「PUBG」，韓国でKAKAO GAMESがサービス。韓国のネカフェ「PC BANG」展開も本格化。PC BANGシェアは「LoL」に次いで2位に

　韓国のKAKAO GAMESは本日（2017年10月24日），「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」の開発元であるPUBG（Bluehole Jinno Gamesが9月に社名変更）と本作の韓国サービス戦略を発表するメディアショーケースを開催した。

　KAKAO GAMESは，11月14日に韓国での「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」のサービスを開始する。韓国のネットカフェDAUM GAME PREMIUM PC BANGでも本格的に展開されるとのことだ。KAKAO GAMESによるサービスは，基本的にはSteam版と同じコンテンツであり，統合サーバーによって世界中のプレイヤーと対戦できる。価格は3万2000ウォン（約3200円）となり，これはSteamバージョンと同じだ。
　日本国内におけるDMM GAMESのサービスとほぼ同じものと考えてよさそうだ。


　全国1万2000店舗のDAUM GAME PREMIUM PC BANGでプレイヤーは，自分のSteamアカウントでインストールすることなく，簡単にゲームをプレイすることができる。PC BANGだけの特典なども用意されているようだ。サービス開始後2か月間は，プロモーション期間としてPC BANGへのサービス提供料金は無料となるが，その後はプレイした時間だけ課金される予定である。いわゆる従量性によるサービス提供というわけだ。

　本作は韓国で（政府の審議規制によって）15歳未満はプレイできないゲームとなっているが，KAKAO GAMESは，そうした人たちも利用可能なバージョンをすでに開発し，審査を受けており，2018年第1四半期中にサービスする予定である。
　本作は，韓国PC BANGシェアランキングでも（10月16日時点）40週連続1位を占めている「League of Legend」（シェア25.37％）とわずか1.62％の差で2位に迫っている。「PUBG」の本格的なPC BANGへの展開で韓国国内のシェアは大きく変動するかもしれない。

「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」公式サイト