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盲目の女性がエコーロケーション能力で周囲を把握しながら廃墟の謎を解く。ホラーアドベンチャー「Perception」が5月30日にリリース
本作では,主人公である盲目の女性「キャシー」が,エコーロケーション(反響定位)の能力を使い廃墟となった邸宅に隠された謎を解くという物語が描かれる。
悪夢に悩まされていたキャシーは,夢に出てくる邸宅がマサチューセッツ州のグロスターに実在することを突き止める。実際に訪れてみると,廃墟となっていたその邸宅は,彼女が見た悪夢よりもたちが悪いものだった。
その邸宅には,何世代にもわたり住民を苦しめてきた“恐ろしい存在”が存在し,今やその存在はキャシーを狩ろうとしている。邸宅に隠された謎を解かなければ,キャシーもかつての住民同様,犠牲者の一人になってしまうのだ。
先述したように,キャシーは目が見えない代わりに,エコーロケーションという特殊能力を持っている。
公開されたPVを見れば雰囲気を感じ取ってもらえると思うが,本作では,ゲーム内で生じたさまざまな「音」によって周囲の状況がビジュアルとして可視化される。杖で床を叩くなどして“見えた”風景を頼りに,邸宅を探索していくというわけだ。
しかし音を出すことは,キャシーを追う“恐ろしい存在”に気づかれてしまうことにつながる。戦う武器をキャシーは持っていないので,走って逃げ,隠れ,見つからないように祈るのが“できること”になる。なお,状況によっては,物を投げたり,警報機を鳴らしたりといった「音爆弾」を作って,注意を逸らすこともできるそうだ。
PC版に関してはFeardemicがパブリッシャとなり,すでにSteamにストアページが用意されている。
現時点で日本語はサポートされていないが,かつてKickstarterで出資者を募った際,日本語を含む外国語へのローカライズに関するストレッチゴールを達成していた。そのため,いずれ日本語(字幕)でプレイできる日が来る可能性は高そうだ。
盲目の主人公が見る世界を可視化するという設定自体は,以前4Gamerで紹介した「Beyond Eyes」などでも見られたものだ。とはいえ,音と密接に結びつけ,「音を出さないと周りが見えない」「音を出すと敵に見つかる」というジレンマに陥ってしまうところが,ホラーアドベンチャーという形でどう昇華されるか興味深いところだ。本作が気になった人は,リリースを楽しみに待ってほしい。
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