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「THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR」発表会をレポート。ゲームの詳細や麻宮アテナのVTuber化なども明らかに
「THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR」公式サイト
開場後,まずはNetmarble Japan 代表取締役社長の遠藤祐二氏が登壇し,開会のあいさつを務めた。今回のKOF ALLSTARはIPとしては日本のみならず,世界中で絶大な人気を誇ることから,日本配信を軌道に乗せたのちにグローバルでの配信も予定しているという。そして「NetmarbleとSNKが送る渾身の一作をぜひ楽しみにしていてください」とし,挨拶を締めた。
さらにSNK側からは代表取締役社長の外山公一氏が姿を見せる。外山氏は「KOFは世界中にファンがいる作品です。その魅力を最高レベルのグラフィックスで再現してくれたNetmarbleさんのおかげで,このゲームは世界中で支持されると確信しています」と述べ,SNKが迎える40周年の節目に新たな一歩を踏み出すと,力強く宣言した。
さらにSNK プロデューサーの小田泰之氏からは「KOF ALLSTARの素晴らしいと思うポイントは,世界観にフィーチャーしたコンセプトであること,対戦格闘ゲームをアクションRPGに落とし込んだこと,簡単操作で誰でも最大の爽快感を得られること,そして全シリーズ作品を網羅したボリュームにあります」と語り,本作が“後々のKOFヒストリーを語るうえで重要な位置づけにあるだろう”と称賛の声をあげていた。
続いてゲーム内容の紹介を,Netmarble Japan 運営プロデューサーの清水啓佑氏が行っていく。本作は対戦格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」(ザ・キング・オブ・ファイターズ)シリーズを題材にしたスマホ向けアクションRPGで,ゲーム内には「KOF ’94」から「KOF XIII」までの歴代キャラクターが登場し,ボイス・サウンド・必殺技・コンボを原作そのままに再現しつつ,ハイクオリティな品質で表現しているという。
なお,リリース時点では計82キャラクターが用意され,リリース後はオリジナルキャラクターを提供し,KOF ALLSTARならではの物語を展開するとしていた。
プレイヤーは必殺技や日常風景を切り取ったキャラクターカードを収集・強化し,KOFシリーズらしく3人1組のデッキを編成する。
その後,ストーリーを進める「シングルプレイモード」,最大3人のプレイヤーで強敵とバトルする「マルチプレイモード」,アーケード的な1対1の対戦を楽しめる「PvPモード」などに挑んでいく。ちなみにローディング画面の紹介文を読み取ったところ,ストーリークエストは各シリーズの物語をモチーフにしているらしい。
バトルではキャラクター1体を操作し,スワイプで移動,フリックで回避,タップで通常攻撃,ガード,スキルなどを発動していく。マルチプレイ時は1人1体のキャラクターを操作して戦うという。アクションRPGらしく能動的に遊べる内容になっていたが,その一方で“誰でも簡単操作でカッコよく戦える”ようにしているようだ。
さらに「KING OF CAMPAIGN」と題し,ゲームの配信に向けて5つの施策を実施していくという。とくに麻宮アテナ(’98版)のVTuberデビューは,字面からして中々のインパクトを醸し出している。なお,動画は公式チャンネルにて随時公開していくとしている。
ここでゲストとして「草薙 京」「八神 庵」「クーラ・ダイアモンド」「レオナ・ハイデルン」「不知火舞」「テリー・ボガード」「ルガール・バーンシュタイン」の衣装に身を包んだコスプレイヤー達に加え,ダチョウ倶楽部の肥後克広さん,寺門ジモンさん,上島竜兵さん,ゴールデンボンバーの歌広場淳さん,コスプレイヤーのえなこさんが壇上に姿を見せた。
司会を務めるアンタッチャブルの柴田英嗣さん,東野瑞希さんから「KOFへの印象」を聞かれると,ダチョウ倶楽部の3人は「興味はあったが操作が難しそう」,歌広場さんは「20年以上やっている芸能界きってのKOFファンです!」,えなこさんは「KOFの中でもアテナが一番好きなので,今日はアテナの衣装(’98版)を着てきました!」と返す。
