラーLEDと充実したファン制御機能がポイント

GIGABYTEが展開するAM4搭載マザーボード。ゲーマー向け製品は4製品が展示されていた
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 2017年3月10日,GIGA-BYTE TECHNOLOGY(以下,GIGABYTE)の日本法人である日本ギガバイトは,東京・秋葉原でマザーボード新製品の説明会を開催し,AMDの新CPU「Ryzen」に対応するSocket AM4(以下,AM4)搭載のゲーマー向けマザーボードを披露した。Ryzen 7シリーズの発売に合わせて,ほとんどの製品が市場に投入済みであるが,Ryzen 7の販売が好調なこともあって,そのほとんどが売り切れで再入荷待ちの状況にある。
 そんなGIGABYTE製AM4マザーボードの特徴について,簡単にレポートしよう。


GA-AX370-Gaming 5


Ryzen 7 1800X」とRadeon RX 480搭載グラフィックスカードを使用したGA-AX370-Gaming 5のデモ機
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 発表会の主役として紹介されたのは,GIGABYTEのゲーマー向け製品ブランド「AORUS」から登場した「GA-AX370-Gaming 5」である。
 GA-AX370-Gaming 5は,AMDの「X370」チップセットを採用するATX仕様のマザーボードで,GIGABYTEが現在販売中のSocket AM4マザーボードの中では最上位に位置するものだ。2017年1月に登場したIntel 200シリーズチップセット搭載のゲーマー向けマザーボードが採用するさまざまな機能を盛り込んでいるのが特徴であるという。

GA-AX370-Gaming 5。PCI Express x16スロットは3つあるが,SLIは2-way SLIまでの対応になっている
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RGB Fusionの説明スライド。GA-AX370-Gaming 5の場合,電源部やメモリスロット,右上にある縦長の「Accent LED」,PCI Expressスロット,サウンド回路部分のカバーにカラーLEDを備える
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 1つめの特徴は,マザーボードの各所を彩るLEDイルミネーション機能「RGB Fusion」の採用だ。マザーボード上のLEDを複数のゾーンに分けて,約1677万色の発光色と7種類の発光パターンから,任意のものを選んで光らせられる仕組みである。
 オンボードのLEDに加えて,マザーボード上には市販のLEDストリップを取り付けるピンヘッダを2つ備えているそうで,マザーボードのLEDと合わせて光り方を制御することで,PCケースを派手に彩ることが可能であるという。

 実用的な機能面の特徴として挙げられたのは,ケース内ファンやCPUクーラーのファンを制御するファンコントローラ機能「Smart Fan 5」だ。GA-AX370-Gaming 5には,8つのファンコネクタと計9か所の温度センサーを備えており,どの温度センサーによる計測結果をもとに,どのファンを制御するのかを,設定ソフトウェアでカスタマイズできるのが特徴となっている。

Smart Fan 5の説明スライド。マザーボード各所の温度センサーが計測したデータをもとに,CPUクーラーのファンやケースファンを制御できる
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サウンドチップ自体を2基搭載して,フロント用とバック用で使い分けている
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 GA-AX370-Gaming 5の珍しい特徴に挙げられていたのが,Realtek製のサウンドチップ「ALC 1220」を2基搭載して,1つはバックパネル用,もう1つはフロントパネル用に使い分けているという点だ。
 GIGABYTEのZ270搭載ゲーマー向けマザーボードでは,バックパネル用とフロントパネル用に個別のOPAMP(オペアンプ)を搭載するという仕様を採用しているが(関連記事),GA-AX370-Gaming 5では,サウンドチップ自体を2基にしているわけで,ある意味ではIntel CPU向けマザーボードよりも尖った仕様を採用してきたと言えようか。

 ちなみにWindowsの場合,サウンドチップが複数あると,それぞれを別々のサウンドデバイスとして認識する。そのため,フロントパネルにつないだヘッドフォンでサウンドを聞こうと思ったら,バックパネル側が「規定の(再生)デバイス」になっていて,音が聞こえなかったという事態が起きそうだ。これについてGIGABYTE側に確認したところ,別々のデバイスとして認識するのは確かだが,Realtekのドライバソフトウェア側でまとめて制御する仕組みがあるので,問題とはならないだろうということだった。

 そのほかにも,Error Check and Correct(ECC)メモリの正式サポートや,1000BASE-T LANコントローラとして,Rivet Networks製の「Killer E2500」とIntel製の2種類を搭載することなども,特徴として挙げられている。

※Ryzen 7の内蔵メモリコントローラはECCに対応するが,AMDによるECCメモリの動作検証は行われていないとのこと

Ryzenが実は対応しているECCメモリを,GA-AX370-Gaming 5は正式サポートしている(左)。バックパネル部分に,1000BASE-T対応の有線LANポートを2基装備(右)。Killer E2500搭載はともかく,AMDプラットフォームのマザーボードに,Intel製LANコントローラをわざわざ搭載するというのは,ちょっと珍しい
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 GA-AX370-Gaming 5の税込実勢価格は2万7000円前後から3万円前後と,相応に高価な製品ではあるのは否めない。Ryzen 7と合わせてハイスペックのゲームPCを自作してみたいという人なら,選択肢に入れる価値がありそうだ。

 その他のゲーマー向けAM4マザーボードは,まとめて簡単に紹介しよう。

GA-AX370-Gaming K5:X370チップセット搭載のATXマザーボード。近日発売とのことで,本稿執筆時点では,まだ店頭に並んでいないようだ。ラインナップ的には下位モデルで,「K5」という名前にも関わらず,KillerシリーズのLANコントローラは搭載しない。RGB FusionやSmart Fan 5はサポートしている
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GA-AB350M-Gaming 3:先週末に販売が始まったばかりのB350チップセット搭載Micro-ATXマザーボード。税込の実勢価格は1万3000円前後。やや小さいマザーボードではあるが,RGB FusionやSmart Fan 5には対応している
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GA-AB350-Gaming 3:「B350」チップセット採用のATXマザーボードで,税込の実勢価格が1万5000円前後という手の届きやすい価格が魅力の製品。RGB Fusion対応のLEDイルミネーションは,右サイドのAccent LEDとサウンド回路周辺の2か所に装備。Smart Fan 5にも対応する
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こちらは実機がなく,スライドのみでの紹介となったが,Mini-ITX仕様のB350搭載マザーボード「GA-AB350N-Gaming WiFi」も国内発売に向けて準備中とのこと。Ryzenで小さなPCを作りたいという人には,待望の製品となるかもしれない
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GIGA-BYTE TECHNOLOGY 日本語公式Webサイト

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