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ヒロインは正方形!? iOS向け恋愛アドベンチャー「どとこい」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1288回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,iOSアプリ「どとこい」を紹介しよう。一言で表すと,学校を舞台にしたオーソドックスな恋愛アドベンチャーゲームなのだが,実はグラフィックスに大きな特徴のある作品だ。
「どとこい」ダウンロードページ
本作の主人公(名前変更可)は,高校の入学式当日に出会った悪魔から,“美少女の解像度が低くなる”という呪いをかけられてしまう。これにより,主人公は,ヒロイン達の姿を正方形でしか認識できなくなり,普通にコミュニケーションを取ることさえ難しい状況に陥ってしまうのだ。
もちろん,ヒロイン達はずっと正方形というわけではない。恋愛アドベンチャーゲームでお約束の選択肢を選ぶと,主人公に対する好感度が上がり,呪いの効果が弱まっていく。それに伴い,グラフィックスは正方形からドット絵になり,最終的には可愛らしい女の子として認識できるようになるわけだ。女の子のグラフィックスが変化していく様は,まるでゲームの進化を早回しで見ているかのような気分を味わえる。
3週間以内にヒロインの好感度を最大まで上げないと,なにかが起こる模様だ | |
選択肢は色分けされていて,これが各ヒロインに対応している。例を挙げると,青色の選択肢なら,青色の正方形(=ヒロイン)に関するイベントが発生するといった具合だ |
恋愛アドベンチャーゲームでありながら,容姿で攻略対象を選べないという斬新なアイデアが光る一本だ。プレイを進めてヒロイン本来の姿が露わになったとき,「こんな子だったのか!」と分かるのは,ほかのゲームで味わえない感覚だろう。
文章を読むスピードにもよるが,ひとりあたり数十分程度で攻略可能なので,気軽にプレイしてほしい。
著者紹介:オクムラワタル
平成生まれのゲーム野郎。ファミコンとともに幼年期を過ごし,ゲームによって育てられた存在。ジャンルを問わずゲームを愛しており,FPSから恋愛シミューレーションまでなんでもいじる。ちなみに説明書は読まない派である。
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