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ハロー!Steam広場 第173回:夢の100両編成も可能。チェコ発の鉄道経営シミュレーション「Mashinky」
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印刷2017/10/24 12:00

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ハロー!Steam広場 第173回:夢の100両編成も可能。チェコ発の鉄道経営シミュレーション「Mashinky」

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「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ステルスプレイに徹するはずが,気付けば最前線で両手斧を振り回している上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第173回は,鉄道経営シミュレーション「Mashinky」を紹介しよう。経営シムなのにお金に余裕があるので,100両編成の列車を走らせてみたり,無駄に長い路線にしてみたりと,普通の経営シムなら一瞬で破綻しそうなことでも余裕で実現できるのが,本作の面白いところだ。



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夢の100両編成も可能。チェコ発の鉄道経営シム「Mashinky」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はチェコのゲーム開発者Jan Zelený氏が手掛ける鉄道経営シミュレーション「Mashinky」を紹介しよう。

 本作の舞台となるのは,東欧の辺境にある田舎町。ゲームは,1920年という産業革命の真っ只中から始まるものの,プレイヤーに用意された地域には交通系のインフラが一切ない状態だ。ここに鉄道を敷いて会社を経営していくのが,本作の大きな目的となる。

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 経営といってもやること自体はシンプルだ。それぞれの町に駅を置いて線路でつなげ,列車を走らせておけば,それだけで利益になる。駅や列車の維持費は安いので,余程のことをしなければ赤字になることはない。むしろ,割と早い段階で使い切れないほどの資金が集まるので,思い付いたことをどんどん実行していける。

100両と言われてもピンとこないだろうが,向こう側の線路に見えるのも手前の車両の続きだ
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 例えば,100両編成の列車を走らせてみたり,無駄に長い路線にしてみたりと,普通なら一瞬で経営破綻しそうなことでも余裕で実現できる。
 また,本作では地形そのものをいじれるので,山をたくさん作って中にトンネルを通したり,崖を作ってその上に橋を通したりといったことも可能だ。ほかにも,いろいろな種類の木を植えたりもできる。

ビルドモードに入ると,マップがボードゲームのようなビジュアルになる。[Space]キーを押すと,そのままシームレスに3D描写になるのが面白い
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 本作は常にフリーカメラなので,こうして自分で作り上げた景観を自由に見回せる。加えて,車両の窓から顔を出して外を眺めるという視点も用意されているので,単に列車を走らせているだけでも楽しいし,自分で汽笛を鳴らせるなど,芸も細かい。
 また車両視点だと,「このあたりが寂しいからもっと木を植えよう」といった細かい部分にも気付ける。そうなると,経営そっちのけで景観作りに励んでしまい,気付いたら植木職人化していることも。

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 ゲーム自体はクエスト主導で進行する形になっており,与えられた目標をこなすと時代が進んでいく。ゲームの進行に関わるクエストは「Era quests」「Event quests」の2種類あり,Era questsをクリアすると次の時代に移り変わる。Event questsはクリアするとお金や資材がもらえるので,しっかりとこなしていきたい。

時代が進むと扱える列車の種類も増えていく
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 木や石炭といった資材はグレードの高い列車を作るのに必要だ。上述のEvent questsでも手に入るが,基本的には自分で生産していくことになる。資材を生産するには,資源のあるエリアに駅を建てるだけでよい。ただ,そのままでは資材として利用できないので,一度加工場に輸送する必要がある。

 つまりプレイヤーは,人を運ぶための旅客列車と,資源・資材を運ぶための貨物列車の2つを同時に運用することになる。時代が進むと資源の種類も増えるため,それに合わせて路線の増設や撤去といった作業も必要になってくる。路線が複雑になってくれば,信号などを使って列車の運行を管理しなければならない。

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 このように,序盤こそ好き勝手できるものの,時代が進めば経営シムとしての難しさもしっかりと味わえる。もっとも時代を進めるタイミングは自由なので,自分の遊びやすい時代に留まって,延々と景観や路線をいじくり回すことも可能だ。
 もっと歯ごたえのある難度を求めるのなら,ゲームプレイ時の設定でEra questに時間制限を設けたり,マップサイズを広げたりといったこともでき,遊びの幅は広い。

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 本作は2019年の完成を目途に開発が進められており,その期間中には,新しい列車および時代の追加や,マルチプレイモードの実装などが予定されている。だいぶゆったりとした開発スケジュールになっているが,鉄道経営シムが好きな人であれば現時点でもじっくりと楽しめる作品になっているので,ぜひ遊んでみてほしい。



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