「Overwatch League」に参加するオーナーと7都市が発表。リーグ戦は2017年内に開始へ

　「Overwatch」（PC / PS4 / Xbox One）のプロリーグである「Overwatch League」に参加を表明した7人のオーナーと，それぞれのチームの基盤となる都市が，コミッショナーのNate Nanzer（ネイト・ナンザー）氏によって発表された。今後も追加されていく可能性は十分にあるが，現時点では以下のとおりだ。


●ボストン
オーナー:　Robert Kraft氏（The Kraft Group会長兼CEO，およびNFLにおけるNew England Patriotsのオーナー）

●ニューヨーク
オーナー:　Jeff Wilpon氏（Sterling Venture Capitalの共同設立者，およびMLBにおけるNew York Metsのチーフ・オペレーティングオフィサー）

●マイアミ-オーランド
オーナー:　Ben Spoont氏（MisfitsのCEO兼共同設立者）

●サンフランシスコ
オーナー:　Andy Miller氏（NRG ESportsの会長兼設立者）

●ロサンゼルス
オーナー:　Noah Whinston氏（ImmortalsのCEO）

●上海
オーナー: 　NetEase（中国のインターネットテクノロジー企業）

●ソウル
オーナー:　Kevin Chou氏（Kabam共同設立者）


　Overwatch Leagueと距離を保つかのように，ここのところ，e-Sportsのプロチームが次々と撤退しているというのは，本誌連載記事の「奥谷海人のAccess Accepted第543回：e-Sportsにおけるオーバーウォッチの光と影」でも紹介したとおりだ。今回発表されたオーナーのラインアップを見ると，Misfits，NRG ESports，そしてImmortalsが加わったことは楽しみなところであるが，現時点では具体的なチームメンバーやリーグスケジュールなどについてはアナウンスされていない。

　公式サイトの発表によると，「第1シーズン」を迎えるにあたり，各チームにしっかりと準備させる予定で，マッチは毎週木曜日，金曜日，土曜日の3日間にロサンゼルスにあるe-Sports専用アリーナで開催されるという。その後，別のチームがホームベースにしている各都市へと巡業していくことになると思われる。また，公開されたナンザー氏のメッセージによると，ヨーロッパでもチームが募集されているのは間違いない様子だ。

　実際に盛り上がってくるのは，各チームのメンバー構成やチーム名称などが発表されてからになると思われるが，今後の展開を楽しみにしたいところである。

「Overwatch」公式サイト