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「ゴシックは魔法乙女」初のライブイベントをレポート。Ryu☆氏が歴代ケイブサウンドをフロアに響かせ,ヒゲのおじさんが息も絶え絶えに熱唱した
これは,「ゴシックは魔法乙女〜さっさと契約しなさい!〜(ごまおつ)」(iOS / Android)の初となるライブ&DJイベント。7月に「ごまおつ」のゲーム内でEDP(EXITTUNES Dance Production)とのコラボイベント“イーストタウンで夏祭り!〜乙女に忍び寄る鈴の音〜”が実施されたことを記念したもので,EDPのRyu☆氏や,オリジナルコンポーザの松本大輔氏が出演した。
最初のパートを担当したのはRyu☆氏。まずは開演を,佐伯伊織さんのボーカルによる「飛翔、戦いの空へ」のRyu☆Remixで飾る。
中盤ではSOUND HOLICのNana Takahashiさんが登場し,オンボーカルの「brave blaze(Ryu☆Remix)」を披露。後半は「首領蜂」ボイスSEのリミックスから始まり,「ごまおつ」の「純白の飄風」やiOS/Android版「デススマイルズ」の「Sky High」,新規リミックスの「魔法学園」,そして年末にPS4移植版が発売予定の「ケツイ 〜絆地獄たち〜」から「INTERCEPTION - 喧騒の街」と「SCAFFOLD」がプレイされる。トリはMayumi Morinagaさんのボーカルによる,「abyss water(Ryu☆Remix)」だ。
brave blaze(Ryu☆Remix) |
abyss water(Ryu☆Remix) |
Ryu☆氏のDJに続くのは“STG STAGE”と題されたコーナーで,「ごまおつ」プロジェクトマネージャー小谷明広氏と,ケイブ広報ぼーりー氏が登壇。ここでは「“とある方”から挑戦状が届いているので,ごまおつトッププレイヤーが受けて立つ」という趣向の催しが行われた。
“とある方”とは,「怒首領蜂大復活」のゴットヴィーン・ロンゲーナ大佐。挑戦の内容は「ごまおつ」の特別ステージ“激難ギルドライブステージ 〜Somebody scream!!!〜”となっており,このステージはSomebody……サンバディ……サンバイ……ということで,敵弾の速度が3倍となっている。また,アイテム類は使用可能だが,ウェイトは使用不可だ。
挑戦するのは,第1回リアルスコア大会の激難ステージカテゴリー優勝者であるkoz氏と,ケイブ祭り2018のスコア大会優勝者であるsimiraaaa氏。実況・解説は,第1回リアルスコア大会の通常ステージカテゴリー優勝者であるサマイゴン氏が担当した。挑戦者達は,事前にテストプレイを行い,それをもとに2018年7月末までに実装されていた全使い魔からデッキを構築するという形で,本番に挑んだ。
トッププレイヤーの前に,まずはRyu☆氏が挑戦。弾速3倍ステージは,単に弾が速いだけでなく発射レートも相応に早まるので,いわゆる「いつもの感じとも言えますし,いつもの感じとも言えます」といった具合の,実にケイブらしい高難度ぶりだ。Ryu☆氏は苦戦しつつも,どうにか約7200万点でのクリアに成功。なお,Ryu☆氏が大勢の前でゲームをプレイするのは,かつてのハドソン全国キャラバン以来だったという。
また,ここでは特別ステージのBGMをRyu☆氏が手がけているということも語られた。しかも,音楽ゲームなどでボス曲を手がけるときの名義である“青龍”として作曲しているそうで,気合のほどがうかがえる。
Ryu☆氏に続いて挑戦するのはkoz氏。途中までは順調に見えたが,ラブマックス発動の調整失敗により障害物地帯でのザコ処理に苦戦し,被弾してコンボが途絶。それでも見事にボスを撃破し,Ryu☆氏を大幅に上回る約3億9000万点を記録した。
koz氏が稼ぎを重視した一方,simiraaaa氏は安全性を重視。サポート使い魔は設置連射系2体とサーチ連射系1体をセレクトし,さらにバリアも使用した。さすがにスコアの伸びはkoz氏に劣るものの,サポート使い魔による弾消しや速攻により,安定した動きで進行。ボス直前において画面端での切り返しに失敗して被弾したが,それはバリアでしのぎ,最終的に4億5000万点を記録した。
このステージは,一般プレイヤーも8月21日13:59まで,ゲーム内でプレイ可能だ。なお,ロンゲーナ大佐の挑戦はトッププレイヤー達に阻止されたわけだが,「獄殺兵器群に少々の被害は出たが(略)我が計画はより完璧なものになるであろう」とのことなので,今後はさらに強烈な虐狂の極悪上弩で,いよいよもって死なせに来るのかもしれない。涙と鼻水の覚悟を強めて期待しよう。
ラストは“ごまおつパート”ということで,オリジナルコンポーザである松本大輔氏が,☆5ガチャ演出と共に登場。まずは「でこぴた☆Fight!!」や「乙女全力☆マジSummer」で穏やかにスタートするが,「ゆっくりなのはここまで」と言って「わたしたち魔法乙女です☆」のエレクトロRemixや,激難スコアアタックBGMの「『激難』の洗礼」などで一気に加速。そしてタイトル未定の新曲や血戒編ステージのBGMラッシュで駆け抜ける。
リザルト画面BGMの「ともに苦難をこえて - 戦況報告」で落ち着いた後,松本氏が「素敵なゲストをお呼びいたしましょう!」と招き入れたのは,イベント“闇に染まる物語〜フェアリーテイル・レヴェナント”で「ごまおつ」とコラボした,バイオリニストの星野沙織さん。星野さんが演奏するのは,コラボステージのBGMに使用された「Final Blow」だ。
星野さんに続いて,総選挙イベントで1位に輝いたカトレアを演じる岡田みほさんと,ダチュラを演じる生田善子さんが登場。松本氏はショルダーキーボードを持ち,さらに高田馬場ゲーセン・ミカドの店長であるイケダミノロック氏もギターで加わり,生演奏をバックにしての「I am JOKER」が披露された。
熱狂のステージもいよいよ最後。そんな大トリは,普通のイベントならば全出演者でライブ書き下ろし曲を演奏したり,主人公の担当声優が主題歌を歌ったりするもの。しかし「斜め上」でおなじみなケイブなので,演じられたのは松本氏が歌う「わたしたち魔法乙女です☆(HIGE Ver.)」だ。松本氏は疲労困憊といった様子で息も絶え絶えだったが,それでも続けられる熱唱にフロアもヒートアップ。場内は暑苦しいほどのノリで染め上げられた。
終演後には,VIPチケット購入者限定の懇親会が行われた。ここでは特別ゲストとして,“IKD”ことケイブ取締役副社長・COOの池田恒基氏が登壇。集まったファンに感謝を伝えるとともに,「ごまおつ」が苦境にあったケイブを支えたことを語り,そのサウンドを手がけ続ける松本氏に称賛を贈った。
サービスインから3年目を迎え,「怒首領蜂」の最終鬼畜兵器を美少女化してみたり,弾速を一気に3倍まで上げてみたり,コミックマーケット94ではブース来場者に等身大カトレア&プルメリアの胸をタッチさせてみたり(関連記事)している「ごまおつ」。その予想もつかない動きは,今後も目が離せない。
「ゴシックは魔法乙女〜さっさと契約しなさい!〜」公式サイト
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ゴシックは魔法乙女〜さっさと契約しなさい!〜
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(C)2015 CAVE Interactive CO.,LTD.
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