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日課の改善内容や新種族「カマエル」の実装など「リネレボ」の最新情報が発表に。イベント「LRT 血盟王者決定戦 SEASON3」の模様をレポート
※リネレボにおけるギルドシステムのこと(関連リンク)
「LINEAGE2 REVOLUTION TOURNAMENT」はLRTの略称で知られるリネレボの大会で,「要塞戦」ルールの元,日本一の座をかけて血盟同士のバトルが繰り広げられた。今回はイベント名にあるとおり3シーズンめとなるが,オークや3次クラスが初めて登場しており,激変した環境で血盟がいかに作戦を立てるかも見どころとなった。
予選は2019年6月8日に開始され,5回戦を勝ち抜いたBianco(ハイネス),Waltz(リオナ),Vertex(ハイネス),ぱんどら(カイン)の4血盟が決勝に進出。なお,試合の模様は東京,大阪,名古屋の各会場に中継されており,事前の抽選に当たったプレイヤー達が,声援を送っていた。
※()内の名称はサーバー名
●「LINEAGE2 REVOLUTION TOURNAMENT 血盟王者決定戦 SEASON3」出演者一覧
山下大和氏(リネレボ日本版運営プロデューサー)
李 仁圭氏(リネレボ日本版開発プロデューサー)
OooDa氏(MC・実況)
S嶋氏(解説)
7月には日課の改善,8月には新種族「カマエル」が登場
試合をレポートする前に,リネレボのアップデート情報についてお伝えしよう。
●「不思議の国のアリス」をモチーフにしたアップデートや“日課”の改善内容が発表
まずは,7月5日に実施される「ALICE IN WONDERLAND SPECIAL UPDATE」から。アップデート名にあるとおり,これは「不思議の国のアリス」をモチーフにしたもので,エプロンドレスに燕尾服といったコスチュームや,アガシオン「チェシャ猫」などが登場する。このほかにも,原作の物語にちなんだダンジョンを楽しめるという。
さらに,7月5日には日課の負担軽減も行われる。日課とは,ゲームを円滑に進めるためにこなしておいた方がいいとされる,各種ダンジョン巡りなどのタスク類のことだ。2019年1月に開催されたオフラインイベント「リネレボファンミーティング 〜体験せよ!頂点(3次クラス)を!〜」にて,運営プロデューサーの山下氏が日課の改善に取り組んでいることを公言していたが,それが実現した形となる。
会場で公開されたスライドによると,採集ダンジョンに掃討機能が追加されるほか,曜日/経験値/アデナ/採集の各ダンジョンのすべてを一気に回ったことにできる「一括掃討機能」も実装されるという。そして,これら掃討の恩恵がアカウントに存在するすべてのキャラクターにおよぶ「同時掃討機能」も利用可能になる。つまり,各種ダンジョンを一度に掃討できるうえ,報酬が全キャラに入るわけで,プレイヤーへの負担が軽くなったと言えるだろう。さらに,装備/召喚石ダンジョンが隔日開放されるようになり,収集が楽になりそうだ。
山下氏によると,日課の労力軽減は今回の施策のみで終わるものではないとのこと。プレイヤーの意見を取り入れつつ,取り組みを継続する考えを明らかにした。
このほかにも,ログインするだけでさまざまな恩恵を得られる「メンバーシップシステム」も実装される。これにより,「ダンジョン掃討券」を使わなくても掃討できる機能や,どこからでも倉庫を使える権利などが利用できるようになる。なお,メンバーシップシステムの利用に課金は必要ないとのこと。
●8月のアップデートでは,新種族「カマエル」が実装
残念ながら,今回の発表ではPVの公開に留まり,種族の特徴や使用武器,クラスなどは明らかにされなかった。参考までにPC版のカマエルについてお伝えすると,ボウガン,古代剣,細身剣を装備でき,敵から吸収した魂を消費して,さまざまなスキルを発動させられるテクニカル寄りの種族だ。
PVでも,死にゆく戦士から魂を受け取っていると思しきシーンや,ボウガンらしき武器を携えて降臨する姿を確認できたが,リネレボではどうなるのかが気になるところ。山下氏によると,「狩りでも,PvPでも力を発揮する。実装時のクラスは3種類」とのことだ。特設サイトが7月初旬から中旬にかけて公開される予定なので,続報に期待しよう。
また,「デュアルクラスシステム」の実装やゲーム序盤の改善を行うことも明らかにされた。前者は仕様を調整中とのこと,後者は山下氏曰く,「ゲームを一から作り替えるぐらい」の規模になっているという。
日本一の座をかけて,4つの血盟が激突
ここからはLRTの準決勝戦・3位決定戦・決勝戦についてお伝えしよう。
準決勝第1試合は,Bianco対Waltz。両者がっぷりと四つに組む接戦となったが,終盤に2つの祭壇を手にしたWaltzが決勝進出を決めた。
準決勝第2試合は,ぱんどら対Vertex。こちらはキル数と累計刻印時間の両方で大差をつけたVertexが圧勝し,決勝戦に駒を進めた。
3位決定戦は,Bianco対ぱんどら。ここでBiancoは先の試合での教訓を生かし,Waltzに自らがやられたように,試合後半で強襲をかけて2つの祭壇を確保して,その勢いのまま3位の座をもぎ取った。
決勝戦はWaltzとVertexが3本勝負で雌雄を決することとなった。
1本めは,Vertexが祭壇のバフと物理職の多さによる突破力に加えて,攻められた際も素早く防衛に回る対応力の高さを見せつけWaltzを終始圧倒する展開に。準決勝戦と同様にパワフルな攻めと堅い守りを徹底し,1本めをものにした。