とくに歌広場さんは「僕の好きなキャラはストーリー上では死んじゃったのですが,さっきKOF ALLSTARにいるのが確認できて興奮しています!」とも語り,激動の展開によって次回作で持ちキャラが未参加になってしまうのも珍しくないKOFシリーズのあるあるを,来場者達に思い起こさせてくれた。
ゲストが出揃ったところで,壇上ではKOF ALLSTARの実機プレイが行われることに。はじめにえなこさんと歌広場さんは「経験値クエスト-極限道場-」で,大量の敵を倒しきるタイムアタックに挑戦する。
えなこさんはアテナの「サイコソード」や「サイコボール」で,極限流の門下生を的確になぎ倒した結果“44秒”と好タイムを記録した。続く歌広場さんはベルトスクロールアクション的な攻略法を元に,敵を一か所にまとめ,庵の超必殺技「禁千弐百拾壱式・八稚女」で一網打尽に。タイムも“35秒”とえなこさんの記録を上回り,歌広場さんが勝利した。
ダチョウ倶楽部の3人は「降臨クエスト-欲望の魔神-」で,巨大ボスとのマルチプレイバトルに挑む。プレイ中,動いていないキャラクター(主に上島さん。ボスの攻撃に戸惑う)の姿も散見されたが,3人が必殺技を駆使し,見事ボスを撃破した。清水氏は壇上のプレイを目にし,「ゲームに不慣れな人でも必殺技を使い,たくさんの敵を倒してくれたので自信を持てました」と語っていた。
発表会の最後に清水氏より,本作の事前登録の開始が発表された。また,登録者数が50万人を突破すると,プレイヤー全員に限定衣装ファイター「ちょうエース ユリ」をプレゼントするという。興味がある人は公式サイトをチェックするといいだろう。
なお,今回はダチョウ倶楽部,歌広場さん,えなこさんへんも合同インタビューも行われたので,その様子もあわせて紹介していく。
エアーなのは楽器だけ
――みなさんそれぞれゲームを体験してみたと思うんですけど,いかがでしたか。
えなこさん:
普段,スマホゲームはあまりやらないんですけど,今回やってみて,誰でも簡単に楽しめるってすごくいいなと思いました。リリースされたら遊んでみたいです。
歌広場さん:
僕は格闘ゲームが大好きで,KOFシリーズもずっとやっていました。でも,格闘ゲームって難しいと思っている人がたくさんいるじゃないですか? 今回KOFがスマホでも楽しめるということで,とっても嬉しいです。むしろ「今までなんでなかったんだろう!」って思いました。
上島さん:
いや,もう楽しくてね,我を忘れました。メンバーとやるのもいいけど,最初は1人で実力を上げてから協力プレイしたいですね。やっぱり今回,足を引っ張っちゃったので。ごめんな。
肥後さん&寺門さん:
いやいや,いいんだよ。大丈夫。
上島さん:
だからちょっと,くせになりそうです!(笑)
寺門さん:
僕らみたいな初心者でも,その場で興奮して楽しめたんですよ。しかも50を過ぎているおっさんがですよ? これはよく考えられたゲームなんだなと思います。
上島さん:
ほんとだよ。おれなんかもう57ですよ。ジョージ・クルーニーと同い年だから。
歌広場さん:
例え方がおかしいですよ(笑)
寺門さん:
おれ,トム・クルーズと同い年!
肥後さん:
おれは……寺門ジモンと同い年だから。うちの息子も格闘ゲームが好きで,すごく上手なのよ。僕もちょっと触らせてもらったりするんだけど,技が全然出せなくて無理でした。でも,スマホなら簡単操作で遊べるのでいいですね。
――みなさん忙しいと思うんですけど,ゲームをやる時間ってあるんですか。
歌広場さん:
ゴールデンボンバーは楽器の練習が必要ないので,ゲームをやる時間しかないです! スマホゲームだと家にいなくても移動中にできるので,ずっと遊んでいますね。今ツアー中なんですけど,ツアーの合間にリリースされてくれたら嬉しいです!
――さっきのプレイはエアーじゃないですよね?
歌広場さん:
あれは本当に僕がやっていますよ! エアーなのは楽器だけです!
寺門さん:
ダチョウ倶楽部もネタ合わせる時間とかいらないですから。
上島さん:
僕らもおでんと熱湯風呂だけなので。
肥後さん:
準備はしてもらっていますしね。
寺門さん:
言っておきますけど,おでんと熱湯風呂はエアーじゃないですから。本当にやっていますから。
――えなこさんは日本一のコスプレイヤーとして,今までにどのくらいの数のコスプレをされてきたんですか。
えなこさん:
今年でコスプレ歴10年になるんですけど,100着以上は絶対着ていますかね。
――自分で作ったりも?
