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「バイオハザード:ヴェンデッタ」トークショーをレポート。清水崇さん,辻本貴則さんらメインスタッフが制作の舞台裏を語る
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印刷2017/04/26 17:36

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「バイオハザード:ヴェンデッタ」トークショーをレポート。清水崇さん,辻本貴則さんらメインスタッフが制作の舞台裏を語る

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「バイオハザード:ヴェンデッタ」トークショーをレポート。清水崇さん,辻本貴則さんらメインスタッフが制作の舞台裏を語る
 2017年4月25日,都内の新宿ピカデリーにて,5月27日公開予定のCGアニメ映画「バイオハザード:ヴェンデッタ」(以下,ヴェンデッタ)の完成披露試写会が行われた。
 試写会の開始前には,「ヴェンデッタ」のエグゼクティブプロデューサーの清水 崇さん,監督の辻本貴則さん,脚本の深見 真さん,音楽担当の川井憲次さん,原作監修の小林裕幸氏,D・C役のダンテ・カーヴァーさんが同作の制作秘話や見どころを語るトークショーが実施された。本稿では,その内容をまとめてみたい。

 まず辻本さんが,「ヴェンデッタ」の監督を担当することになった経緯を述べた。
 オファーのきっかけは知人からのFacebookのメッセージだったそうで,最初は冗談だと思ったそうだ。しかし,制作を手がけるマーザ・アニメーションプラネットへ行き,清水さんが修正を入れて血のように赤くなったプロット原稿を見て,「これは本当のことなんだ」と実感したそうだ。
 辻本さんは以前から深見さんと一緒に仕事をしたいと思っていたことに加え,清水さんが監修を手がけるということで,「ヴェンデッタ」の制作にはいっさい不安がなかったそうだ。
 さらに,川井さんとアクション監督の園村健介さんの参加も決まり,あとは自分が実力を発揮するだけだと思ったという。

「バイオハザード:ヴェンデッタ」監督の辻本貴則さん
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「バイオハザード:ヴェンデッタ」公式サイト

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 今回,清水さんはエグゼクティブプロデューサーという肩書だが,制作にはどのような形で関わっているのだろうか。小林氏からは,「ヴェンデッタ」では「恐怖の描写を強調したい」というオーダーを受けていたと清水さんは述べる。
 しかし,辻本さんが参加することを聞き,恐怖だけでなくアクションにも力の入った作品になるだろうという思いがあったそうだ。そこで清水さんは,恐怖の演出に注力しつつ,キャラクターを深く掘り下げるため,ドラマ部分にかなりこだわったという。自分(清水さん)と辻本さんの持ち味がうまくミックスされ,良い相乗効果をもたらしてくれたのではないかとコメントした。

エグゼクティブ・プロデューサーの清水 崇さん
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 辻本氏によると,本作ではキャラクターの目の動きや汗の描写など,細かい部分まで丹念に描き込まれているという。また,悲哀が込められたドラマ部分も見てほしいと,ホラーだけではない作品になっていることを強調。「バイオハザード」を知らない女性でも楽しめる作品に仕上がっていると話す。

 続いて辻本氏は,カメラアングルについても言及。本作はCG映画のため,カメラを自由自在に動かせるなどの利点がある。とはいえ,やりすぎると軽く見えてしまうため,そのバランスに苦労したという。ドラマシーンでは実写映画らしいカメラワークを徹底し,アクションシーンではCG映画ならではの縦横無尽なアングルで制作したと,シーンによって演出を使い分けたことをアピールした。
 CG映画でありながらも,実写映画のような感覚で観られることも本作の注目すべき点であるとのことだった。

脚本の深見 真さん
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 続いては深見さんが,本作で「バイオハザード」の世界観を表現するために心がけたことを語った。「ヴェンデッタ」が「バイオハザード」を原作としている以上,その世界観を大きく変更することは許されない。
 深見さんは「バイオハザード」の大ファンであり,ほぼすべてのタイトルをクリアしているほどの熱烈なプレイヤーだという。今回,「ヴェンデッタ」の仕事に参加したことで,「ゲームで遊ぶのは仕事だ」と周囲に堂々と言えるようになったと,半ば本気で話していた。
 ともあれ,ゲームの世界観を壊すことなく映画ならではのアクションが両立した内容を目指したとのことだ。

 川井さんは,清水さんや辻本さんが制作に参加すると聞いたとき,本作がホラーとアクションの融合した映画になることを強く感じた。そこで,激しいアクションの中にもホラー要素のある楽曲制作を心がけたと,作曲するうえでのこだわりを述べた。

音楽担当の川井憲次さん
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 監修の小林氏は映画について,ホラー演出のほか,レオン,クリス,レベッカをいかにカッコよく見せるかに焦点が当たっているので,彼らのイメージが崩れてしまわないようバランスを取ることに気を使ったと話した。清水さんから「レオンの幼少期を描きたい」という提案があったらしいのだが,今後レオンを描きにくくなる可能性があったため,その案にはNGを出したという。
 とはいえ,基本的には制作側の意見を尊重しているため,ほとんど口を出すことはなかったとのことだ。

原作監修を務めたカプコンの小林裕幸氏
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 トークショーの後半ではBSAAのメンバー,D・Cを演じた(モーションキャプチャーや声の演技など)タレントのカーヴァーさんさんもサプライズで登場。キャストやスタッフが常に楽しそうしていたことが印象的だったと,現場の雰囲気について話した。
 同様に,自分も楽しみながら演技ができたと,出演の感想を語る。

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 最後に清水さんが「こんなやんちゃなメンバーが作った映画ですが,観ていただけたら,きっと納得してもらえると思います。辻本監督が腕を振るった映画ということで,新しい『バイオハザード』を感じてもらえるのではないでしょうか。脚本も練りに練られていて,非常にバランスが取れています。ファンでなくとも楽しめるので,面白いと思ったらぜひほかの人にも勧めてください」と語り,トークショーは終了した。

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