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ハロー!Steam広場 第288回:借金返済のため宇宙船をひたすら解体していくシミュレーションゲーム「Hardspace:Shipbreaker」
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印刷2020/06/26 12:00

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ハロー!Steam広場 第288回:借金返済のため宇宙船をひたすら解体していくシミュレーションゲーム「Hardspace:Shipbreaker」

画像集#001のサムネイル/ハロー!Steam広場 第288回:借金返済のため宇宙船をひたすら解体していくシミュレーションゲーム「Hardspace:Shipbreaker」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamで公開されている気になるタイトルを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,一日中ベルトコンベアの配置について考えている上級工場長にジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第288回は,Blackbird Interactiveが手掛ける「Hardspace:Shipbreaker」を紹介しよう。本作は,宇宙船を専門に扱う企業「LYNX」に10億クレジットという高額の負債を抱えるプレイヤーが,廃船解体業で借金を返済していくという,一人称視点のシミュレーションゲームだ。

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借金返済のため宇宙船をひたすら解体していくシミュレーションゲーム「Hardspace:Shipbreaker」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はカナダのゲームデベロッパ,Blackbird Interactiveが手掛ける「Hardspace:Shipbreaker」を紹介しよう。

 本作は,宇宙船を専門に扱う企業「LYNX」に10億クレジットという高額の負債を抱えるプレイヤーが,廃船解体業で借金を返済していくという,一人称視点のシミュレーションゲームだ。
 プレイヤーは,廃船マーケットから“自腹”で船を購入し,LYNXから貸し出された最新鋭の工具を使って船を解体していく。船をバラして得たパーツは余すところなくお金になるが,工具の使用料はしっかり取られるので,二束三文にしかならないパーツを切り出すのに工具を使っていては,いつまでたっても借金は減らない。なので,効率よくおいしいところだけ解体&回収するというのがポイントになってくる。

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 操作は一般的なFPSと同じで,マウスで視点をコントロールしながら[W/A/S/D]キーで移動する。ただ,プレイヤーの作業場は宇宙にあるので,上昇・下降やブレーキ,ロールといった無重力空間ならではの操作も加わってくる。最初はこの独特の操作感に慣れるのに少し苦労するだろう。

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 船の解体に使うツールは,「カッター」「グラップル」の2つだ。カッターには,パーツの結合部分を熱線で溶かして分断するモードと,エネルギーカッターでパーツを切断するモードがあり,基本的にはこの2つを使って船をバラバラにしていく。とくに切断モードは,“どんな角度からでも”パーツを自由に切断できるのが爽快で病みつきになる。

試してはいないが,公式によると1つの部品を100万個に分割できるそうだ
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 一方のグラップルは,そうして船体から切り離されたパーツを運ぶのに活躍する。プレイヤーの作業場には,そのまま再利用できそうな部品を回収する「Barge」,リサイクル処理が必要な部品を回収する「Processor」,溶解処理が必要な部品を回収する「Furnace」という,3種類の部品回収ゲートがあり,グラップルを使ってパーツを適した場所に投げ込んでいくわけだ。

作業場と回収ゲートの距離が少し離れているだけに,うまく放り込めると謎のしてやったり感がある
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重さのある物体にグラップルをつないで巻けば,そちらに引き寄せられる形で高速移動できる
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 宇宙船は中に入ることも可能。入ったら必ず回収しておきたいのが「リアクター」だ。この部品は高額で買い取ってもらえるぶん,ちょっとの衝撃で核爆発を起こす危険があるので,運ぶのに細心の注意を払わなければならない。プレイヤーが死亡すると解体作業を最初からやり直すことになるので,事故死だけは避けたいところだ。

リアクターは「Barge」扱いなので,すぐに回収ゲートに投げられるよう,ルートを確保しておきたい
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 一回の作業に使える時間は15分で,時間が来ると強制的に清算が行われる。同じ宇宙船の解体を翌日に引き継ぐこともできるが,前述したとおり宇宙船を解体するうえでポイントになるのは,いかに高額な資源を回収できるかなので,おいしいところを回収し終えているなら,新しい船を探したほうがいいだろう。
 清算時にはお金のほかにもアップグレードポイントがもらえ,これを使うことで各ツールを強化できる。序盤は資源の回収額を活動費が上回ってしまい,なかなか黒字にならないと思うが,ツールが強化されていけば効率も上がり,借金返済もはかどってくるだろう。

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 本作のアーリーアクセスは2021年夏まで予定されている。正式版では40時間以上のボリュームを持つキャンペーンモードや,ほかのプレイヤーと課題の進捗を競うリーダーボードなどが実装されるとのこと。とはいえ現状の「借金を黙々と返済していく」という目的だけでも,プレイのモチベーションには十分で,作業ゲームが好きな人には刺さるはずだ。興味があればぜひ遊んでみてほしい。



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