「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」の最新トレイラー公開。埃や煙などをリアルに再現するグラフィックス技術「Havok FX」の採用も明らかに

　Ubisoft Entertainmentは，現在αテストが行われているチーム対戦型オンラインゲーム「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」（PC/PlayStation 4/Xbox One）の最新トレイラーを公開し，アメリカ代表としてゲームに登場するSWATチームのメンバーを紹介した。

「Rainbow Six Siege」公式サイト

　FBIに所属するSWATチームは，元海兵隊員でブリーチング（壁や扉の破壊と突破）を専門にするThermiteと，ブリーチ弾を使って高所にある窓や天井などを破壊するAshという2人のアタッカータイプと，バリケード設置が得意なCastle，そして鼓動センサーにより敵の居場所を的確に把握するPulseという2人のディフェンダータイプで構成されるユニットになる。
　公式サイトでは，すでにイギリスのSASのメンバーも紹介されているので，今後はロシアのSpetsnaz，ドイツのGSG-9，そしてフランスのGIGNといった特殊部隊が，順を追って公開されていくはずだ。


　合わせてUbisoftは，「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」がHavokの最新技術「Havok FX」に対応する同社としては初のタイトルになることをアナウンスした。「Havok FX」とは，塵や埃，煙，破片，血糊などを物理演算によってリアルに表現する技術だ。これにより，例えば爆破後の部屋の中をプレイヤーキャラクターが駆け抜ければ，それに合わせて充満している煙やちりが動くといった描写が可能になるはず。CPUベースで処理されるため，GPUの異なるPlayStation 4とXbox Oneにも対応しているとのことだ。


　公開されたスクリーンショットを見る限り，この「Havok FX」によって，迫力満点なチーム対戦を満喫できそうだ。現在，「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」は北米での予約特典としてβテストへのアクセス権を用意している。10月に予定されている正式ローンチを楽しみにしたい。