力尽きたマッチョマンは坂を転げ落ちる。カジュアルゲーム「ワッフゥゥゥ！シーシュポス」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第1049回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，インパクトのあるタイトルが目を引くカジュアルゲーム「ワッフゥゥゥ！シーシュポス」（iOS / Android）を紹介しよう。
　本作は，スキンヘッドのマッチョマンを操作して斜面を登り，鉄球らしき黒い球をどこまで運べたかを競うという作品だ。ゲーム内やストアの紹介文で言及されていないため断定できないが，おそらくは，ギリシア神話の登場人物シーシュポスが神々から受けた罰（シーシュポスの岩）をモチーフにしたものと思われる。

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「ワッフゥゥゥ！シーシュポス」ダウンロードページ

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　遊び方は，画面の右下/左下にあるバーチャルパッドをタイミングよく交互にタップして足を動かすだけでいい。上手く操作できると，プレイヤーキャラが球を転がしながら坂を登っていく。
　序盤付近は緩やかな坂だが，前進するに従って勾配がきつくなり，球を押し上げようとしても重さに跳ね返されてしまう。パッドをホールドして踏ん張ることもできるが，ジリジリと後退するのでかなり厳しい。こうなると巻き返しを図りたいところだが，踏ん張っている最中にパッドをタップするタイミングがずれてしまうと，あっという間にバランスを崩し，坂を転げ落ちてゲームオーバーだ。

前進した距離がそのままスコアになるのが分かりやすい。プレイしてみた印象では，10メートルを超えたあたりから前進するのが厳しくなった

2つあるバーチャルパッドのうち，片方のみをタップすると片膝をつく。両方をタップすると両膝を伸ばして踏ん張ることができる

　本作で特徴的なのは，マッチョマンが操作に合わせて「ワッフゥゥゥ！」「アーオゥ！」といった，やたらハイテンションな掛け声を発する点だ。最初は異様に思うかもしれないが，繰り返し遊んでいると，プレイヤー自身を鼓舞してくれているような感覚を覚えて，なんだか嬉しくなること請け合い。

スクリーンショットでは伝わらないだろうが，プレイ中はマッチョマンの掛け声でかなり賑やかだ

　マッチョマンの掛け声を聞きながら球を転がすという奇妙なゲーム内容が，不思議とクセになる本作。興味のある人はぜひシーシュポスの苦難を味わってみてほしい。

著者紹介：げっつ☆先生
　ゲーム系フリーライター兼イラストレーターでマンガ描き。ゲーセンに入り浸るか家でゲームをやるかアニメを見るかで悩む毎日だが，隙あらば魔女っ子にも思いを馳せる。ゲーム音楽が大好きすぎ。

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