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ハロー!Steam広場 第248回:巨大な竜巻を追跡し,大自然の驚異を記録していく「Storm Chasers」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamで公開されている気になるタイトルを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ヒートシンクで半熟卵を作る上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第248回は,Little Cloud Gamesが手がける「Storm Chasers」を紹介しよう。本作は,巨大な竜巻を追跡して写真におさめるゲームだ。撮った写真はゲーム内の評価アルゴリズムによって得点化され,その総合点を世界中のプレイヤーと競うといった要素もある。
4Gamer公式キュレーター
巨大な竜巻を追跡し,大自然の驚異を記録していく「Storm Chasers」
アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は海外のインディーズ系デベロッパ,Little Cloud Gamesが手がける「Storm Chasers」を紹介しよう。
Storm Chaserとは,竜巻を追跡して観測と記録を行う専門家のことであり,本作ではプレイヤーがその1人となって,大自然の驚異を記録することに挑む。ゲームの目的は,車で竜巻を追跡しながら,その驚異を写真に納めること。撮影した写真は,後述する5つの評価項目で総合的に評価され,その総合点を世界中のプレイヤーと競うといったランキング要素もある。
ゲームを始めたら,まずシングルミッションで基本操作やルールを覚えていく。ゲーム中は常に一人称視点で,徒歩および車での移動は[W/A/S/D」キーで行う格好だ。徒歩移動中は右クリックで撮影モードに切り替わり,その状態でマウスホイールをグリグリするとズームイン/アウト,左クリックでシャッターが切れる。ほかにも[Shit]キーとの組み合わせでダッシュできたり,[C]キーでしゃがめたりと,FPSなどと同じ感覚で操作可能だ。
撮影した竜巻の写真は,「Column Visibility」(円柱の視認性),「Proximity Bonus」(近接ボーナス),「Visible Debris」(破片などの写り込み),「Camera focus on twister」(竜巻へのフォーカス),「Tornado category multiplier」(竜巻の種類による乗算ボーナス?)という5つの項目で評価され,総合得点がはじき出される。
つまるところ得点の高い写真とされるのは,「竜巻との距離が近く,柱の形がはっきり見えており,かつ中心に捉えているもの」ということになる。
ここで注目すべきは「Proximity Bonus」の存在だ。要するに,評価の高い写真を撮るためには,できるだけ竜巻に近づかなければならない。プレイヤーは生身の人間で,当然ながら竜巻を倒すとか威力を無効化するスキルなどは持ち得ない。近づきすぎれば竜巻に引きずり込まれて宙を舞い,地面に叩き落とされてゲームオーバーとなる。
いずれにせよ,良い写真を撮るためには命をかける必要があるが,それに見合った評価点がもらえるので,ランキング上位を狙うのであれば,竜巻に巻き込まれないギリギリのラインを見極め,竜巻が破壊の限りを尽くしている瞬間を,たくさんレンズに収めていきたいところ。
そのオンラインについてだが,現在用意されている対戦モードは得点を競う「Photo」のみとなっている。そのほかのモードについては,今後のアップデートで追加されていくそいうだ。ただ,いずれにせよ日本からだとまったくマッチングされなかったので,対戦を楽しみたい場合は,一緒に遊んでくれそうなフレンドに声を掛けるのが最善手かもしれない。
もし良い写真が撮れたのであれば,Steamのコミュニティに投稿してみるのも面白いだろう。現にSteamのコミュニティページを見ると,ほかのプレイヤーの撮影した写真がたくさん投稿されており,そこから撮影するときのヒントなども得られる。くれぐれも竜巻に近づきすぎないよう注意しながら,Storm Chaserライフを楽しんでほしい。
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