続く2本めもVertexが強さを発揮する。試合開始から10分近くも聖物への刻印を全く許さないうえ,風と地,どちらの祭壇もガッチリと確保。Waltzも果敢に攻め込むものの,Vertexがこれを跳ね返し,キル数で3倍,累計刻印時間で約4倍の差を付けて勝利。2対0でLRTの王座についた。
決勝戦の終了後,両血盟のメンバーは健闘を称えて握手を交わした |
ベスト4の血盟には,山下氏からメダルが授与された |
試合終了後には,ベスト4血盟に合同インタビューが行われたので,その様子をお伝えして本稿の締めくくりとしたい。
●4位:ぱんどら
とと☆@選手:
戦術的はまだ詰められる部分があると思いますが,戦闘力の差が如実に出たという印象です。今回を最後に引退される方もいるので,血盟としてはしっかり外交を行い,ぱんどらに来てくれる方を探すのが大切だと考えています。
――LRTのシーズン2から3へかけての練習で,1番印象に残った出来事はなんでしょうか。
とと☆@選手:
アガシオンの実装ですね。ステータスも上がるんですが,課金できる人とそうでない人の差が開いた原因でもあると思います。戦闘力の差を広げる部分を,イベントやシステムで補ってもらえれば嬉しかったですね。
――LRTでモチベーションを保つのに意識されたことはありますか。
とと☆@選手:
うちはリリース当初から存在する血盟で,戦争をやっていくという方針はほとんどブレていません。メンバーのログイン率も高く,みんなでボイスチャットをしているので,モチベーションは自然に維持できました。
――ありがとうございました。
●3位:Bianco
ぴい選手:
おそらくサーバー移動があるので,Twitterなどでしっかりメンバー募集をしていければと思います。
――LRTのシーズン2から3へかけての練習で,1番印象に残った出来事はなんでしょうか。
いず@選手:
いろいろなサーバーからプレイヤーが集まっているのに加え,血盟としても必要なクラスをスカウトしたりしていますので,戦い方もだいぶ変化しています。ハイネス自体も人口の多いサーバーですから,印象に残った出来事があるというより,日頃から常に熱い戦いをさせていただいている……と考えています。
――LRTでモチベーションを保つのに意識されたことはありますか。
ぴい選手:
Nero,Bianco,Grigioの3血盟で同じ位の強さになるようチーム分けを行い,日々切磋琢磨していました。実力が伯仲している血盟があることが良い方向に働いたんじゃないかと思います。
――ありがとうございました。
●2位:Waltz
Mizzle選手:
新種族カマエルやサーバー移動なども含め,環境がどうなるかですね。次回のLRTに出場するかどうかは,今後の話し合いによる結果次第なんですが,もし出るのであれば,大会前だけではなく,しっかりと準備していきたいです。
――LRTのシーズン2から3へかけての練習で,1番印象に残った出来事はなんでしょうか。
Mizzle選手:
LRTの前にぱんどらさんと戦ったことですね。カウンターを受けて負けてしまったんですが,この経験がWaltzを強くしてくれました。しっかりとカウンターに対策し,戦闘力で勝っている分,安定した立ち回りができるようにしたんです。
――今回の大会に向けて,特別な準備などはされましたか。
Mizzle選手:
皆で固まって動くというよりは,小数のチームで動く血盟ですから,5人パーティの単位でしっかりと連携を取れるように練習をしていきました。
――ありがとうございました。
●1位:Vertex
ryster@選手:
取り組みというのとは少し違うんですが,次回のLRTに向けて改善してほしい点はあります。今回のLRTではボイスチャット関連でトラブルがあり,試合のスタートが大幅に遅れるという問題がありました。選手の耳に,対戦相手や実況の声が聞こえてしまうという状況だったんです。さすがに次回はこうしたことが起こらないことを願っています。みんな,この大会のために課金をしたり,時間を掛けて練習してきていますから。
個人的にはLRTのシーズン1と3で優勝できたので,とりあえず満足ですね(笑)。次のLRTに出るかどうかは,今後ゆっくり考えて決めたいと思っています。
――LRTのシーズン2から3へかけての練習で,1番印象に残った出来事はなんでしょうか。
ちゃっぴぃ@選手:
血盟の人数も多いですから,うまくやっていくのに苦労しましたね。
雷神PANCH@選手:
決勝トーナメントにはお世話になったり,思い出のある血盟さんが多かったので,組み合わせを決める時からいろいろな思いがありました。Waltzさんには以前負けてしまい,泣くほど悔しかったので,直接戦える機会があったのはありがたかったですね。
ryster@選手:
そうした悔しい思いからスタートして勝てた……ということが印象に残っていますね。
――今回の大会に向けて,特別な準備などはされましたか。
ryster@選手:
モチベーションの維持には気を使っていました。
ちゃっぴぃ@選手:
血盟を強い状態のまま維持してきたので,最高の状態で今日を迎えられたと思います。強い人をスカウトするために地方まで出向いたりもしましたし。要塞戦は30人という大人数で戦うものですから,“いかにして全員がうまくなるか”ということにも気を使っています。全員が要塞戦の動画を撮って,これをみんなで共有し,アドバイスしあうんです。1回の要塞戦に3,4時間もかけて話し合うことになりましたが,多い時はこれを週に4回行いました。こうした取り組みが,統率力の高さや精度の高さに繋がったんじゃないでしょうか。前回負けたからこそ,ここまでやれたんだと思います。
――ありがとうございました。
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