えなこさん:
はい,作ったりもしています。
――ダチョウ倶楽部さんもコスプレみたいなのはしていますよね。
寺門さん:
おれらのは着ぐるみでしょ? 着ぐるみは結構着ましたよ。
上島さん:
女装もするしな。
寺門さん:
いろんなキャラクターやってるんですよ。
――思い出に残っているコスプレは?
寺門さん:
怪獣の格好で水泳大会に出て溺れたことありますよ。
肥後さん:
僕はウルトラマンですね。ウルトラマンのコスプレというか,全身塗られて,触るとメイクが汚れるから触らないでくれと。ただただ待機する。それが一番辛くて思い出に残っていますね。
上島さん:
僕は身体中に色を塗られて,結婚式のスーツをボディペイントされたことがありますね。
肥後さん:
でもね,我々のはコスプレじゃないから。
上島さん:
いや,まあ仕事だよな。
一同:
(笑)。
――歌広場さんはゲームイベントにたくさん出演されていますよね。
歌広場さん:
ありがたいことに。今はeスポーツと言って,ゲームを競技化することにすごい力が入っているんです。みんなも注目しているみたいなので,僕もいろんなところに出させていただいています。
――歌広場さん的には,どこを目指しているんですか?
歌広場さん:
そうですねー,ゴールデンボンバーで有名になって紅白に出させてもらったんですけど,もう二度と出ることはないでしょう(笑)。やっぱり「女々しくて」以降,ヒットがないので。だから,個人個人で活動していくしかないなあと思っています。
樽美酒研二はSASUKEの道に進んで,喜矢武豊は役者の道に進んでいますので,僕はゲームの道を進みたいですね。音楽以外のことで頑張っていこうと思います。
――ダチョウ倶楽部さんは3人で協力してゲームをされていましたけど,チームワークは昔から変わってないですか。
肥後さん:
それはもう全然変わってませんよ。変わりようがないってのがありますね。
上島さん:
ちょっと僕はね,これは知っていたんですけど,ちょっと足を引っ張っちゃったかなって,思ったことはあったんですけど,それは本当に悪かったかなって。
寺門さん:
そのおっさんコメント止めろよ!
――台本通りだなってツッコミもあったんですけど。
肥後さん:
竜ちゃんはちゃんと台本通りにやるんですよ。忠実なんです。
寺門さん:
逆に急にパッと振られちゃうと,目が泳いじゃうんですよ。
上島さん:
ギャグはね。ギャグがあるところは台本通りです。そうじゃないところで言っても,「え?」って感じになっちゃいますから。
――調子悪いんですか?
上島さん:
あっはっはっはっは……なぬ?
肥後さん:
調子悪いのかって聞かれてんだよ。
寺門さん:
今日調子いいよ! ちゃんとマックス出てるよ。
上島さん:
いや,調子いいか悪いかっていうと,調子いいわけないでしょ。ギャグに関しては。ねえリーダー?
肥後さん:
いやいや,いいの出てたよ。よかった。
上島さん:
え,よかった?
――今日はゲームのイベントですが,大きなイベントとしてはワールドカップが開幕しましたね。どうですか?
肥後さん:
今日のゲームの試合じゃないけど,試合では強いと言われているチームが負けることもあるので,これはやってみないとわからないよね。楽しみだよね。結構いくんじゃない? 試合もやっと勝てたしね。
上島さん:
そうですよ。
肥後さん:
今グッといってますから。いい感じになるんじゃないかな。
上島さん:
次はコロンビアですね。強敵ですけど。
肥後さん:
強いよね。
寺門さん:
まあ引き分けでOKと思わず,勝つと思ってないと。選手も勝つつもりでいっているんですから。
――期待できそうですよね。
上島さん:
そうですよね。期待します!
――なにか応援コメントをもらえますか? 日本代表に。
上島さん:
本選に行く前に監督が変わったりゴタゴタがあって,パラグアイには勝ちましたけど,強化試合でも何試合か負けて,気持ち的にやっぱり不安はあると思うんですよ。心機一転してロシア入りしましたから,日本を背負って頑張ってほしいです。
寺門さん:
まじめか! 1個ぐらいギャグいれないと。
――やっぱり今日は調子いいんですか?
寺門さん:
今日の竜ちゃんノリノリだから! 人生でマックス!
一同:
(笑)。
――最後に,歌広場さんから代表してコメントを。
歌広場さん:
この「THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR」,スマホで誰でも簡単にできるので,ぜひやってみてください!
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