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ペンギンは障害物を避けてどこまで進めるか。スマホ向け高難度アクション「PEN DREAM - ペンドリーム」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第773回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,可愛いペンギンが主人公の「PEN DREAM - ペンドリーム」(iOS / Android)を紹介。障害物にぶつからないでどこまで進めるかを競うタップアクションだが,見た目に反して難度は極悪だ。
iOS版「PEN DREAM - ペンドリーム」ダウンロードページ
Android版「PEN DREAM - ペンドリーム」ダウンロードページ
主人公のペンギンは傘をさしており,振り子のように左右に動きながら下へ下へと落下していく。ステージ内には左右どちらかに障害物が設置されており,これに当たらずにどれだけ進めるかを競うというのが,本作のルールだ。
操作方法は,画面をタップすると傘を閉じ,離すと開くというシンプルなもの。傘を閉じると急降下できるので,例えば右側に障害物があるなら,左側にいるときにタップすれば切り抜けられる。
しかし,この傘を閉じたときの落下速度は非常に速く,加減が難しい。傘が開いたときと閉じたときの挙動に速度差がありすぎて,遊び始めたころは誰もが,開始直後にミスをしてゲームオーバーになるのではないだろうか。可愛らしいイラストからは想像できない難度の高さに,思わず感心してしまったほどである。
なお,指を離して傘を開いた瞬間,ペンギンの挙動は元に戻り再び振り子のように動き出すので,連続タップで様子を見ながら少しずつ先に進む……という戦法は通用しない。障害物はタップ操作で通過しなければぶつかってしまう配置になっているのも,難度を高めている要因の一つだろう。
急降下で障害物を避けたら,どのタイミングで指を離すかが重要だ。距離が近いと高確率でぶつかってしまう |
最初は文房具が障害物として待ち受けているが,距離が伸びると食べ物や虫など種類が増える。やたらとスペースを取るものもあり,うっとうしく感じることもあった |
本作には筆者もさんざん苦労させられたが,プレイのコツは画面をタップして急降下し,障害物が見えたらすぐに指を離すことだろうか。ハイスコアを獲得するには,プレイヤーの動体視力が物を言うのかもしれないが,筆者のベストスコアはわずか「22」とイマイチな結果になってしまった。これでもかなり頑張ったのだが……。
ちなみにGame Centerのランキングを見たところ,トップランカーのスコアは300を超えていたが,たいていのプレイヤーは10〜30台にひしめき合っているようだ。
障害物を避けるだけというシンプルなルールながら,テンポの良さと高いハードルによって,つい繰り返し遊んでしまう本作。何ともキュートな主人公のペンギンや,おそらく開発者の声と思われる効果音など,意外な見どころも多い。サクッと遊べる高難度ゲームを求めている人にオススメしたい一本だ。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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(C)2015 Tatsuya Uchida
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