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AMDとSamsungがグラフィックス技術での協業を発表。RDNAベースのGPUがモバイル向けSoCにも広がる
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印刷2019/06/04 11:55

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AMDとSamsungがグラフィックス技術での協業を発表。RDNAベースのGPUがモバイル向けSoCにも広がる

 北米時間2019年6月3日,AMDとSamsung Electronics(以下,Samsung)は,モバイル向けのグラフィックス技術における提携を発表した。両社によると,AMDがCOMPUTEX TAIPEI 2019で発表したRDNA(Radeon DNA)ベースのグラフィックスIP(Intellectual Property,知的財産,関連記事)をSamsungに供与し,スマートフォンを含むモバイル向けのグラフィックス技術の開発を行うという。この協業により,AMDはSamsungからグラフィックスIPのライセンス料や使用料を得るそうだ。

 Samsungは,スマートフォンやタブレット向けのSoCとして「Exynos」(エキノス)シリーズを開発,販売している。Exynosシリーズは,GPUに英Armが開発したGPU IPコア「Mali」を採用していたが,今回の発表を文字通り受け取るなら,いずれSamsung製SoCにRDNAベースのGPUコアが採用されることになるはずだ。

 一方,AMDは,これまで同社のGPUがカバーできていなかったスマートフォンやタブレットなどのモバイル向け分野に進出することになる。AMDのCEOを務めるLisa Su氏は,今回の協業で「Radeonグラフィックスのモバイル市場に向けた展開によって,Radeonのエコシステムが大幅に拡大する」というコメントを寄せていた。
 実際,これでRadeonグラフィックスは,PC向けグラフィックス,据え置きゲーム機,サーバー&HPC(High Performance Computing)といった市場に続いて,モバイル市場に足がかりを築くことになる。GPUが使われる多くの分野にRadeonグラフィックスが広がると言い換えてもいいだろう。

 ちなみに,AMDにとっては,旧ATI Technologiesが開発して,現在はQualcommが開発を続けているGPU「Adreno」シリーズ以来となる,モバイル分野への再進出となる。今後の展開を注視したい。

AMDによる当該プレスリリース(英語)


  • 関連タイトル:

    Radeon RX 5000

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