2つのサークルを交互に使ってどこまでも進もう。スマホ向けタップアクション「Skyward」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第771回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では「Skyward」（iOS / Android）を紹介しよう。本作は，不思議な空間を舞台に，水色と橙色のサークルを操作してどこまで進めるかを競うというタイトル。パステルカラーで描かれるグラフィックスや，心安らぐミニマルなBGMにも注目したい。

ダウンロードは無料。一定回数プレイすると全画面に広告が表示される

iOS版「Skyward」ダウンロードページ

Android版「Skyward」ダウンロードページ

　プレイヤーが操作できるサークルは，足場に設置されたものと，その周囲を旋回するものの2種類がある。足場を通過するタイミングを見計らって画面をタップすると，旋回していたサークルが着地し，今度は設置されていたサークルがぐるぐると回り出す。これを交互に繰り返してどこまで進めるかに挑戦するのだ。サークルを1つ進めるたびにスコアが増えていき，スコア10ごとに新しいパターンが開放される仕組みになっている。なお，着地に失敗するとゲームオーバーだ。

タイミング良くサークルをタップし，足場から足場へと着地させていく。非常にシンプルなルールだが，足場となるマスは小さいため油断は禁物だ

　「旋回するサークルが足場を通過するときに画面をタップするだけ」というとずいぶん簡単そうだが，サークルは2周すると自動的に消滅してしまうし，足場が分離してこちらのタイミングをずらすギミックも用意されている。こういった要素により，プレイヤーは適度な緊張感を持ってゲームを楽しめるのだ。

ステージは立体的な構造だが，側面に着地したとしても落下する危険はない。重力があるようでない不思議な空間だ

　なお，特定のマークが描かれた足場に着地すると，マークに応じた効果が一度だけ発動する。例えば，2本の矢印が描かれたものならサークルが逆回転し，稲妻のマークなら回転速度がアップするといった具合。ゲーム内ではとくに解説されないので，実践を通じてその効果を確認していこう。

旋回方向が逆になるもの，回転速度がアップするものは焦っているとミスしやすい。マークが見えたら警戒しよう

　本作のグラフィックスは“クォータービュー”で表現されているのだが，場所によってはマスを飛ばすショートカットが可能だ。ショートカットした分もスコアに加算されるので，このことを覚えておくと最短距離を進みつつスコアを稼げる。ゲームに慣れてきたらチャレンジしてみよう。

たとえばこのパターン。本来のルートは水色のサークル左側が順路だが，斜め左上へのショートカットも可能。これで1マスショートカットできる

こちらはさらなる発展系。橙色のサークル右下が順路だが，その右上に着地すると一気に4マスを飛ばせる

　ゲーム性は非常にシンプルだが，テンポよく短時間で楽しめる分，つい繰り返し遊びたくなってしまう本作。全画面を覆うタイプの広告が頻出するのが玉に瑕だが，無料でさっと遊べるゲームを探している人にオススメのタイトルだ。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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