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ハロー!Steam広場 第197回:エンジンを積んだ列車を操作する鉄道シミュレーション「Diesel Railcar Simulator」
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印刷2018/05/01 12:00

連載

ハロー!Steam広場 第197回:エンジンを積んだ列車を操作する鉄道シミュレーション「Diesel Railcar Simulator」

画像集 No.008のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第197回:エンジンを積んだ列車を操作する鉄道シミュレーション「Diesel Railcar Simulator」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ステータスをオフラインに切り替えずに,「VR カノジョ」をねちっこく遊ぶ上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第197回は,1960年代におけるイギリスの鉄道をテーマにしたシミュレーションゲーム「Diesel Railcar Simulator」を紹介しよう。本作で操作するのは単なる電車ではなく「気動車」。スロットルやブレーキだけでなく,シフトチェンジもうまく行っていく必要がある。操作は複雑だが,自分の手で操っている感覚が楽しい作品だ。

4Gamer公式キュレーター


※来週(2018年5月8日)の「ハロー!Steam広場」は,筆者取材のため休載いたします。次回の更新は5月15日となりますので,ご了承ください。


画像集 No.011のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第197回:エンジンを積んだ列車を操作する鉄道シミュレーション「Diesel Railcar Simulator」

操作は複雑でも操っている感覚が楽しい「気動車」の運転シミュレーション「Diesel Railcar Simulator」


 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は海外のインディーズ系デベロッパ,Lapiowareが手掛ける「Diesel Railcar Simulator」を紹介しよう。

 本作は1960年代におけるイギリスの鉄道をテーマにしたシミュレーションゲームだ。鉄道シムと聞くと,何もないところに線路を敷いたりして,鉄道会社を経営していくようなイメージを思い浮かべる人も多いだろうが,本作は「電車でGO!」のように,列車の運転に焦点を当てた作品になっている。

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 Diesel Railcar Simulatorというタイトルからも分かるとおり,このゲームの最大の魅力は,やはり「気動車」を操作できるという点に尽きるだろう。気動車,すなわちエンジンを積んだ列車ということで,これを操るにはスロットルやブレーキだけでなく,シフトチェンジを駆使して,エンジンパワーを最大限に活用していかなければならないのだ。

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 また,プレイヤーが操作する列車は排気ブレーキを採用しているため,オーバーランしないように停止するには,排気管のバルブを開閉して,排気抵抗をうまく調整する必要がある。これがかなり難しく,勝手がつかめないうちは手前で止まりすぎてしまったり,停止位置を大きく超しまったりすることだろう。

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 操作こそ複雑だが,その分,自分の手で操っているという感覚は強い。シフトチェンジをする前にいちいちスロットルを戻したり,排気抵抗を最大にしてからニュートラルにして停止したりと,やるべきことは多いが,それぞれがどれ1つとっても面倒ではなく,また意味のあることなので,操作自体が楽しい。このあたりの面白さは,昔ながらのマニュアル車の運転に通じるところがあるかもしれない。

 また,操作しているときの音も素晴らしい。たとえば,シフトアップする前にスロットルレバーを戻すときの“ガチャンガチャン”という機械音や,排気管のバルブを開けたときの“シューッ”という空気の音など,どれも病みつきになる心地良さがある。

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 操作説明をし出すとキリがないので今回は省略したが,ゲーム内のチュートリアルオプションのチェックを外さない限り,どのキーを押すべきかを適切なタイミングで教えてくれるので,運転に関する知識がまったくなくても問題なく操作できる。
 このチュートリアルが鬱陶しいと感じられるようになれば一人前だ。チェックはその時に外すと良いだろう。

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 ここまでゲーム的な要素については触れなかったが,そもそも本作はそこまでゲームゲームしていない。やることと言えば,クライアントを立ち上げて走行したいコースを決めたら,あとは指定走行速度に気を付けつつ,発着時間に間に合うよう運転するだけだ。あえてゲーム的な要素を挙げるとすれば,完走後のスコアくらいだろう。
 スコアは,指定速度通りに走行できたか,駅への発着時間は正確だったか,といった部分が審査されるので,ベストスコアの更新を目指してプレイすれば,ゲーム的な面白も味わえるかもしれない。

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 たとえゲームであったとしても,気動車を運転できる機会など,そうあるものではない。忙しない操作とノスタルジックな作業音に囲まれての仕事はかなり楽しいので,鉄道好きはもちろん,オートマじゃ走った気にならないといった人も,ぜひ遊んでみてほしい。



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